湯西川温泉 共同浴場 薬師の湯 (栃木県) |
湯西川温泉は、日光国立公園内にあって、湯西川沿いに17軒の旅館が営業している。
日帰り施設、共同浴場も各2ヶ所あって、湯巡りも楽しめる。共同浴場薬師の湯は、湯西川沿い、湯前橋の袂にある無人の混浴共同浴場で、岩盤をくり抜いて造り上げた荒々しい風呂が圧巻だ。
住 所 | 栃木県日光市湯西川(番地不明) |
電 話 | 0288-97-1126 (日光市観光協会湯西川・川俣・奥鬼怒支部) |
交通機関 | 日光宇都道路今市ICから国道121号、鬼怒川道路、龍王峡ライン、県道249号で約46km 野岩鉄道会津鬼怒川線湯西川温泉駅から日光交通バス湯西川温泉行きで25分 |
施 設(立ち寄り) | 特に無し |
宿 泊 | 不可 |
泉 質 | アルカリ性単純温泉(pH9.3 51.6℃) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
立ち寄り入浴時間 | 24時間 |
定休日 | 不詳 |
入浴料金 | 200円以上の寄付 |
入浴施設 | 内湯(混浴)1 |
浴室備品 | 何も無し |
観光スポット | 道の駅湯西川、水の郷 イベント: ・かまくら祭 1月下旬〜3月中旬のかまくら祭の時期には河川敷に約1200ものかまくらが作られ、ろうそくの明かりが灯る週末の夜は特に幻想的な風景が広がる ・平家大祭 6月に行われる。鎧兜の武者や雅びやかな姫が湯殿山神社から平家の里までの約2kmの道のりを練り歩く平家絵巻行列。 那須・鬼怒川・日光等の観光スポット 福島県に入って大内宿・塔のへつり・南会津等も遠くない。 |
お土産・食事 | 食温泉街に蕎麦屋、豆腐屋等あり |
近くの温泉 | 塩原11湯、鬼怒川温泉、那須温泉郷、川治温泉、川俣温泉、日光湯元温泉、中禅寺温泉、湯野上温泉、芦ノ牧温泉、南会津の温泉群 |
日光市HP 観光協会HP |
https://www.city.nikko.lg.jp/ http://www.nikko-kankou.org/ |
湯西川温泉には3ヶ所の共同浴場があったが、「下地区共同浴場」は廃止され、現在は「共同浴場(薬師湯)」と「露天風呂」の2ヶ所で入浴出来る。
内湯の共同浴場は、薬師の湯という呼称がネットで多く見られるが、公式サイトでこの名称は確認出来なかった。
ここは、湯西川温泉きっての老舗宿・本家伴久のすぐ先を左折、湯西川を跨ぐ湯前橋の左側袂にひっそりと建っていて、目の前を湯西川の清流が流れ下っている。
木造のシンプルな浴舎だが、屋根にはしっかりと湯気抜きが造られている。浴舎の前には木造の貯湯タンク?や灯籠、「栃木県登録源泉」と彫られた石柱が立てられて風情を増している。
浴槽は一つだけの混浴、渓谷に突き出た岩盤を掘削して造り上げたと思われる浴槽は、あらあらしく野趣たっぷり、温泉好きにはたまらない風情だ。
脱衣所に掛けられた「湯銭箱」に200円以上の協賛金を投じてから入浴する。
日光市は栃木県の北西部に位置し、北は福島県、西は群馬県に接していて、県土の4分の1という広大な面積を占めている。
県庁所在地の宇都宮市から西へ約30km、日光国立公園の中心として国内外から多くの観光客を集めている。
市域には、1999年12月に世界遺産に登録された東照宮をはじめとする「日光の社寺」、標高1,269mにある中禅寺湖、そこに影を落とす2,484mの男体山、日本三名瀑の一つである華厳の滝をはじめとする日光47滝など、数多くの観光スポットを有している。
冬には氷点下20度を超え、春から夏にかけてはさまざまな高山植物が可憐な花を咲かせる戦場ヶ原や霧降高原、中禅寺湖・湯ノ湖をはじめとすする大小さまざまな湖沼がある。
まさに国立公園に相応しく、華麗で変化に富んだ自然をいたる所で見ることが出来る。
風呂のサイズは1m20x2m50ほど、詰めて4人が入れる規模
近づくと、さらに浴槽の迫力に圧倒されてしまう。今まで見た風呂で、これほど剛毅な浴槽は見たことが無い。
湯西川に迫り出すよように立つ湯小屋(湯前橋から撮影)。
対岸にある丸見えの露天風呂(薬研の湯)。
湯温が45〜6℃、あまりに熱いので、水を注入。ホーすでなくてジェット噴射みたく遠くから水を飛ばす。
泉質は、pH9.3、泉温51.6℃のアルカリ性単純温泉で、しっとり感がある。
床も湯舟も岩盤を鑿でくり抜いて造ったと思われる、荒削りで豪快な浴室。温泉好きにはたまらない風情だ。
施設名 : 共同浴場 薬師の湯 |
湯西川温泉の入口にある「湯西川水の郷に造られた吊り橋。
湯西川に沿って大小の旅館が点在する。
日本三名瀑、中禅寺湖から落ちる落差97mの華厳の滝。
所在地 : 日光市湯西川(ゆにしがわ) |
シャワー・カランなど無し、桶が多数残されていた。
200円以上の賛助金をお願いする掲示。台風などで増水するたびに戸やはめを外したり、冠水後の清掃をする、また週2回清掃するなどのための維持管理費への援助を依頼している。
かって母親が撮った写真では、前に見える建物は茅葺の屋根だった。地元の人によると萱が調達できなくなり、スレート葺きになったそうだ。
日光市域内には、大小様々、かつ雰囲気が異なる多数の温泉が湯煙を上げている。鬼怒川・川治・日光湯元・中禅寺・川俣・奥鬼怒・湯西川などがそれである。
湯西川温泉はその名の通り、福島県との県境、枯木山(1755m)に源を発する利根川水系の湯西川渓谷沿いにある。
国道121号(会津西街道)から、五十里湖に沿う県道249号に乗って、西へ10kmほど、標高750の山間ににあり、秘湯と言って良いロケーションだ。
しかし、地図上では毛髪の様な細い県道249号だが、走ってみたら往復合計2車線の整備された道路で、運転に不安は全くなかった。
湯西川は、壇ノ浦合戦で敗れた平家の一族が追手を逃れてここに住み着いたという伝承が残る地で、今でも、かん高い鳴き声を上げるニワトリを飼わないそうだ。
創業1666年(寛文6年)創業の「伴久」は、平家直孫の宿と謳っている。
現在17軒の旅館が営業しており、共同浴場・日帰り温泉も4ケ所ある。
温泉名 : 湯西川(ゆにしがわ)温泉 |
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)。 |
これぞ共同浴場の脱衣所。男女共通で一ヶ所のみ。
「栃木県登録源泉」と彫られた石柱。
短いながら、小さな温泉街が形成されている。
かっては茅葺の土産物屋・食事処が並んでいたが、萱不足でこの景色が見られなくなった。