広々、清掃されて清潔感漂う脱衣所。鍵のかかるロッカーもある。
中の湯外観。入口前に奇数なら「女湯」、偶数なら「男湯」の看板が置かれる。無人で備え付けの箱に200円を投入する。
湯平温泉は、花合野(かごの)川の渓流沿いの狭い石畳の坂道に沿って、20軒ほどの低層・木造の旅館と5ヶ所の共同浴場が軒を接するように建ち並び、その風景は温泉情緒に溢れている。
5ヶ所ある共同浴場、最初に金の湯で入浴、その後、すぐ近くにある中の湯に立ち寄った。
市内の北部には大分自動車道および大分県道11号(やまなみハイウェイ、九州横断道路)が通り、旧湯布院町で国道210号と交わる。旧庄内町、旧湯布院町の一部の地域は阿蘇くじゅう国立公園の指定を受けている。
「ゆふいん」はもともとは由布院だったが、昭和30年に同じ温泉地の湯平村と由布院町が合併した際、湯平の「湯」をとって「湯布院町」となった。現在でも駅名・温泉名・盆地名などをいうときには「由布院」の字を用いている。
施設名 : 中の湯 (入浴日:2013.4.16)
湯平温泉は、大分自動車道由布院ICから約12km、由布院温泉から南へ約8km、三方を山に囲まれた標高600mの位置にある。
花合野(かごの)川の渓流沿いの狭い石畳の坂道に沿って、20軒ほどの低層・木造の旅館と5ヶ所の共同浴場が軒を接するように建ち並ぶ風景は温泉情緒に溢れている。
歴史的には近くの由布院温泉より古く、資料ではっきり分かる範囲でも室町時代まで遡れるそうだ。
いまでこそ由布院温泉・黒川温泉といった温泉地が有名になったが、かっては別府温泉に次ぐ九州第二位の入浴客を誇る温泉地として知られていた。
近年、本物の温泉として評価が高まっているようで、これに伴い口コミ評価が高い宿も増加してきている。
温泉街の中心は道路が狭いために車で目的の旅館にアプローチするのが難しく、宿泊の場合は駐車場を事前に確認しておいた方が良い。
住 所 | 大分県由布市湯布院町湯平 |
電 話 | 0977-86-2367(観光案内所) |
交通機関 | 大分自動車道由布院ICから国道210号経由で約11km JR久大本線湯平駅からタクシーで7分 |
施設(日帰り用) | 特に無し。駐車場温泉街周辺の駐車場を利用(各所に看板表示あり) |
宿 泊 | 不可 |
泉 質 | ナトリウムー塩化物温泉 泉温50℃ 60リットル/分 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間(日帰り) | 6時~22時(12月~3月は6時~21時30分)) |
定休日 | 無休 |
入浴料金 | 大人200円(無人に付き箱に投入) |
入浴施設 | 内湯1ヶ所 男女日替わり(奇数日女性 偶数日男性) |
浴室備品 | シャンプー類無し ロッカー有り |
観光スポット | 由布院温泉街散策・やまなみハイウエードライブ・・耶馬溪・九重高原・国東半島 |
お土産・食事 | 両方とも館内で可能。 |
近くの温泉 | 由布院温泉・塚原温泉・別府温泉郷・壁湯温泉・川底温泉・生竜温泉・宝泉寺温泉・九酔峡温泉・筌の口温泉など多数 |
由布市HP 由布院温泉観光協会HP 湯平温泉HP |
http://www.city.yufu.oita.jp/ http://www.yufuin.gr.jp/ http://www.yunohira-onsen.jp/ |
雑記帳 | 九州5泊の旅の2日目、宿泊した由布院温泉を発ち湯平温泉と筋湯温泉の2ヶ所の共同浴場を立ち寄り、筋湯温泉の喜安屋に宿泊した。 しかしこの日の撮影分を旅の途中で誤って削除してしまい、後の予定を若干変更してこれらをもう一度訪れて撮影した。 この際に、九州最終日に同行下さったプースケさんがご協力下さって、手分けして再撮影することが出来た。 また、プースケさんが撮影された以前の写真を後日に送付下さったので、ここでもその一部を掲載させて頂いた。 |
金の湯からほど近い中の湯は、石畳の坂道の中ほどにあるためにこの名が付けられた。
長らく休館していたが近年建て替えられてリニューアルオープンした。その直後の写真と比較すると、時の経過とともに館内外とも趣きを増してきている。
規模の割には広い玄関先や脱衣所は、清掃が行き届いておりフローリングの床は清潔感がある。
浴室・浴槽の雰囲気がこれまた良く、湯船の縁は檜だろうか、分厚い木材ががっしりと組みこまれて重厚感漂う風呂になっている。
浴室の窓からは木々の緑が鮮やかな山の斜面と渓流が眺められる。
温泉はナトリウムー塩化物温泉、温度はかなり高く44℃はあっただろう、頑張って身を沈めたがあっという間に全身が赤くなった。
ここは、他の共同浴場と違って浴室が1ヶ所のみで、男女日替わり(奇数日が女性、偶数日が男性)になっている。
花合野川の上流から下流に向かって「金の湯」「中の湯」「砂湯」「銀の湯」「橋本温泉」と5つの共同浴場が並ぶ。写真は金の湯。
夜の湯平温泉(プースケさん撮影)。かっては九州にあって別府に次ぐ規模の温泉地(湯治場)だった。
温泉街の真ん中を花合野(かごの)川が流れる。旅館は20軒あるが何れも中小。道が狭く、かつ石畳、車は周辺の駐車場に停める宿が多い。
由布院温泉のいたる所から男性的な山容の由布岳が望める。
湯平温泉のシンボル、石畳は江戸時代に造られた。情緒はあるが歩き難いのが難点だ(プースケさん撮影)。
分厚い木材で浴槽の床が縁どられ、重厚な雰囲気を漂わす。風呂のサイズは3MX2Mほど。浴槽の先にベランダが設けられ、渓流を見下ろすことが出来る。