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所在地 : 上高井郡高山村 
住 所 長野県上高井郡高山村牧2974
電 話 026−242−2501
交通機関 上信越自動車道須坂長野東ICから約20km
長野電鉄長野線須坂駅からタクシー
施 設(日帰り) 食事処、休憩室(1,000円) 駐車場(20台)
宿 泊 無し
泉 質 内湯:含硫黄 ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉
あった。
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 10時〜18時  ガイドブックでは9時〜となっていたが、2006年11月7日入浴の際は10時〜となっていた。
定休日 冬季(11〜4月)は休業。 オープン中は木曜日が定休
入浴料金 大人500円 
入浴施設 内湯男女各1 露天風呂男女各1
浴室備品 シャンプー・ボデイソープは内湯のみ(ロッカーの有無は確認を忘れた)
観光スポット 一茶ゆかりの里滝巡り、枝垂れ桜の里、志賀高原、小布施
お土産・食事 近隣に店無し。館内に食事処がある。
近くの温泉 蕨温泉、子安温泉、山田温泉、松川渓谷温泉、五色温泉、奥山田温泉、熊の湯温泉、ほたる温泉
高山村HP
観光協会HP
http://www.vill.takayama.nagano.jp/
http://members.stvnet.home.ne.jp/hin-nobe/html/
雑記帳 山田温泉の共同浴場・大湯で入浴したかったが、時間の関係で断念した。
温泉名 : 七味(しちみ)温泉 
施設名 : 湯元牧泉館 (入浴日:2006.11.7) 
高山村リンゴ園
高山村は長野県の北東部にあり、三方を山に囲まれ、中心部は善光寺平に繋がる扇状地にある。
その扇状地を作る松川上流の渓谷は紅葉の名所で知られ、秋には観光客の車で大渋滞が起きる。

渓谷沿いには8つの温泉が点在し、村では「湯つづきの里」と称している。

農業はリンゴ・ブドウなどの果樹を中心とし、私達が訪れた11月上旬、県道沿いの果樹園には、たわわに実った真っ赤なリンゴが収穫を待っていた。
例によって私達は直販所に立ち寄り、初めて名を聞くものを含めていろいろな種類を試食し、気に入ったリンゴを大量に買い求めた。

志賀高原の横手山を源とする松川の渓谷沿いに7つの温泉が点在する。これらの温泉を纏めて「信州高山温泉郷」と称する。

小布施・須坂方面から県道66号線に乗って東へ進むと、のどかな山里にある蕨温泉を通り過ぎる。
やがて道が松川渓谷沿いをじょじょに高度を上げていくと、子安・山田・松川渓谷・五色等の温泉が次々と現れてくる(別に、少し北側、標高1,500mに奥山田温泉)。

五色温泉を通り過ぎて間もなく、温泉郷の最深部、標高1,300mの高所に湯煙をあげる七味温泉に到着する。
七味温泉の名前は、泉質の異なる七つの温泉が湧出することに由来するそうだ。
小さな温泉地で宿は3軒、その他に湯元であり七味温泉で最も古くから営業していた旅館が日帰り施設に転向した「元湯牧泉館」がある。
元湯牧泉館の源泉は、文字通り湯煙を上げていた。渓谷に温泉が惜しみなく流されているのが見える。
以前から訪れたかった信州高山温泉郷だったが、宿泊する旅館を迷った。
候補は五色温泉・五色の湯旅館か七味温泉・ホテル渓山亭。
後者は日本秘湯を守る会の旅館でスタンプ(10ヶ所宿泊で1泊無料)を集められる。
しかし、最終的には料金面及び秘湯の雰囲気がより強いと思われる五色の湯旅館に決め、七味温泉は立ち寄ることにした。

立ち寄ったのは日帰り施設の「元湯牧泉館」だ。

9時からオープンとガイドブックには記載されていたが、実際は10時からだったので、閉ざされた渓流を渡る橋の横で40分ほど待った。
目の前の松川の渓流の対岸、牧泉館の横にある源泉からは、湯煙がもうもうと舞い上がっていて、心躍る風景だ。
時間になった。入浴する者は私1人。
玄関で館主と思われる品のいい70代の男性に500円を支払う。
内湯・露天風呂とも男女別にある。
内湯は、旅館を廃業する前に新築かリフォームしたのだろうか、杉と思われる板壁、石板の床、檜の浴槽の縁取り、広くはないが端正な造りだ。
3人が入れば満員になる小さな風呂に満たされている湯は白濁不透明。
ガイドブック等の多くでは、七味温泉で使用されているブレンドの硫黄泉の由だが確認できなかった。・


内湯から続く露天風呂は文句なく素晴らしい。
20坪ということだから畳40枚分の広さだが、実際はもっと広く見える。
30人位が一度にゆったりと入れる風呂の右手には、源泉の櫓が立ち、その下からは湯煙がもうもうと舞い上がる。
左手には荒々しい赤茶けた崖がそそり立っている。
この鉄分を含む崖は「七味の焼け」と呼ばれ、県の天然記念物に指定されている。


温泉はきれいな青白色で、近くから見下ろすと半透明で底がすけて見える。
風呂の一番奥に、右手の源泉からそのまま注がれる新鮮な温泉が豪快に流れ落ちている。
手前の方はややぬるめ、奥に進むに従って温度が上がってくる。
源泉は96℃だから、直接手に触れたら火傷をするだろうが、野暮な「注意」の看板が無いのがこの風呂の雰囲気に相応しい。
湯量は500リットル/分と豊富で、掛け流された温泉はそのまま松川に流れ落ちている。
ここの主(あるじ)と思われる年配の男性が「年内(2006年)に閉鎖する」と話しているのを聞いた。牧泉館のことだろうか?
小さいが品格のある風呂
隣の源泉から豪快に湯が落とされている
荒々しい崖は県の天然記念物
七味温泉 湯元牧泉館 (長野県)
隣の源泉から500リットル/分の硫酸塩温泉がワイルドな露天風呂に豪快に落とされている。ここの主が「年内で閉鎖する」と話しているのが聞こえてきた。惜しい!聞き間違いであれば幸いだが・・・。
休業中
現地に行かれたセットンさんから、「やはり閉館されていた」のご連絡を頂きました。残念です。
2007.8.15