風 呂

部屋から見た太平洋の日没。

孫達の年齢を記しておいたら、サイズピッタリの浴衣が置いてあった、

ロビーにこんな物が置いてあり、孫達はさっそくこれで遊ぶ。

202号室は10畳+広縁+BT(シャワー付)。特別日・1月3日につき、大人23,760円と割高。

宿名の「舟付」は、港や船引場を意味する。先代は漁師だった。

鴨川温泉 海鮮の宿 舟付 (千葉県)
年の瀬、急に思い立って、東京の孫達と正月に一泊旅行することにした。
しかし、年間で旅館の予約が最も取り難く、料金が最も高い時期。宿選びに苦労したが、2時間足らずで到着出来て、孫達を遊ばせる施設として鴨川シーワールドがある鴨川温泉に着目。
先代が漁師で、地元水揚げの魚介類をふんだんに使った海鮮料理が評判の「舟付」で2室を確保できた。

鴨川温泉の主たる源泉である「なぎさの湯」は、鴨川市打墨の河畔に自然湧出する単純硫黄冷鉱泉(14.7℃ pH8.4)で、これを平成15年から16年にかけて、タンクローリーで各旅館に配湯されるようになった。

男女別の内湯と眺望が良い3ヶ所の貸切風呂がある。貸切風呂は有料だが(1000円〜2000円)、ほとんど全てのプランに1回45分無料利用が組込まれている。朝は、貸切でなくて男女別になる。

日帰り入浴は12時〜15時で料金は1000円、貸切風呂は1時間2200円(ほし)〜3000円(うみ・ふね)。

夕食の4.8は納得、接客・サービス・清潔感の評価はちょっと高すぎる。平日、15000円以下で宿泊すると、お得感があるだろう。

じゃらんクチコミ総合評価 4.6点(2015.5.13現在 103件平均)

部 屋     4.2 風 呂      4.2
朝 食     4.5 夕 食     4.8
接客・サービス      4.6  清潔感     4.6 

湯上り処

豪快なキンメ姿煮が1人1匹。 

● 夕食

私が記事を書く際によく利用するのが、山と渓谷社の日本の温泉シリーズ(廃刊)だが、これの「関東」の千葉県を見ると、鴨川温泉は影も形も無い。

それもそのはずで、自噴する冷鉱泉が発見されて、平成15年4月から、市内22軒の宿にタンクローリーで配湯されるようになったからだ。


鴨川温泉の旅館組合HPは存在してないようで、その概観や規模を把握し難いが、20軒を越える温泉旅館・ホテルが広い範囲に点在し、市域にあればすべて鴨川温泉と称してるようだ。

鴨川グランドホテル120室を筆頭に、50室以上の大型温泉ホテル・旅館が数多くあり、何れもオーシャンビューと地元で水揚げされた魚介類を売り物入している。

今回の旅は思い立ったのがクリスマス前後、1月3日という正月三が日の宿泊であり、予約不可能と思いつつ宿を探して、幸運にも2室の空き室が見つかったのが「海鮮の宿 船付」だった。
鴨川から少し離れた漁師町の江見海岸に建ち、太平洋を見下ろす3つの貸切風呂と新鮮な地魚の漁師料理が売り物の宿だ。

鴨川市は人口34,000人、房総半島の南東部、太平洋岸の外房に面している。
県庁所在地の千葉市から約70km、東京都心から約100kmに位置し、東京湾アクアラインを利用すると、約85kmで到達する。

広い市域の中央部を鴨川地区が占め、東部を天津小湊地区、南部を江見地区、西部の内陸地区を長狭地区が占めている。これは、昭和の大合併で、鴨川市が成立する前の自治体の行政区域と一致する。

この内、鴨川地区に集客力が大きい鴨川シーワールドトや市街地が集中しているため、沿岸部を東西に走る国道128号は交通渋滞が発生する。

天津小湊地区には、日蓮上人ゆかりの清澄寺や日蓮宗総本山の誕生寺といった名刹がある。


沿岸部は漁業が盛んで、江見地区には仁右衛門島や太海フラワーセンターといった観光施設を持ち、花作りが盛んである
長浜地区は、米どころの長狭平野が広がり、農業が盛んである。
ここにもキンメダイ他の海の幸が並ぶ。家族が採取したテングサで作った自家製のトコロテンも美味。

鴨川市最大の観光スポット・鴨川シーワールド。シャチやイルカのショーが人気。

住 所 千葉県鴨川市江見青木65
電 話 04−7096−1200
交通機関 館山自動車道君津ICから県道92号、房総スカイライン・鴨川有料道路、国道128号で約45km
東京駅ー外房線特急ビューわかしお号又は特急わかしお号ー安房鴨川駅ー各駅停車ー江見駅から徒歩7分
宿 泊 10室(和室9、ツイン1)
平日2人1室 10,000円前後〜18,000円(年末年始・GW・お盆等は別料金)
泉 質 単純硫黄冷鉱泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰り入浴料金・時間 12時〜15時 大人1000円
貸切風呂3ヶ所 1時間2200円〜3000円(要予約)
定休日 不定休
入浴施設
男女別内湯 貸切風呂3ヶ所
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤ
観光スポット 鴨川シーワールド、太海フラワー磯釣りセンター、仁右衛門島、鯛の浦遊覧船、誕生寺、清澄寺、道の駅鴨川オーシャンパーク、魚見塚展望台
お土産・食事 館内に売店 土産・食事は道の駅鴨川オーシャンパーク、国道128号沿いに点在
近くの温泉 小湊温泉、鵜原温泉、万祝温泉、養老渓谷温泉、勝浦温泉、千倉海岸温泉、千倉温泉
鴨川市HP
観光協会HP
舟付HP
http://www.city.kamogawa.lg.jp/
http://www.chiba-kamogawa.jp/ja/index.html
http://www.funatuki.com/hotspring.html
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

以前は、外来客も利用できた食事処「船付丸」が、宿泊客専用の大広間になっており、夕食・朝食ともここで取る。

夕食は、宿が謳う「磯料理・漁師料理」の名に相応しく、地元・房総で捕れたアワビ、イセエビ、サザエ、キンメダイ、ヒラメなどの豪華な魚介類が、シンプルな調理で供される。

朝食も充実していて、複数の魚が供される。

入園料金は大人2800円、子供(4歳〜中学生)1400円。

「ファインディング・ニモ」でお馴染み、カクレクマノミ。

愛嬌ある姿で人気の「チンアナゴ」の水槽。

中央奥に新日本百景の仁右衛門島

料 理

前菜:ボイル伊勢海老・エシャレット・枝豆。前菜にイセエビ丸々一匹出たのでビックリ仰天!

少し大きな民宿といった飾り気ない雰囲気のロビー。

● 朝食

揚げ物:さつま揚げ・鯵骨せんべい・筍穂先

ブリとあわびのしゃぶしゃぶ:アワビ・ブリ・白菜・えのき・葛・菜花

汁物:ヒラメ・鞠麩・三つ葉、峰岡米、香物

なめろう:サバのタタキ

沖なます

酢の物:秋刀魚卯の花

さんが焼き 壺焼き:アワビ・サザエ

貸切風呂「うみ」屋上にあって太平洋を見下ろす開放的な露天風呂。

貸切風呂「ふね」本物の船を改造して造った。ここからの眺望も素晴らしい。

国道128号を挟んで太平洋が広がる。

交通量が多い沿海沿いの国道128号に面する「海鮮の宿 舟屋」。10室(すべてBT付)、平日2人1室で、10,000円〜18,000円(週末・年末年始・お盆等は別料金)。

温泉・施設名 : 鴨川温泉 海鮮の宿 舟付(ふなつき)(宿泊日:2015.1.3)

所在地 : 鴨川(かもがわ)市江見青木

デザート:ケーキ ミカン(部屋に)

お造り地魚舟盛(4人前):キンメダイ・ヒラメ・ハガツオ・アジ・アワビ・サザエ・・・こんな豪勢なお造りは初めてだ。

貸切露天風呂「ほし」

内湯(男性用)5人位入れる大きさ、石板で造られて清潔感がある。

内湯(女性用)は、男性用より大きめだ。風呂は全て、加水加温循環している。

太海フラワー磯釣りセンター」で孫達もフィッシング。「フラワー」の方は期待して行くと失望するかもしれない。