右側三分の一が深くなっていて立湯となっている。温泉は銭湯で入浴数も多いこともあって、循環ろ過している。
都会の真ん中にあるだけに自然の風景は望むべくもないが、それにしてもJR鳥取駅のすぐ近くにあるというロケーションに驚きを感じる。
他の「木島温泉」「元湯温泉」等の共同浴場もこの周辺にあるが、4年前、「日乃丸温泉」という名称が気に入ってここに入浴することにした。
数台分の駐車場があるが、満車だったので目の前のコインパーキングに停めた。
暖簾をくぐって中に入ると、脱衣場に向いた昔ながらの番台があって、そこに座っていたオバサンに350円を支払った。
浴室はタイル張り、風呂は4mx1.5mほど、詰めれば10人が一度に入れる中規模のもので、以前は真ん中にジャグジーが泡立っていたが、今回入浴した際は無くなっていた。
泉質はやや茶色がかって見える原泉温度46.6℃のナトリウムー硫酸塩・塩化物泉(含食塩芒硝泉)で、湯温はかなり熱く体がすぐに赤くなった。
重要文化財・仁風閣
フレンチルネッサンス様式の仁風閣、中国地方屈指の明治建築として、重要文化財に指定された。
旧鳥取藩主の別邸で、1907年、当時の皇太子(後の大正天皇)の山陰行幸の宿泊として、鳥取城跡に建てられた。
「仁風閣」の館名は、同行したロシア艦隊を撃滅した東郷元帥(東洋のネルソン)が命名したもの。
全国でも珍しい県庁所在地の真ん中に湧く鳥取温泉。4年ぶりの再訪だったが、今回は宿泊、市内もゆっくり観光した。
日乃丸温泉はJR鳥取駅から徒歩10分にある温泉銭湯だが、外観・館内とも全く変わりなかった。
鳥取駅から徒歩7~8分の距離にこんな交通標識を見かけた。
鳥取市は中国地方の北東部、鳥取県の北部に位置する県庁所在地で、山陰地方唯一の特例市。しかし、人口密度は全国の県庁所在地の中で最も低い。
本市は大きな液晶工場を擁するなど、山陰随一の工業都市でもある一方で、日本一の鳥取砂丘や白兎海岸などの豊かな自然に恵まれた都市である。
江戸時代は池田氏の治める鳥取藩32万5千石の城下町として栄えた。
池田氏とは織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の3代に仕えた英傑・池田輝政を祖とする一族で、播磨国姫路の他、備前国岡山・因幡国鳥取城等を合わせて九十二万国を有し「姫路宰相百万石」と称された。
さらに徳川家との縁組で家格を引き上げ、明治維新まで繁栄した。
特産品としては、松葉ガニ・白イカ・もさエビ・岩ガキ・20世紀ナシ・砂丘ラッキョウなどがある・
住 所 | 鳥取県鳥取市末広温泉町401 |
電 話 | 0857-22-2648 |
交通機関 | 中国自動車道佐用ICから約75km JR山陰本線鳥取駅から徒歩10分 |
施設(日帰り用) | 休憩室、軽食(18~24時)、駐車場(5台) |
宿 泊 | 不可 |
泉 質 | ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉(含食塩芒硝泉) 源泉温度46.6℃ pH6.6 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 | 6時~24時 |
定休日 | 第2月曜(祝日の場合は翌日)、元旦 |
入浴料金 | 大人 350円 |
入浴施設 | 内湯 男女別各1 |
浴室備品(日帰り) | ディソープだけ置いてあった。(シャンプー無し) |
観光スポット | 鳥取砂丘、鳥取市内(久松公園/仁風閣)・わらべ館・やまびこ館・県立博物館等)、浦冨海岸(4kmの海岸遊歩道)、但馬御火浦、 |
お土産・食事 | 周辺に食事処多数 |
近くの温泉 | 岩井・吉岡・・浜村・鹿野・・三朝・東郷・羽合温泉等 |
鳥取市HP 観光協会HP |
http://www.city.tottori.tottori.jp http://www.torican.jp/ |
雑記帳 | 県庁所在地の真ん中に温泉が湧く都道府県が他にあるかなと考えた。 すぐに思いついたのが愛媛県松山市内の道後温泉と鹿児島市内だった。他にあれば教えてください。 |
玄忠寺
玄忠寺は伊賀上野の仇討ちで有名な荒木又右衛門の菩提寺。
境内には荒木又右衛門所有の太刀や鎖かたびらが保存された遺品館がある。
また、高木啓太郎の羅漢のふすま絵も面白い。
仇討をした伊賀上野(三重県)「鍵屋の辻」は我が家から車で1時間。
少年時代、講談本が愛読だったので、荒木又右衛門所の墓所は是非訪れたかった。
飲み屋街の外れのある日之丸温泉の外観。最初の入浴時は、雪が舞っていた。
入口の大きな暖簾。中に入りと番台が
ある。
下駄箱と脱衣ロッカー、どちらも大きな番号が書かれてある。