東北・関東大震災
頑張れ東北!
日本秘湯を守る会の宿・ふけの湯は、学校の校舎の様な木造の建物で、館内調度を含めてヒバや杉がふんだんに使われており、木の温もりが感じられる。
2000年4月にオープンした新館を含めて、部屋は全部で24室で、料金は、本館が2人1室で1人13,800円、和洋室の新館は19,050円と高めの設定になっている(2011年3月現在、最新詳細情報は宿のHPを参照)。
厳しい天候のため、11月上旬〜4月下旬は休業する。
今回は立ち寄り湯なので分からなかったが、料理研究家でもある女将が作る山菜料理を中心にした食事は薄味で、年配の人に好評のようだ。
風呂は、総ヒバ造りの風情ある内湯と露天風呂の他に、100mほど離れ、荒れた大地の岩石の間から噴煙を巻き上げる地に造られた男女別と混浴露天風呂があり、温泉好きにはたまらない。
日帰り入浴は8時〜18時で予約不要、料金は大人500円で全ての風呂に入浴出来る。休憩は有料で500円、昼食を食堂で取ることが出来る。
温泉名の表示は、「ふけの湯」と「蒸の湯」とが混在して紛らわしい(同様に旅館名も両方が混在)が、ここではガイドブック(るるぶ 温泉&宿 東北)に従った。
ふけの湯は、秋田県側八幡平の最奥、標高1100mの高所に湧く一軒宿だ。
アスピーテラインから1kmほど奥に入った先、樹木が途切れ、白茶けた噴火口の様な岩石の間から噴煙が舞いあがる荒涼とした丘陵地帯にある。
これほどの荒々しい風景の中の温泉はそう多くないだろう。
ふけの湯は、国民保養温泉地に指定された秋田八幡平温泉郷の中で最も古くて開湯が300年を超えており、江戸時代から湯治場として大変賑わっていた。
かっては「蒸(ふか)しの湯」と呼ばれ、オンドル式の湯治棟もあったが、昭和48年の土砂崩れで崩壊して現在は無く、旅館部だけになって現在にいたってる。
ふけの湯は、秋田県側の八幡平の最奥、標高1100mの高所、噴煙舞いあがる荒々しい台地にある一軒宿でワイルドな露天風呂が素晴らしい。
木の樋に湯が溜められてこれで体を洗う。
源泉は3本あり、内湯では単純酸性泉(pH2.4)の表示があった。加水の上源泉掛け流しだ。
豪快かつ単純明快な「湯」の暖簾。
混浴露天風呂の囲い。左右に男女別の脱衣所。・
広い混浴露天風呂。季節・天候・時間等によって異なるのだろうが、当日は、どこの露天風呂も温めだった。
総ヒバ造りの内湯は、床も木造でとても風情がある。
本館にある露天風呂。
荒々しい風景の中の露天風呂
荒涼とした大地にある露天風呂群。土砂崩れで破壊された湯治棟はここにあったようだ。
目の前に噴煙が舞い上がる男性用露天風呂。
1979年に開通した八幡平アスピーテラインは岩手・秋田にまたがる八幡平を横断する山岳道路。
住 所 | 秋田県鹿角市八万平字熊沢国有林地内 |
電 話 | 0186−31−2131 |
交通機関 | 東北自動車道鹿角八幡平ICから国道282・341・八幡平アスピーテラインで32km JR田沢湖駅から羽後交通バス八幡平頂上行きで2時間、ふけの湯温泉下車徒歩1分 |
施 設(日帰り) | 休憩所(有料)、食事処、売店、駐車場(50台) |
宿 泊 | 24室 13,800円〜19,050円(2011年3月現在、詳細は下記HP参照) 11月上旬〜4月下旬は休業 |
泉 質 | 単純酸性泉 pH2.4(内湯の表示による) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
日帰り入浴時間 | 8時〜18時(予約不要) |
定休日 | 無休 |
入浴料金 | 大人 500円 |
入浴施設 | 内湯:男女別各1 露天風呂:男女別各1/混浴1 |
浴室備品 | シャンプー、ボディソープ |
観光スポット | アスピーテラインドライブ、八幡平ビジターセンター、八幡平頂上探勝路、後生掛自然研究路、大沼探勝路等でトレッキング・高山植物鑑賞 |
お土産・食事 | 館内で可 |
近くの温泉 | 後生掛温泉、玉川温泉、新玉川温泉、大沼温泉、トロコ温泉、銭川温泉、藤七温泉、八幡平温泉郷、松川温泉 |
鹿角市HP 観光物産HP 蒸の湯HP |
http://www.city.kazuno.akita.jp/ http://www.ink.or.jp/~kankou18/ http://www.ink.or.jp/~fukenoyu/ |
施設名 : 源泉・秘湯の宿 ふけの湯