東大寺の北西にあり、四方を塀などで囲われ内部には立ち入れない。

開催場所 奈良国立博物館 東西新館
住 所 奈良市登大路町50番地(本館住所) 
電 話 TEL:NTTハローダイヤル  050−5542−8600
開催期間   2009年度の場合 
10月24日(土)〜11月12日(木)
開館時間  2009年度の場合
午前9時〜午後6時
金曜日・土曜日・日曜日・11月3日は午後7時まで
観覧料金 2009年度の場合 
当日券: 大人1000円 高校・大学生700円 中学生・小学生:400円
オータムレイト(閉館1時間30分前から入場可)は大人700円(以下略)
 アクセス ・JR奈良駅または近鉄奈良駅から市内循環バス外回り(2番)「氷室神・国立博物館」バス停下車すぐ
・近鉄奈良駅下車 登大路町を東へ徒歩約15分
 国立博物館HP  http://www.narahaku.go.jp/

今年(2009年)は、天皇陛下即位20周年を記念して開催期間が20日に延長されてことも影響しただろうが、入場者数が過去最高の約30万人となった。

毎年この時期になると、奈良公園は、地元奈良・関西圏に止まらず、全国各地からこれを見ようとする人たちで大変な賑わいとなる。

地元にいる私たちは、土・日曜日を避けるのが鉄則だ。
さらに夕方になると比較的空いてくるので、閉館1時間30分前からのみ利用できる割引の(1000円→700円)「オータムレイト」チケットを購入して観覧する。

泊まりがけの人も多く、帰りがけに泊まった宿で来年の予約をする人も多いと聞く。
とにかく開催時期、奈良公園では標準語や全国の方言が飛び交い、正倉院展が全国から集客する大博覧会であることが窺い知れる。

正倉院展 (奈良市)

紅葉には少し時期が早い毎年10月下旬から11月上旬にかけて、奈良公園は時ならぬ賑わいを迎える。奈良の秋の風物詩「正倉院展」が開催されているからだ。

国立奈良博物館新館の会場(2009年度)

奈良公園に建てられた大きな掲示板

正倉院宝物は、過去に虫干しの際に限られた人々に拝観を許したり、外国高官(例、1922年英国皇太子)に開封することもあったが、これはあくまでも例外的なもので、基本的jには非公開である。

戦後間もない1946年に奈良公園内にある奈良国立博物館で第1回の正倉院展が開催され、その後毎年開催されるようになり、2009年が第61回目となった。

毎年展示される宝物は変更され、およそ70点前後が奈良国立博物館東西新館で公開される。
開催期間は、毎年10月下旬から11月上旬にかけての2週間強だが、50回・60回といった節目の年度や、今年(91年)のように天皇陛下即位20年といった記念の年は20日間程度に延長されるようだ。
その年の開催時期については、奈良国立博物館のHPに掲載される。

正倉院(国宝)は、奈良公園・東大寺大仏殿の北西に位置する、高床の校倉造(あぜくらづくり)の倉庫である。

正倉院宝庫は、北倉、中倉、南倉の3つに区分されている。

北倉にはおもに聖武天皇・光明皇后ゆかりの品が収められ、中倉には東大寺の儀式関係品、文書記録、造東大寺司関係品などが収められていた。
南倉には、仏具類のほか、東大寺大仏開眼会(かいげんえ)に使用された物品なども納められていた。

これらを合計した宝物は9000件、点数にすると数万点に達する。


現在は宮内省がここを管理している。
「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコの世界文化遺産に登録されている。