住 所 那須塩原市湯本塩原37 (旧住所那須郡塩原町湯本塩原37)
電 話 0287−32−2361
交通機関 東北自動車道西那須野塩原ICから国道400号線等で約30km
東北新幹線那須塩原駅から塩原温泉行バスで約45分塩原温泉下車、大沼公園入口行きバスに乗り換え18分、奥塩原温泉下車
施 設(日帰り) ロビー、売店、駐車場
宿 泊 15室  平日 10,000円〜 休前日13,000円〜
泉 質 単純酸性硫黄泉(79.2℃ 毎分83,8リットル/分
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 12時〜16時(要問い合わせ)
定休日 無休
入浴料金 1、000円〔日帰り)
入浴施設 内湯:男女各1貸切風呂2
浴室備品 シャンプー、ボディソープロッカー、ドライヤー
観光スポット もみじ谷大吊橋、回顧の吊橋、稚児ヶ淵、千本松牧場、回顧の滝、龍化の滝、秋の日塩もみじライン那須高原、日光江戸村 日光猿軍団日光
お土産・食事 国道400号線上の温泉街・道の駅・観光スポットで。
近くの温泉 塩原11湯、鬼怒川温泉、那須温泉郷、川治温泉、湯西川温泉、奥鬼怒温泉郷、那須温泉郷
那須塩原市HP
塩原温泉HP
旅館組合H

渓雲閣HP
http://www.city.nasushiobara.lg.jp/
http://www.shiobara1200.com/index2.html
http://www.siobara.or.jp/
http://www.keiunkaku.com/
雑記帳 木県は父親の出身地、私も疎開で6歳まで県内で育った。それだけにこの県には思い入れがあるが、こと温泉に関してはまだまだ入り残しているところが多い。
次は川治温泉・奥鬼怒温泉郷・湯西川温泉を訪れたいと思っている。
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
 施設名 : 渓雲閣 (宿泊日:2006.4.3)
所在地 : 那須塩原市湯本塩原
温泉名 : 塩原温泉郷・新湯(あらゆ)温泉
2005年1月1日付けで黒磯市・西那須野町・塩原町が合併して那須塩原市が誕生した。

市は広大な那須野が原の北西一帯を占め、東京から150km圏の距離にある。

旧塩原町の西側、塩原地区は那須火山帯の山岳地帯で、塩原温泉郷はここに位置している。
町の中央を西から東に向かって箒川が流れ
多数の滝や渓谷が塩原温泉郷の素晴らしい景勝をつくっている。

温泉郷は1000m級の山々に囲まれ、標高500m以上の高冷渓谷地帯にあるため、秋の紅葉は見事だ。

特に、日光方面から鬼怒川を経由する「日塩もみじライン」沿いは、季節になると全山が錦綾なす紅葉の名所だ。
2006年に開湯1,200年を迎える塩原温泉郷は、渓谷美を誇る箒川に沿って(2ヶ所のみ例外)多数の温泉が点在し、これを「塩原11湯」と呼ぶ。

西那須野方面から国道400号線に乗って西へ進むと、最初に現れる「大網温泉」から始まって「福渡」「塩釜」「塩の湯」「畑下」「門前」「古町」「中塩原」「元湯」「新湯」までの11湯である。
11湯は、規模・雰囲気・泉質などが異なり、1度の宿泊ではとても全貌を掴めない。


宿泊施設が70軒ほど、年間120万人が訪れる大温泉地だが、11ヶ所に分散、かつ山腹の限られた土地に建つ小規模の旅館が多いため、むしろ秘湯の雰囲気すら漂わせている


塩原11湯といえば渓流沿いのイメージが強いが、「新湯」は鬼怒川温泉から日光方面に向かう「日塩もみじライン」の入口、標高950mの高地にあり、小さな旅館街(民宿含めて7軒)のすぐ背後には硫黄山の荒々しい噴火口跡から噴煙が舞い上がっている。温泉はここから引いているので、泉質は、塩原では珍しい硫黄泉である。
旅館の背後にある硫黄山の山腹からは噴煙が噴出している。手前の小屋は共同浴場の1つ、寺の湯。
塩原11湯の最奥、旧火口から噴煙をあげる硫黄山の直下、標高950mの高地に湧く新湯温泉。ここで、日本秘湯を守る会の旅館、渓雲閣に宿泊した。
塩原温泉郷 新湯温泉・渓雲閣 (栃木県)
塩原温泉郷に宿泊を決めて旅館を調べ始めたとき、、目を惹いた旅館が5軒あった。
(元湯温泉の元泉館・ゑびす屋・大出館、塩の湯温泉・柏屋旅館それに新湯温泉・渓雲閣)。

最終的には、日本秘湯を守る会の旅館であり、トイレ付きがある渓雲閣に予約した。

渓雲閣は、国道400号線から鬼怒川・日光方面に続く「日塩紅葉ライン」に面していて、目の前には噴火口跡から硫黄の臭いと水蒸気が舞い上がっている。

旅館の建物は道路側から見ると瀟洒な平屋だが、斜面に建築されているので、実際は3階建てだ。

正面左右にはお馴染みの日本秘湯を守る会」の大きな提灯が2基かけられている。
平屋に見えるが3階。
もみじライン沿いの新湯温泉は、車なら10秒で通り過ぎてしまう小さな温泉地まだ雪が残っていた。
宿から1分から5分以内に3ヶ所の共同浴場がある。写真は唯一男女別のむじなの湯。
ロビーは狭いがくつろげる横にタヌキの置物がたくさん置いてあった。
小さいが整頓されたフロント。ここが3階になる。
くつろげる10畳の和室。女性には足袋が用意されていた。部屋は全部で15室。
すべての部屋に設けられている談笑ベンチ。膝が悪くて座るのが苦手な場合は、ここで(少し狭いが)夕食も取れる。
館 内
風 呂
風呂は男女別の内湯と貸切霧風天呂2ヶ所がある。

内湯は男女同じ造りで、6〜7人が一度に入れる大きさで、南面に開け山の景色を眺める展望風呂になっている。

温泉は噴火口から直接タンクにいれ、そこから内湯と露天風呂に注がれる。


源泉温度が80度の高温だが、こうすることによって加水・加熱せずに浴槽では適温となる。

泉質は硫黄泉のいわゆる濁り湯で、硫黄の臭いがかなりある。
成分がこく、グレーに近い色になっていて、酸性度が高く、飲むと酸っぱい。

皮膚にはなまらかな感触があるが、強酸性にために肌がぴりぴりした。

いかにも温泉らしい温泉だ。

このタイプが2つある(2mx2m50cm程度)。なめらかな石の床、木製の縁、乳白色の温泉の3拍子で、品格のある風呂になっている。予約は不要で、入浴する場合は「使用中」の札を表に返す。
湯が乳白色、それだけで満足度が高まる。その上に加温・加水無しの完全掛け流しだ。浴槽は2mx5mほどの大きさ。
男女別内湯の前の廊下。
食 事
朝 食
平日・2人1室(T付)1人13,000円
食事は部屋食となる。地元の素材を中心に、質実な滋味に富んだ夕食だった。
塩原温泉郷を代表する公共露天風呂・岩の湯