天橋立温泉 智恵の湯 (京都府) |
京都丹後鉄道宮津線の天橋立駅前にあり、天の橋立まで徒歩5分という絶好のロケーションにある天の橋立温泉智恵の湯は、木造、唐破風の古風な外観で昔からの共同浴場と思わせてしまう造りだ。
2つある浴室は日替わりで男女が変るが、この日は男性用だった「ちゑの湯」は、大木の幹の輪切りをくり抜いたと思われる円形工作物を風呂の中央にでーんと配置してあって、この珍妙な風情は温泉好きを喜ばせる造りだった。
京都丹後鉄道宮津線の天橋立駅からは徒歩1分足らず。
ごちゃごちゃしたフロント。この施設にはこんな雰囲気が似合う。
施設名 : 智恵の湯 (入浴日:2019年5月30日) |
在りし日の愛犬アル(ベール)とは、ワゴンに乗せて全国の温泉地を巡った。写真は2005年10月、股覗きで有名な傘松公園まで、ケーブルカーで登った。
所在地 : 宮津市文珠 |
京都丹後鉄道宮津線の天橋立駅前という絶好のロケーションにある天橋立温泉の日帰り温泉施設だ。
オープンが平成15(2003)年とそれほど古くはないが、木造、唐破風(からはふう)の門構えを持つ風情ある建物は、昔からある共同浴場のように思ってしまう。
前からなった古民家とか旅館を改築したのだろうか?、
館名は、近くにある智恩寺が智恵の神様、文殊菩薩を祀るのに由来すると思われる。
館内も温泉好きが喜ぶく鄙びた造りだ。例えば、脱衣所は無骨な木造で、ロッカー番号が今時見かけない漢数字で書かれている。これだけ見ると、ここが明治大正時代の建築に思えてしまう。
2つ有る浴室は日替わりで男女交代する。
この日の男性用は「ちゑの輪」で、浴室内の湯船の真ん中に、奇妙でかなりの大きさの造形物(これがちゑの輪?)が置かれ、そこから湯が落とされている。
これまでの1000ヶ所の浴室で、これほど珍妙なものは見たことは無く思わず笑ってしまった。この内湯には、露天風呂が付いているが、もう一つの「はしだて」に露天風呂が付いているかは不明。
入浴時間は午後12時〜21時迄とスタート時間が遅く、定休日は毎週水曜日と隔週火曜日。
料金は大人(中学生以上)700円、小学生350円.。
当日、女性用だった「はしだて」、露天風呂があるか未確認」。写真は知恵の湯HPから借用。
5,6人が入れる露天風呂は、内風呂と違って材質的に温もりに欠ける造りだ。
泉質は海岸沿いの温泉らしくナトリウムー塩化物温泉。口に含まなかったが、塩味がするはずだ。
木造、唐破風(からはふう)の門構えを持つ風情ある智恵の湯。
2005年に入浴した高級旅館の文殊荘の内湯。
温泉名 : 天橋立温泉 |
住 所 | 京都府宮津市文殊640−73 |
電 話 | 07772−22−1515 |
交通機関 | 京都縦貫自動車道宮津天橋立ICから約5km 北近畿タンゴ鉄道宮津線天橋立駅駅からすぐ |
施 設(日帰り) | 広間、、自販機コーナー、近隣の駐車場利用(料金割引有り |
宿 泊 | 不可 |
泉 質 | ナトリウムー塩化物温泉 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 | 12時〜21時 |
定休日 | 毎週水曜日 各週火曜日 |
入浴料金 | 大人(中学生含む)799円 小学生350円 |
入浴施設 | 内湯男女各1、露天風呂(「ちゑの輪にはついてるが、もうひとつの「はしだて」に付いてるか未確認。 |
浴室備品 | シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット | 天橋立、成相寺(なりあいじ)、智恩寺、傘松公園(天橋立眺望・股のそきで有名) 成相寺は西国28番札所であるが、ここの境内から車で5分(かなりガタガタ道)のところに素晴らしい展望台があり、眼下に天橋立を見下ろせる。 伊根(舟屋、舟屋の里公園、伊根湾遊覧巡り) |
お土産・食事 | 周辺・国道沿いに多数。 |
近くの温泉 | 伊根温泉、奥伊根温泉、岩滝温泉、岩垂温泉、宮津羽衣温泉、宮津温泉、久美の浜温泉、木津温泉、夕日ヶ浦温泉、間人温泉郷 |
宮津市HP 観光協会HP 旅館組合HP 智恵の湯HP |
http://www.city.miyazu.kyoto.jp/ http://www.amanohashidate.jp/ http://www.amanohashidate.or.jp/ http://www.viewland.jp/chienoyu/ |
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。) |
素朴で古びた雰囲気を演出する脱衣場。ロッカーナンバーは、珍しい漢数字で書かれている。
浴室の中にもう一つ浴室を設けた造りが面白い。
大木の切り株をくり抜いたのだろうか、ユニークな形状の「ちゑの輪」から湯を落としている」。壁の杉焼き板(?)だろうか、浴室に温もりを与えている。
京都府の温泉地と言えば、京都市の奥座敷・湯の花温泉以外には、多くは丹後半島の西側に集中している。
木津温泉・夕日ヶ浦・久美の浜・間人(たいざ)温泉などがそれだ。
(近年、京都市内の嵐山他で掘削に成功、温泉宿が増加しているが)。
ここ天橋立温泉は、丹後半島の東側付け根にある新興の温泉地で、平成11年、掘削に成功、現在10ヶ所ほどの旅館・民宿に配湯されている。
天下の景勝を持つだけに年間を通して人気は高いようで、特に日本海側の温泉地の例に漏れず、冬のカニシーズンは混み合うようだ。
何れの旅館からも、天橋立や日本三文殊の智恩寺が指呼の距離、たいへん便利な位置にある。平成15年には初の外湯・智恵の湯がオープン、気軽に入浴ができるようになった。
最初にこの地を訪れたのは、定年退職少し前から始めた西国33所霊場巡りで、この地にある28番札所の成相寺に参ったときだ。
そのときは温泉に入らず、次に来たときに天橋立の袂にある高級旅館文殊荘に立ち寄った。
今回は丹後半島の東側にある奥伊根温泉油屋別館和亭に宿泊、チェックイン前に観光名所の舟屋を観光してから、日帰り施設の智恵の湯に立ち寄った。
西国33所28番札所成相寺の展望台(標高500m)から見下ろす天橋立。