湯畑の横にある熱の湯。


後半2回目の湯揉みのハイライト。思いっきり板を叩き湯が飛び散る。ショーは約30分。

体験湯揉み。参加した人には証明書と手ぬぐいが贈られる。

踊りもある。

三方に客席、2階席もあり、当日は立ち見客も出るほどだった。

舞台の袖から登場

所在地 : 吾妻郡草津町 
草津温泉 熱の湯 (群馬県)
   

草津伝統の時間湯と湯揉み。その湯揉みショーを熱の湯で観られる。

草津町は群馬県の北西部に位置し、北と西には三国山脈の2000m級の山々が聳え、東と南は海抜1200mの高原が開けている。
上信越国立公園に含まれる草津白根周辺は太平洋と日本海の分水嶺となっている。1年間の平均気温が7℃と低く、夏でも25℃を越えることが滅多に無い。

草津町そのものは人口約7,600人と小さな町だ。群馬県の西北部、標高1,200メートル前後の高原地帯にあり、町の北西、大パノラマが開けるスカイライン国道292号沿いにはコバルトブルーの神秘的な湯釜を持つ白根山、南には日本一の避暑地軽井沢そして鬼押し出しで有名な浅間山がある。
この二つの活火山に挟まれた草津は、日本で一、二を争う実力派の大温泉地である。

この草津町には「天然温泉・掛け流し指向」の追い風が吹いている。これを可能にする日本一の自噴温泉湧出量、さらにすべて掛け流しの大小の旅館ホテル群、独特の温泉文化、そして軽井沢ー草津ー白根山ー万座ー志賀高原と個性の異なる観光地・保養地とのリンクが構築され、男女を問わずいかなる世代のニーズにも答えられるからだ。

草津温泉が日本一の温泉と言われる背景には、次のような事実が挙げられる。

*毎分23,300リットル/分(草津町全体で約37、000リットル/分)は、ダントツの自噴温泉湧出量日本一であり、近年の「天然温泉志向」に胸を張って応えられる唯一の大温泉地であること。

*主要源泉がすべて加温が必要ない自噴高温泉で、泉質が1円硬貨が1週間で溶けてしまい、五寸釘が10日間で針金状になってしまう強烈なpH2の酸性泉、という個性ある泉質なこと。

*これだけの大きな温泉地で、宿泊・温泉の全施設が掛け流し、という温泉地は、日本広しとも言えどここだけなこと。

*温泉文化の原点である共同浴場が18ヵ所(しかも無料)、「西の河原」「大滝乃湯」など個性ある有料のものが6ヶ所あり、すべて源泉掛け流しであること。さらに「湯もみ」「時間湯」「合わせ湯」といった温泉文化が継承されていること。

湯揉み唄の一つ、有名な「草津節」を歌いながら、重い板を左右に漕いで湯揉みをする。

草津温泉には、湯畑のすぐそばにあるので観光客が最も利用しやすい「白旗の湯」の他、全部で18ヶ所の共同浴場がある。これらはすべて無料で開放されている。

その白旗の湯の隣に「熱の湯」がある。
ここは共同浴場でなく、草津伝統の湯揉みと踊りを湯揉みショーとして観光客・宿泊客に有料で見せている。

草津には江戸時代から「時間湯」という独特な入浴方法が伝わっている。
源泉は51℃から94℃もあり、刺激性の強い強酸性泉だ。この泉質と高温を活かした温泉療養が時間湯である。
しかしこの高温では入浴できないので、水を加えずに温度を下げ湯をやわらかくするために幅1尺(約30cm)長さ一間(約180m)の板で湯を揉む。
これが湯揉みである。

公演時期と開演時間は熱の湯HPで確認頂きたいが、ほぼ年間を通して朝夕、4回から6回程度、およそ30分弱のショータイムとなる。(入場券は500円)
施設名 : 熱の湯(観光日:2009.10.21) 
草津温泉のシンボル「湯畑」
温泉名 : 草津温泉 
 住 所  群馬県吾妻郡草津町414
 電 話  0279−88−0800(草津温泉観光協会)
 開演期間・時間  下記URL参照
 入場料  500円
 URL http://www.kusatsu-onsen.ne.jp/netsunoyu/index.html 

草津は大温泉地だが快楽的な匂いは一切せず、いたるところでしっとりした風情を漂わせる温泉街