住 所 茅野市豊平4734
電 話 0266−67−2128
交通機関 中央自動車道諏訪ICから国道152号線を蓼科方面、県道191号線(湯みち街道)に乗り換えて総計約25km
JR中央線茅野駅から渋の湯行きで50分、辰野館前下車直前
施 設(日帰り) ロビー利用のみ。 駐車場(50台)
宿 泊 十八室 宿泊料金は11,000円程度〜(詳細は下記HP参照)
泉 質 単純酸性硫黄泉(館内表示は単純酸性冷鉱泉)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 11時〜16時  
定休日 年中無休
入浴料金 大人1,500円 小人1、000円 幼児500円
入浴施設 内湯男女各3 露天風呂男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープロッカーは不詳、ドライヤー
観光スポット ピラタス横岳ロープウェイ、マリーローランサン美術館、イングリッシュガーデン蓼科湖
ビーナスライン、白樺湖
車山高原
お土産・食事 蓼科周辺に多数の店。
近くの温泉 奥蓼科温泉郷・蓼科中央高原温泉・唐沢鉱泉・上諏訪温泉・下諏訪温泉・毒沢温泉
茅野市HP
観光連盟HP
辰野館HP
http://www.city.chino.nagano.jp/frame.asp?tm=20030831120217
http://www.tateshinakougen.gr.jp/
http://www1.ocn.ne.jp/~sib-tatu/
雑記帳 茅野市の中心部から国道152号線を経て北八ヶ岳の麦草峠(国道の峠では、栃木県の金精峠に次ぐ高い峠)、小海町へ向かう国道299号線は、メルヘン街道と呼ばれる高原のドライブコースだ。
茅野市は長野県中部に位置する諏訪盆地の中央にあり、東に日本100名山の一つ、八ヶ岳(最高峰2,899m)がその雄大な姿を見せている。

八ヶ岳連峰は富士山に次ぐ広大な裾野を持ち、茅野市はその半分を占めている。

茅野市内には八ヶ岳以外にも、ハイキング・トレッキング・食事が楽しめる蓼科高原、蓼科温泉郷・奥蓼科温泉郷などの観光資源がある。
近隣の白樺湖・霧ヶ峰高原・美ヶ原などと相俟って、軽井沢と並ぶ信州の代表的高原リゾートとなっている。


また蓼科には、美術館(マリーローランサン美術館・藝術の森彫刻美術館)・英国式庭園、洒落たレストランや有名な信州蕎麦の店などがあり、充実した時間を過ごすことができる。


東京の実家への往復の際には、よく蓼科に立ち寄って、季節の果実・高原野菜・アリストリメリアなどの花を買い求める。

北八ヶ岳の北端にある蓼科山(2530m)は、諏訪富士と言われる秀麗な山だ。その南麓から蓼科湖にかけて広がるのが蓼科高原で、原生林の深い自然に囲まれた避暑地や別荘地として開発されてきた。

蓼科高原周辺には、「蓼科温泉郷」「蓼科中央高原温泉郷」それに奥蓼科温泉郷」がある(この他に日帰り施設が多数)。
所在地 : 茅野市
温泉名 : 奥蓼科温泉郷・渋温泉
施設名 :渋・辰野館 (宿泊日:2006.5.8)浴日:
奥蓼科温泉郷は、北八ヶ岳を源にする黄色味を帯びた渋川の渓流に沿って湯煙を上げる「明治温泉」「渋川温泉」「渋温泉」「渋の湯温泉」の総称である。

旅館は、渋の湯温泉のみが2軒で、他はすべて一軒宿である。
標高が1,700m〜1,800mの高地にあり、5月の連休でも朝は氷点下になり、樹氷を見ることも出来る。

この温泉郷は、湯治場の雰囲気、あるいは登山家に愛されてきた温泉、といった雰囲気を色濃く残しており、秘湯と呼んでもおかしくないだろう。

「信玄の薬湯」の伝承があるが、江戸時代になると湯治場として賑わい、街道沿いには「湯みち観音」がたてられた。現在でも、湯みち街道と呼ばれる温泉郷への道筋に、66もの観音像が立っている。

渋温泉は、国道299号線から県道191号線(湯みち街道)で東に進み、明治温泉を通り過ぎて間もなく、唐松と白樺の林の中にひっそりと佇んでいる。

この先には渋の湯温泉の2つの宿「御殿湯」と「渋の湯ホテル」があるのみで、そこで道が途絶える。

データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
渋温泉 渋・辰野館  長野県)
アリストロメリア、一束300円程度。
「A-COOP ぴあ みどり」で。
渋・辰野舘の敷地は20万坪。8万本の白樺の森を疾走する愛犬。
白樺・唐松の湯みち街道
湯みち街道沿いには66の観音像。
渋温泉からの蓼科山
叔父の別荘が渋・辰野館から100mほどの距離にあり、早くからここの存在は知っていた。
ここの鍵も預かっているが、家内の家事からの解放、という大命題(?)に背くことになり、未だ夫婦だけでは泊まったことはない。
この日、叔父風から頼まれていた別荘の内部の様子を点検してから、辰野館にチェックインした。

辰野館は、白樺と唐松が混生する20万坪という広大な敷地を持つ。
敷地内には8万本の「白樺コース」、八ヶ岳を間近に見る「八方台コース」渋川の渓流を散策する「せせらぎの森コース」などの遊歩道がある。
ここに宿泊した場合は、是非、早起きしてこれらの何れかのコースを散策することをお薦めする。

特に八方台は1時間の往復となるが、白樺・唐松林・お花畑の中のトレッキングはなんとも清々しい。(3年前に歩いた)

ここからは八ヶ岳連峰に加えて、南・中央・北アルプスを遠望できる。

辰野館もまた、白樺と唐松林の中に建っている。
正面から見る本館の構えは堂々として、まるで寺院の趣がある。
桧だろうか、館名を記した一枚看板が威圧するように立っている。

館内は山小屋を大きくしたような吹き抜け、ロビーには鹿や多数の鳥の剥製が陳列されている。
鳥アレルギーの人には堪えきれないかもしれない。

ロビーにある分厚いテーブルでチェックイン。
そこで館主(多分)が鍵を渡し、2階の部屋の方向を指差して、バッグを持って勝手に行ってくれ、という。

湯治あるいは登山家が利用した宿の伝統だろうか、あるいは、当日の宿泊が我々と単独の男性だけ、という訳で、人手を減らしたためだろうか。
これはこれで気楽だし、仲居さんへのチップのことも考えないで済むので悪くない。
風 呂
食 事
風呂は全部で3ヶ所ある。

●「展望風呂」はその名の通り、白樺の林を通して、北八ヶ岳が眺望できる内湯だ。

カラフルなタイルの風呂で、、シャンプー・ボデイソープが使える唯一の風呂。
但し、温泉でなく真湯が使用されているようだ。
心持ち、、湯が黄色く見えたが、もしかしたら下を流れる渋川(当日の散策で、ここも黄色く見えた)の水を使っているのでは?とも思った。

●「森の温泉」は、内湯と露天風呂が一体となっている風呂で、なんとも心地よく、かつ開放的な風呂だ。

露天風呂の目の前が華麗な白樺の林。
両方の風呂とも、床も湯船も木造、それに森の冷気が相まって、見事な風情を醸し出している。
ガイドブックには、この風呂がよく紹介されている。

●「信玄の薬湯」は内湯で3つの木造の風呂から構成されている。床も壁もすべて木造、湿気と温泉成分で変色して、文字通り渋い雰囲気を出している。
中央の風呂には、加温しない冷泉が豪快に落ちている。
この温泉は26度の加温なしなので、おそらく夏でも冷たいだろう。
相当な覚悟がないとなかなか浸かれない温度だ。

温泉は、表示では「単純酸性冷鉱泉」となっているが、飲泉も可能で、軽い渋みに爽やかさが残るが飲みやすい温泉だった。
夕食・朝食とも、白樺の林が見通せるレストランで取る。
夕食は、野趣豊かなもので、これほど地元の山菜や野菜を使った料理は初体験で、たいへんヘルシーな料理だった。
若い人だったら、夜食が必要になるかもしれない。
食器は渋い茶色系、カラフルなものは使われていなかった。
白樺の林を見ながらの朝食は、一部バイキング方式の和食。
漬け物と山菜の盛り合わせ(写真は二人前)などは、はじめから置かれていた。
(箸が乱れていてすみません)
敷地内の白樺林
部屋は、12畳と大きいが、広縁はついていない。
BTルーム?は今まで見たことのない珍妙な設計。(手前に便器) 木製の風呂には温泉が注げる。
ロッジ風の吹き抜けのロビー。鳥獣の剥製が、多数陳列されていた。
蓼科高原周辺にあって、秘湯の趣がある奥蓼科温泉郷。その中から、敷地20万坪を有し、味わい深い風呂が評判の渋温泉・辰野館に宿泊した。
一部完全
蓼科高原の一風景
堂々たる本館正面
平日2人1室(T付) 1人16,000円
「森の温泉」の2つの浴室
「森の温泉」の露天風呂。蓋板があまり重いので全部開けなかった。、
夜の「森の温泉」
26度の源泉、冷たくて足だけ浸して入浴済みとした。