施設名 : 元湯宮滝温泉 まつや (入浴日:2008.2.18) 
所在地 : 吉野郡吉野町
温泉名 : 宮滝(みやたき)温泉 
   
宮滝温泉 元湯宮滝温泉 まつや (奈良県
住 所 奈良県吉野郡吉野町宮滝53−1
電 話 0746ー32-8015
交通機関 南阪奈道路葛城ICから国道165・169号線で35km
近鉄吉野線大和上市駅から奈良交通バス湯盛温泉ホテル杉の湯行きで15分、宮滝下車すぐ
施 設(日帰り) 食事処 駐車場(30台) 
宿 泊 8室(BT無し)  12,000円(税サ込)〜(詳細は宿に照会下さい)
泉 質 炭酸食塩泉
入浴時間 不明だが、当日は12時に行って入浴できた。  
宿泊客がゼロの場合は入浴できないと思われるので事前に電話で確認下さい。 
定休日 不定休
入浴料金 昼食 1000円前後〜  別途入浴料金1000円が必要。
入浴施設 内湯男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー、ロッカー
観光スポット 吉野山(桜)、金峯山寺(きんぶせんじ)、蔵王堂、吉水神社、如意輪寺、竹林院
お土産・食事 昼食付き入浴可能
近くの温泉 吉野温泉新吉野温泉吉野山温泉、静の湯、洞川温泉天の川温泉大淀温泉中荘温泉
入之波温泉(五色湯・ 山鳩湯
吉野町HP
商工会HP
まつやHP
http://www.town.yoshino.nara.jp/
http://www.yoshino.ne.jp/wakwak/
http://www.matuya.yoshino.jp/
雑記帳 町域の吉野山は日本一の桜の名所である。桜の品種として最も知られているのは「染井吉野」だが、これは江戸の染井町の植木屋が作り出した品種であり、吉野山に由来するものではない。
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
幾重にも山並みが連なる吉野は、吉野山の桜ばかりでなく、信仰・歴史の地でもある。
吉野町は奈良県総面積の6割を占める吉野郡の北端にあり、町の約30平方kmが吉野熊野国立公園内に属する。

吉野山のサクラは山桜の「シロヤマザクラ」を中心に、200種、3万本が咲き誇る。桜百選とか三大桜(高遠・弘前城・吉野山)など、桜の名所は数多いが、吉野山は文句無く日本一の桜の名所である。

「歌書よりも軍書に悲し吉野山」(各務支考)」・・・吉野は、また歴史の舞台でもある。
源義経、大塔宮護良親王、後醍醐天皇、楠正行、豊臣秀吉・・・吉野山は、戦に負けた敗軍の将、一時の栄華を誇った英雄の末路を偲ばせる。

吉野は信仰の山でもある。役小角(えんのおづの、えんのおづぬ、えんのおつの)が修験道を創立、吉野金峰山が山岳信仰の中心となり、今も国宝・金峯山寺・蔵王堂等が往時の名残を留めている。
2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界文化遺産に登録された。
吉野には、応神・雄略・持統・聖武天皇等が行幸した離宮が置かれていた。

最近の発掘調査などから、この離宮があったとされる地は、ここ宮滝付近であったという説が有力になってきている。
宮滝は、大台ケ原から発した吉野川が一番の屈曲を見せる場所で、吉野川流域でもっとも風光明媚な場所でもある。

万葉集にもこの地域を詠った詩歌が多く残されている。
「み吉野の秋津の川の万代に絶ゆることなくまたかへり見む」


吉野町の温泉と言えば、吉野山山腹に一軒宿の温泉が幾つか点在している。
吉野温泉吉野山温泉新吉野温泉・静の湯などがそれである。

唯一の例外が、吉野川河畔、国道169号線沿いにあるここ宮滝温泉だ。
宮滝温泉前の吉野川。冬季、上流のダムが放水を抑えていることもあって、水量が少なく風光明媚、とは言い難かった。
「まつや」は、自宅からそれほど遠方ではないのに未入浴だったのは、日帰り入浴を受け付けておらず、昼食を取った場合のみ入浴OKなので、なかなかその機会がやって来なかったからだ。
今回は入之波温泉五色湯で宿泊(同山鳩湯で立ち寄り入浴)、ちょうどお昼頃に前を通過するので、事前に電話で照会したところ、昼食・入浴とも可能だったので立ち寄った。

宿は国道169号線に面し、大きな看板が遠くから見えるので見落とすことは無い。
食事処は宿の前にあり、テーブル席と畳敷きがある。
料理は定食の他に単品メニューもある。
私は天麩羅定食(1400円)をオーダー、食べ終わった後、別に入浴料金1000円を支払ってから浴室に向かった。

風呂は露天風呂が無く内湯のみ、端正な石造りで、大きく取られた窓からは、冬季なので水量が少ない吉野川が目の前に見えた。
温泉は近くの源泉から湧き出る透明な炭酸食塩泉を加温して落としている。
国道沿いの大きな看板
まつや外観。30台ほどが停まれる駐車場がある。
テーブル席と畳席の食事処
さすが吉野、特産の杉をを使った桶と腰掛。
吉野川・国道169号線沿い、古の昔、天皇が離宮を置かれた宮滝にある湯宿に立ち寄った。