秋田在住の「ともちゃん」から教えて頂いた新屋温泉に立ち寄った。透明感のある緑色の温泉は見た目に清涼感、浸かると泡が皮膚にまとわりつき、ぬるすべの感触があって極上の湯だった。
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 |
青森県平川市新屋平野84−14 |
電 話 |
0172−44−8767 |
交通機関 |
東北自動車道黒石ICから車で約10分。
弘南鉄道平賀駅下車、タクシーで約10分
弘南バス広船行き新屋神社前下車、徒歩1分 |
宿 泊 |
不可 |
泉 質 |
含硫黄ーナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉 |
適応症 |
不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
施設(日帰り) |
有料休憩所(広間・・・入浴料込みで600円)、駐車場(24台分) |
入浴時間 |
朝湯 午前5時30分〜午前7時30分
通常 午前7時30分〜午後9時30分 |
定休日 |
年中無休 |
入浴料金(日帰り) |
朝湯(上記) 大人200円 小学生100円
通常(上記) 大人350円 小学生150円 幼児60円 |
風 呂 |
内湯 男女各1 |
浴室備品 |
シャンプー類は無し |
食事・喫茶 |
不可 |
観光スポット |
地元:盛美園(国指定名勝)、遠藤氏書院庭園(国指定名勝)、猿賀神社、猿賀公園、白岩森林公園、道の駅いかりがせき津軽関の庄
周辺:十和田湖、奥入瀬渓流、八甲田山、白神台地(世界遺産)、岩木山、弘前 |
近くの温泉 |
平賀温泉郷・碇ヶ関温泉郷・黒石温泉郷(青荷温泉・板留温泉・落合温泉・温湯温泉)・大鰐温泉・日景温泉等 |
平川市HP
新屋温泉HP |
http://www.city.hirakawa.lg.jp/
http://www.ne.jp/asahi/araya/onsen/index.html |
平川市は、青森県南部・津軽平野の南端に位置し、2006年1月に南津軽郡の尾上町・平賀町・碇ヶ石(いかりがせき)村が合併して誕生した新しい市である。
東は十和田湖を境にして十和田市、西は弘前市、北は青森市、南は秋田県に接している。
地勢は、津軽平野の農業に適した肥沃な土壌の性質を持っているので、平坦地は水田、丘陵地は水稲とりんごの複合経営地帯として利用され、八甲田・十和田火山郡の山間地部分はほとんど国有林となっている。
市名は3町村を流れる岩木川の支流・平川に由来している。
水田とリンゴ園が混在している平川市新屋付近。前方に津軽のシンボル・岩木山(1625m)が見える。
市域には2つの温泉郷がある。
平賀温泉郷と碇ヶ関温泉郷で、何れも合併前の町域・村域の一軒宿や日帰り施設も含めた温泉を括ってこう呼称している。
平賀温泉郷は旧平川町に存在する温泉の総称で、源泉数は57本、主に平野部に点在している。
新屋温泉・鷹の羽温泉・大光寺温泉・唐竹温泉・平賀観光温泉・松崎温泉・大坊温泉・芦毛沢温泉・舘田温泉・柏木温泉・南田温泉・虹の湖温泉・温川温泉等がそれである。
最後の山間部にある温川温泉は、平賀温泉郷の中心である津軽平野から大きく離れていて、かつ黒石温泉郷が点在する国道102号線沿いにあるため、ガイドブックではこちらに含まれることが多い。
もう一方の碇ヶ関(いかりがせき)温泉郷は、旧南津軽郡碇ヶ関村にある温泉の総称である。
これには碇ヶ関温泉・湯の沢温泉・なりや温泉・秋元温泉・古遠部温泉・久吉温泉・久吉温泉・相乗温泉等が含まれ、秘湯系の一軒宿が多い。
施設名 : 新屋(あらや)温泉 (入浴日:2010.6.7)
碇ヶ関温泉郷の中にあって、秘湯マニアには良く知られた古遠部温泉。
東北自動車道黒石ICから10分ほど、周囲が水田とリンゴ園が混在したのどかな田園風景の中にある。
シンプルな箱型の建物で、大きな赤い字で「新屋温泉」と書かれた看板が掛かっているので、前を通れば見落とすことはない。
とても感じが良い中年の女性が応対してくれて、彼女に350円を支払って脱衣場に入ると、なんと浴室との仕切りが天井までガラス張りで、お互いに丸見え状態だ。
綱島ラジウム温泉東京園(神奈川県)が同じ構造だったのを思い出した。
浴室は床も浴槽もタイル張り、かなり大き目の長方形の浴槽に透明感のあるグリーンの温泉が張られ、縁の四方から静かに流れ出していた。、
窓から差し込む陽光に湯面がキラキラ反射してなんとも美しい光景だ。
珍しい脱衣場と浴室が完全シースルー!
館内もいたってシンプル。休憩所利用は入浴料金を含めて600円。
シンプルな箱型の建物。前に5〜6台の駐車スペースがあるが、パンフレットには24台と書かれているので、他に駐車場があるのだろう。
6mx3m程度の浴室には硫黄臭と油臭の混じった臭いが漂う。
泉質は含硫黄ーナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉、泉温は45℃。三方の壁に洗い場が設けられている。
潜望鏡のようなユニークな温泉注入口
透明なエメラルド色の温泉。体に泡がまとわり付いて、ぬるぬる感がある良質の温泉。床も浴槽も滑りやすくなっている。尚、温泉は可燃性ガス(メタンガス)を分離するためにガスセパレーターを通過させているそうだ。
湯量が300リットルと豊富なので、蛇口からも温泉が出てくる。硫黄分のせいだろうか、どれも真っ黒になっている。