御飯:鯛御飯 止め椀:赤出し 香の物:三種盛り

強肴:鰆の味噌柚庵焼き・・・絶妙な焼き方で美味だった。

油物:鱧と鮃(ひらめ)の天麩羅

海に浮かんでるように見える舟屋

若狭湾に面する京都府伊根町には、1階が漁船のガレージ、2階が居住スペースの舟屋が200軒余りが並ぶ地区があり、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。ここは「伊根の舟屋」として知られ、年間30万の観光客が訪れる。
その舟屋近くの岬の上に、油屋本館の姉妹館で僅か11室、すべての部屋に露天風呂が付く高級旅館で、料理が評判の油屋別館 和亭(なごみてい)がある。

海に面した1階が漁船のガレージ、2階が居間だが、通常、住民はここでなく山側の母屋で寝起きする。

じゃらん クチコミ 総合4.7 (2019.12,10現在)

温泉名 : 奥伊根(おくいね)温泉

伊根の舟屋

浴室内は高級感がある赤っぽい石材を敷き詰めてある。このドアを開けると露天風呂だ。

内湯から見える露天風呂。

舟屋は、少し古いデータによれば200余軒あるという。舟屋が誘う緩やかな時間の流れを感じる事が「出来る。

傘松公園から見る「斜め一文字」。

傘松公園から見る日本三景の天橋立。

部屋 4.6 風呂 4.8
朝食 4.6 夕食 4.7
接客・サービス 4.6 清潔感 4.6

3~4人規模の露天岩風呂。左側のケヤキの巨木が張り出す枝越しに日本海が見える。

前菜:旬菜盛り(下) 向附:地魚の造り盛り合せ(上)・・・地魚の刺身が新鮮でコリコリしてた。

平成8年開業、日本海(若狭湾)を一望する断崖の上にある23室の油屋本館

データ : 変更されている可能性があります。お出かけ前に当館のHP等をご覧下さい。
住 所 与謝郡伊根町津母570
電 話 0772-32-0306
交通機関 ・京都丹後鉄道宮津線:天橋立駅より車で約45分
・京都縦貫自動車道 与謝天橋立ICより国道178号線で約45分

宿 泊 11室 すべての部屋に掛け流しの温泉露天風呂が付く。
料金は27,000円~35,000円前後だが、冬期のカニの時期には60,000円といったプランも登場する。
詳細・最新情報は宿のHPを参照ください。
泉 質 ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰り入浴 不可 
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1
観光スポット 舟屋、舟屋の里公園(道の駅)、伊根湾遊覧巡り、天の橋立、傘松公園、成相寺
成相寺は西国28番札所であるが、
ここの境内から車で5分(かなりガタガタ道)のところに素晴らしい展望台があり、眼下に天橋立を見下ろせる。
お土産・食事 舟屋の里公園で新鮮な海の幸の昼食、海産物等の特産品が買える。
近くの温泉 天ノ橋立温泉、岩滝温泉、成相観音温泉、間人温泉郷、夕日ヶ浦温泉、久美の浜温泉
伊根町HP
観光協会HP

油屋HP

油屋別館HP
http://www.town.ine.kyoto.jp/
http://www.ine-kankou.jp/
http://www.ine-aburaya.com/
https://www.nagomitei.com/

手前の6畳の和室。眺望がなく足腰の支障で座れないこともあって、荷物置き場だけになった。

宿泊した816人の評価の平均がこの高さだが、実際宿泊してみて、温泉・風呂が見劣りする西日本レベルで見ればこの評価でも良いが、全国レベルで比較すると、2~3点高すぎるかなと感じた。これ以外の採点は妥当と思う。

道の駅「舟屋の里伊根」から撮影。

遊覧船や海上タクシーを利用すれば陸から見える舟屋とは違った町並みを見ることができる。

伊根の手前にある日本三景の天橋立は、丹後半島の東の付根、宮津湾を南北に伸びる全長3.6kmの松並木の砂嘴(さし)で、言うまでもなく日本三景の一つだ。
写真は2005年5月、股覗きで有名な笠松公園へのリフトから撮影。2回目の時は全国を一緒に巡ったアルも一緒。傘松l公園以外の天橋立眺望ポイントとしては、近くの西国33所巡礼の28番札所の成相寺の展望台(寺から車で5分)がある。

希有な朝食のお品書き

朝 食

水物:きなこプリン・苺

朝食にもお品書きが付いて驚いた。烏賊お造り、温泉玉子、サラダ、煮物、珍味2種、小鉢2種などに加えて下の料理を含めて豪華、しかも胃にもたれるものが無くて有り難かった。

詰めて5人程度の小さめの内湯。ジャグジーで泡だった湯がそのまま風呂から流れ出てた。宿のHPやじゃらんデータでは、掛け流しとなっているが、循環との併用かも知れない。泉質はナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉で、かなりのヌルスベ感があった。日帰り入浴は受け付けてない。

ウエルカム ドリンク

部屋が僅か11室、すべての客室に日本海を前方に見下ろす掛け流し露天風呂が付く。
客室のタイプは、「ツインの和洋室」「囲炉裏付和室」「掘り炬燵和室」の3タイプがある。

料金は平日2人1室1人27,000円~35,000円前後、冬期のカニコースなどのプランや宿泊人数、曜日、季節などによって増減するので、最新・詳細情報は宿のHPを参照ください。


宿泊したのは、ベッド必須なので「ツイン和洋室」、1階102号室(百日紅)、税込み1人26,784円。
部屋は手前に6畳和室、その先に10畳程度の畳敷にツイン、窓際の広縁には掘り炬燵と座椅子が置いてあった。
専用内庭のテラスに露天風呂が付いていたが、最低のプランだったせいか、浴槽は小さな円形の陶器製だった。


風呂は姉妹館の油屋本館のものに入浴出来ると思ったが、入れないと言われ、ここの記事を予定してたので目算が狂った。
当館の内湯と露天風呂は小ぶりだったが、11室で各部屋に風付いているためか、いつも無人だった。

クチコミの評価が高かった料理は、立地上、当然ことながら食材は(高級)魚介が中心、とても美味、贅沢感も味わえた。珍しく朝食にもお品書き付いていた。


部屋の専用の庭から見下ろす日本海の(若狭湾)の眺め

じゃらんのクチコミで、夕食は4.7点、朝食は4.6点の高得点だが、これが納得出来る高級食材の海の幸料理が並んだ。これまでに2度だけ経験したが、朝食にもお品書きが付いていた。

夕 食

食前酒の柚酒に続き・・・

先付:お品書きでは「飯蛸の旨煮」となっていたが。

蒸し物:筍の羽二重蒸し

台の物:岩牡蠣しゃぶしゃぶ鍋・・・数が少なく市場には出ない地元の巨大牡蠣、美味だった・

施設名 : 油屋別館 和亭(あぶらやべっかん なごみてい)(宿泊日:2019.5.30)

全11室に露天風呂が付く油屋別館和亭。油屋本館と同じ敷地にあるが100mほど離れている。料金は27、000円から35,000円程度だが、冬期のカニの時期になると60、000円といったプランも出てくる。

天橋立から丹後半島を一周する国道178号線で北東に25km、時間にして約45分、重要伝統的建造物の伊根の舟屋のすぐ先に、油屋本館、油屋別館和亭の他に温泉を引く小さな旅館、民宿4軒の奥伊根温泉がある。

かっては、奥伊根温泉の手前に伊根温泉桜泉閣があって、露天風呂の造りが風情あり、何回か立ち寄ったが今は営業してない。

奥伊根温泉の発祥は民宿を経営したいた油屋が、平成6年に温泉掘削に成功、平成8年に現在の奥伊根温泉油屋本館が開業した。

油屋の館名は、先祖が江戸時代に蝋燭作りを家業にしていたため油屋を名乗っていたことに由来する。
先代が民宿を始めたことにはある切っ掛けがあった。

昭和38年に映画女優の佐久間良子さんが、映画「五番町夕霧楼」のロケ地となった伊根に滞在(主人公の夕子はここ出身の設定)、その際に伊根の景観に惚れ込んだ彼女が、もっとここを世間に知らせるために民宿を始めたらどうか、と提案があったのが縁で先代が民宿を始めた。

それから上述の温泉掘削により油屋本館が平成8年に営業を開始、平成16年に同じ敷地にワンランク上の油屋別館和亭をオープンした。

もずく豆腐

えてカレイ一夜干し・・・初めて食べた。

季節のフルーツ

所在地 : 与謝郡伊根(いね)町

少々味気ない陶器風呂だが掛け流し。他に木造や石造りの部屋付き露天風呂もある。重曹泉なのでぬめり感がたっぷりあった。。

広縁に掘り炬燵式テーブル

風 呂

料 理

伊根町は京都府の北東部、丹後半島の北端部にあり、北から東にかけては日本海・若狭湾に面し、南は宮津市に、西は京丹後市の接している。

伊根町が全国的に知られたのは、1993年4月~10月に放映されたNHKの連続テレビドラマ「ええにょぼ」によるもので、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている伊根の舟屋、近隣の天橋立等が紹介された。

丹後半島は古代より大陸との交流が盛んな所で京の都と大陸との交易ルートにあった。現在の伊根町は漁業と観光が町の主要産業で、舟屋が国内外に知られてることもあって、毎年30万人の観光客が訪れる。

舟屋は海に面して建てられ、舟の格納・物置・作業場で、2階が二次的な居室(母屋は別に山側にある)になっている。

舟屋は現在200軒余り、海面すれすれに建てられているので、満潮時にはあたかも家が海に浮かんでいるように見える。

舟屋を一望できるのは「道の駅・舟屋の里公園」、近くから見たい場合は道の駅から左回りに海側に降りて行った防波堤で観光できる。

広縁の掘り炬燵式テーブル。

宿選びの際には真っ先にツインがある宿を探す。

奥伊根温泉 油屋別館 和亭 (京都府)

館内は畳敷きなのでスリッパを履かないで済むのが嬉しい。

1階宿泊棟への通路入り口にかかる名女優・佐久間良子さんの扁額。上述の通り、映画「五番町夕霧楼」撮影の際、宿の前身となった民宿薦めの縁によるものだ。

足腰の悪いので、我々は利用できず、無用の囲炉裏の間。和風の雰囲気を作る装飾的場所なことは承知だが、パブリックスペースに腰掛ける場所が少ないので、改修して椅子やソファを置いてほしい

館内は畳敷き、フロント・ロビー・ラウンジ・売店などのパブリックスペースは11室に応じてコンパクトだ。