那須湯本温泉 はなやホテル小鹿の湯 (栃木県)
温泉名 : 那須湯本温泉

日帰りの入浴時間は9〜21時、入浴料金400円と見えるが、下段右側の小さな貼り紙に、平日は400円、土日祝日500円と書かれていた。

東京の孫達と恒例の夏休み・那須高原2泊。孫達が那須ハイランドパークに行っている間は別行動、この日は、藤城清治美術館を訪れ、その後、那須温泉発祥の鹿の湯源泉を引く「那須湯本温泉 はなやホテルの小鹿の湯」と「大丸温泉 ニューおおたか」に立ち寄った。

住 所 栃木県那須郡那須町湯本77
電 話 0287-76-2333
交通機関 東北自動車道那須ICからから約20分
JR黒磯駅からバス35分那須湯本温泉下車徒歩3分
施 設(立ち寄り) 駐車場(はなやホテル駐車場利用)
宿 泊 10室
7,500円〜12,000円前後か?(曜日・季節・人数などによって変動)

旅館組合のHPでは10,500〜14,700円になっている。
泉 質 単純酸性硫黄泉(pH2.6 57.2℃)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
立ち寄り入浴時間 午前9時〜21時
土日祝日は早く受け付停止の場合有り
定休日 不定休
入浴料金 大人400円(土日祝日は500円)
入浴施設 内湯):男女各1  露天風呂:男女各1
観光スポット 那須ロープウェイで山頂駅徒歩40分で茶臼岳山頂へ、
殺生石、那須温泉神社、沼原湿原、多数の美術館・博物館・テーマ館、那須ハイランドパーク、サファリパーク、那須ガーデンアウトレット
お土産・食事 那須高原・那須温泉一帯に多数の店あり。
近くの温泉 那須温泉郷(那須湯本・大丸等)、板室温泉那須黒磯温泉塩原温泉郷、鬼怒川温泉、川治温泉馬頭温泉喜連川温泉
那須町HP
那須観光協会HP
旅館組合HP
http://www.town.nasu.lg.jp/
http://www.nasukogen.org/
http://www.nasuonsen.com/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)

脱衣場と同様、節が沢山ついた廉価な木材で造った浴槽と浴室は素朴感たっぷり、心和む雰囲気が漂う。

鹿の湯からの引き湯だが、正確にはもう一本の源泉との混合泉。泉質は単純酸性硫黄泉(pH2.6、泉温57.2℃)で、白濁、ゆで卵臭、強い酸味の上等な湯だ。

右側の3〜4人用の浴槽が高温で43℃くらい、左側の5〜6人用は41℃くらいの適温だった。

旅館の横、日帰り入浴専用の小鹿の湯入り口。

木材をふんだんに使用した清潔な脱衣場。

東北自動車道那須ICで温泉街道の県道17号線乗り那須岳に向かって北上すると、那須(湯本)温泉の旅館群が現れてくる。那須温泉のシンボル「殺生石」の少しい手前の坂道右手にはなやホテルが見えてくる。
那須温泉郷のメイン道路に面しているから、見落とすことはない。
いまどき珍しい自前のHPを持たない10室の小さな旅館だが、意外にもじゃらんのクチコミは、総合4.6、温泉4.9、朝食4.4、夕食4.6と非常に高い。

温泉の4.9は、近くの那須温泉発祥の共同浴場鹿の湯の硫黄泉を引いているためだ。「小鹿の湯」の名称もここから来てるのだろう。

小鹿の湯はこの宿の浴場だが、日帰り入浴を歓迎しており、大きな旅館の看板には、館名の下に「鹿の湯源泉 小鹿の湯」と表示されていた。
但し、館内の張り紙によれば、土曜日の入浴受付を早める場合もあるようだ。
いつも混雑している鹿の湯と違って、こちらは、平日であれば先客がいないことが多く、名湯を独占できる可能性が高い。

施設名 :  はなやホテル 小鹿の湯 (入浴日:2016.8.19)

那須温泉郷発祥の鹿の湯(共同浴場)

那須高原観光スポットの一つ藤城清治美術館。同氏はメルヘンチックな影絵作家として有名だ。

那須温泉のメイン道路、県道17号線に面するはなやホテル。

今回も宿泊したホテル・エピナール。もう一つある宿泊棟から撮影。

那須連山の主峰であり、栃木県唯一の活火山である那須岳(茶臼岳1915m))の南麓にかけて、多数の火山性温泉が湧出しており、これらを総称して那須温泉郷と言う。

那須温泉郷の歴史は古く、発祥となった那須(湯本)温泉の鹿の湯は、奈良時代の天平10年(738)に著された正倉院文書『駿河国正税帳』に登場し、小野朝臣が従者を伴って、湯治のため那須温泉に向かうという記述があるそうだ。

明治以前に板室、三斗小屋、大丸、北、弁天、高雄などの温泉が次々に発見され、これを那須七湯と言う。

その後温泉が増えて12湯とも呼ばれた時代もあったが、離れた地にある板室温泉や廃湯となった温泉を除いて、現在は那須八湯と呼ばれている。

即ち、那須(湯本)温泉(鹿の湯)、三斗小屋温泉、大丸温泉北温泉、弁天温泉、高雄温泉、八幡温泉、新那須温泉である。



那須町は栃木県の最北端にあって福島県と接し、町域の一部は日光国立公園に指定されている。

都心から約180km、東京・仙台間のほぼ中央に位置し、北西には那須連山の主峰、今も煙を噴き出している那須岳(茶臼岳1915m)が聳えている。

その南斜面には、鬼怒川・塩原と並ぶ栃木県三大温泉の一つ、那須温泉郷が湯煙を上げている。

周辺の那須高原には、別荘地、美術館、テーマパーク、酪農品販売店や洒落たレストラン・食事処が多数点在し、さらに近年オープンしたアウトレットも加わり、年間観光客は約500万人に達している。

標高が1900mを超える那須岳から200mほどの東部地域まで、その標高差が1、700mもあるので、町域は起伏の多い複雑な地形をしている。
傾斜地を利用した酪農が盛んで、中央・東部地区は水田が広がっている。
また皇室の那須御用邸があることでも知られている。

所在地 : 那須郡那須町

那須町には旅館・ホテルが50軒、これに加えて100軒のペンション、20軒の民宿、さらには公共施設、企業保養所も多く有り、1日の収容人員は約22,000人、年間宿泊者は約490万人にも達する(那須町観光協会HP)。
ペンションがこれだけ多いのは、那須高原という土地柄に似合うからだろう。

那須温泉郷にあって、最初に宿泊したのが那須岳山麓にある大丸温泉だが、その後もタイプの異なる旅館・ホテルに宿泊しきた。

ここしばらくは、毎年夏になると東京の長女夫婦・孫達と那須で過ごすことが多くなってきている。
きっかけは、私がチョイスしたプールがあるホテルエピナールに宿泊、ビュッフェスタイルの料理も素晴らしく、娘家族が気に入って、その後、ここを常宿にしたことによる。

今年は、初日にそのホテルエピナール、2日目は、娘夫婦が見つけたコテージ アルカディアになった。

狭い敷地に後追いで造ったと思われる木造の露天風呂。眺望・開放感は全くないが、それでも内湯と違う高原の爽やかな空気が心地良い。