津和野温泉 津和野温泉宿 わた屋 (島根県)

第三回九州周遊の最終日、帰路の中継地として、思いがけず温泉があることを知った津和野を選び、一軒宿の「津和野温泉宿 わた屋」に予約を入れた。

ここでは温泉は従、鯉が泳ぐ城下町で知られ、全国の数ある「小京都」を代表する・津和野の観光をメインに置いた。

温かくふわふわの玉子焼きに感激。

畳敷きテーブル席の食事処。

手作り感いっぱいの朝食。

風 呂

じゃらん 口コミ総合 3.9(33件平均 2013.11.21現在)

部 屋 3.6  風 呂  3.6
朝 食 4.3 夕 食 4.7
接客・サービス  4.3  清潔感 3.8 

鯉が泳ぐ城下町・津和野。白壁が続く殿町通りの掘割には色とりどり、大きな鯉がゆったりと泳いでいる。

古賀町とともに鹿足郡を構成する津和野町は、江戸時代、津和野藩亀井家の城下町だった。
明治の文豪、森鴎外の生誕地でもあり、鴎外の記念館も町内にある。

山間の小さな盆地に広がる町並みは、山陰の小京都と呼ばれる。全国に数多くある小京都の中での代表格と言ってもよい。
津和野駅がSLやまぐち号の終着駅でもあり、山口市の萩とセットで訪れる観光客が多い。

鯉が泳ぐ城下町として知られる津和野には、観光スポットが数多くある。JR津和野駅から南に2kmほど続く通り沿いに、アートや歴史的な建物が並び立っている。

主な観光スポットは、白壁と鯉が泳ぐ掘割が続く殿町通り、それに津和野町立安野光雄美術館、葛飾北斎美術館、森鴎外記念館、太鼓谷稲成神社、津和野カトリック教会、津和野城跡など数多い。


全行程を徒歩で周るのにはけっこう距離があるので、レンタル自転車で巡るのがお薦めだ。

10数年前に出版された詳しい温泉ガイドブックに津和野温泉は見当たらず、近年になって掘削した新興の温泉と思われる。

第3回九州遠征のプランニング中、帰途の中継ポイントとして中国地方のどこに泊まろうか、温泉や観光ガイドブッを見ていたら、思いがけず以前から観光したかった津和野に、「わた屋」という温泉宿があるのを見つけた。

さっそく電話で確認したところ、人気の観光地の土曜日にも関わらず空き室が有り、しかも割安の(夕食なし)朝食プラン(税込7,650円)があったので、即決で予約を入れた。

津和野温泉には、詳しく調べてはいないが「わたや」以外の温泉宿は見当たらない。
他に日帰り施設として「道の駅津和野温泉なごみの里」があるのみだ。

部屋は、洋室6、和室21、和洋室3の合計30室。料金は13,000円〜20,000円程度だが、平日及び部屋数限定だが格安な朝食付きや素泊まりプランもある。(詳細・最新情報はわたやのHPを参照)。

上記の通り、口コミ評価での食事は点数が高い。夕食無し/朝食付プランだったため、その裏付けは取れないが、手作り感と温もりのある朝食はとても美味しかった。


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白いプレートに蒲鉾、明太子などが少しづつ。

美味しかった味醂干しの干物(魚名不詳)。

ヨーグルトだったかな?

津和野の町を見下ろせる内湯は6人規模。ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉だが、温泉不足の為に加水しているので、重曹泉のぬめり感は薄い。さらに加温の上循環している。

露天風呂は屋上デッキに造られ、地上18mにあるので眺望抜群だ。他に館外に貸切露天風呂があるが、温泉でないうえに有料(1050円)なので入浴しなかった。

津和野観光に絶好なロケーションにある鉄筋5階建ての「わた屋」

源氏巻。いたる所に、狐色に焼き上げた生地で漉し餡を巻く菓子の店があった。

日本五大稲荷(自称か?)の太鼓谷稲成神社。全部の建物が鮮やかな朱色。

安野光雄美術館。津和野出身の世界的絵本作家の美術館。

津和野カトリック協会。ゴシック様式だが内部は畳敷き。隠れキリシタンと縁が深い。

鷺舞の銅像。弥栄神社に伝わる国の重要無形文化財である古典芸能神事。

裏通りも風情がたっぷり。

周囲を低い山に囲まれた津和野。画面上では見えないが、左手の山頂に日本百名城の一つ、津和野城の石垣が残る。幸運にも早朝、宿のマイクロバスで知られざる津和野を1時間弱案内してもらい、津和野を見下ろす地からこれを撮影した。

料 理

所在地 : 鹿足郡津和野町(かのあしぐんつわのちょう)

温泉名 : 津和野温泉 津和野温泉宿 わた屋 (宿泊日:2013.4.20日)

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 島根県鹿足郡津和野町大字後田ロ82−3
電 話 0856−72−0333
交通機関 中国自動車道六日市ICICから約60km
JY山口線津和野駅から徒歩6分
宿 泊 30室(洋室6、和室21、和洋室3)
料金は13,000円〜20,000円程度だが最新・詳細情報はわた屋HP参照のこと。
泉 質 ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉(加水・加温・循環)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰入浴時間 15時30分〜21時(現地で確認しておらずガイドブックの記事を引用)
定休日 不明
入浴料金(日帰り) 大人 1050円
風 呂 男女別内湯、男女別露天風呂、貸切1(恐らく宿泊者専用)
観光スポット 津和野町域に多数(観光協会HP参照
近くの温泉 願成就温泉、柿木温泉、木部谷温泉
津和野町HP
観光協会HP
わた屋HP
http://www.town.tsuwano.lg.jp/
http://www.tsuwano.ne.jp/kanko/
http://www.tsuwano.jp/main.html

409号室。8畳に左側の広縁とユニットバス(シャワートイレ)が付く。

館内ロビー風景。全館畳敷きでスリッパは置いてない。

わたやの前の掘割、鯉と一緒にアヒルが泳ぐ。