岩屋温泉 美湯 松帆の郷 (兵庫県)

明石海峡を跨ぐ全長3,911m、中央支間長1,911mの明石海峡大橋はギネス公認世界一の大吊り橋だ。

その淡路島側、百人一首にも謳われた松帆崎にあり、明石海峡と大吊り橋を眼前に見られる露天風呂が売り物の岩屋温泉 美湯 松帆の郷で入浴した。

南欧をイメージさせる外観。営業時間は11時〜22時、定休日は第一木曜(1,4,5,8月は営業)、料金は大人700円。

廉価な川石で浴槽を縁取った大きめな内湯だがこれを和風と言うにはちょっと気がひける。泉質は、単純弱ラドン温泉と表示されていた。

所在地 : 淡路市岩屋

入浴しながら撮影したこの眺望に、入浴料金700円は安いものだ。

兵庫県に属する淡路島は瀬戸内海東部に位置し、瀬戸内では最も大きい島で、人口約13万人は離島の中で最も多い。

北東から南西にかけて細長く伸び、南北約53km、東西約22km、周囲203km、北から淡路市、洲本市、南あわじ市の3市に区分されている。

北端の松帆崎で明石海峡に、南東端の生石鼻で紀淡海峡に、南西端の門崎で鳴戸海峡にのぞみ、神戸・淡路・鳴戸自動車道で本州・四国と繋がっている。

明石海峡を跨ぎ、神戸市垂水区と淡路市岩屋と結ぶ明石海峡大橋。全長3、911m、中央支間長1、911mは世界最長の吊り橋で、ギネス世界記録を保持している。

淡路市は淡路島の北側三分の一を占めている。大阪湾、播磨灘の海に挟まれ、多くの漁港や海水浴場がある。

大阪湾と瀬戸内海を繋ぐ明石海峡の幅は約4kmと狭く、潮流の速さは最大毎秒4.5mに達してる。古くからの好漁場であるとともに、1日1,400隻以上の船舶が航行する海上交通の要衝である。

1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震では、旧北淡町が震源地となり当市を含む周辺市町村で大きな被害を受けた

1998年(平成10年)の開業以来、長さ世界一(1911m)を維持している明石海峡大橋の優美な姿に感動する。申し込めば、海面から300mの高さがある主塔に立ち、360度の絶景パノラマを楽しめる。この地点の明石海峡の幅は3.6km、狭い海峡を多くの船舶が行き交う。

淡路SAの売り物、展望テラスから見る明石海峡大橋。もっと近くから見たいなら、松帆崎にある道の駅あわじがお薦め。

淡路島の特産品は玉葱。これの加工品がSAや道の駅で多数売られている。

住 所 兵庫県淡路市岩屋3570−77
電 話 0799−73−2333
交通機関 岩屋ポートからタクシーで10分(岩屋ポートから無料送迎有り)
神戸淡路鳴門自動車道淡路ICから県道31号を松帆方面へ3km
施 設(日帰り) レストラン、売店、駐車場(64台)
宿 泊 不可
泉 質 単純弱ラドン温泉(HP記載)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 11〜22時(21時までに入館)
定休日 第1木曜(1・4・5・8月は無休)
入浴料金 大人700円 子供(4歳〜小学生)400円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカードライヤー
観光スポット 淡路花ざしき、淡路島国営明石海峡公園、道の駅あわじ、淡路ハイウェイオアシス、産直淡路島「赤い屋根」北淡震災記念公園
大鳴門橋記念館(うずしお科学館・淡路人形浄瑠璃館)、渦潮観潮船、黒岩水仙郷、淡路ファームパーク、鳴門岬公園等多数
お土産・食事 当館内、道の駅あわじ等で
近くの温泉 洲本温泉ホテルニューアワジ(スパテラス水月)、天然温泉 東浦華の湯、淡路島いちのみや温泉パルシエ香りの湯、うずしお温泉、鳴門温泉南淡温泉休暇村南淡路
淡路市HP
淡路島観光協会HP
松帆の郷JP
https://www.city.awaji.lg.jp/
https://www.awajishima-kanko.jp/information.html

https://www.awajishima-kanko.jp/information.html
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)

神戸淡路鳴門自動車道淡路ICから県道31号を松帆方面へ3km、明石海峡大橋の袂という絶好の地にある日帰り温泉だ。

施設名に付けられている松帆の由来は上記の通りだが、美湯と書いて「びゅー」と読ませているのは、入浴しながら明石海峡と大橋が作る素晴らしいオーシャンViewを楽しめることから、この名称が発案されたのだろう。

外観は白壁、オレンジ色の瓦が使われ南欧風の建物で、地元の食材を使った料理を供するレストランもある。


風呂は、和風の内湯・露天風呂と洋風の内湯・露天風呂の2組があり、日替わりで男女別が変わる。私が入浴したときは、男性が和風だったが、ここのHPで見ると洋風露天風呂との区別が分からないくらい似通ってる。

何れに入浴しても、露天風呂に浸かりながら、多数の船舶が通う明石海峡と世界一の大吊り橋、明石海峡大橋が作る絶景を見られるので心配はない。

施設名に使われている「松帆」は、古来の地名で百人一首にも登場している。

「来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ」(藤原定家

この歌は淡路島の北端の松帆の浦、松帆崎が舞台である。

温泉・施設名 : 岩屋温泉 美湯 松帆の郷 (びゆー まつほのさと 入浴日:2019.4.4)