日光湯元温泉 奥日光小西ホテル (栃木県)
日光湯元温泉の中心街にあって、赤レンガ色の瀟洒な建物が目につく比較的大きな小西ホテルは、和洋室が中心の準高級旅館。風呂はもちろん白濁した硫黄泉の掛け流し。
日光国立公園内の標高1,487m、湯の湖湖畔にあって白樺や唐松で囲まれた一帯に20数軒の旅館やホテルが点在している。
浴衣姿は似合わない自然に恵まれた高原温泉地だ。
温泉の発見は延暦7年(788年)と言われ、近くには開湯の祖・勝道上人を祭った温泉寺がある。
ここは温泉を備えた全国でも珍しい寺で、行事がないときは入浴することができる。
当日、私も出掛けたが、この日はあいにく開放されていなかった。
そこから歩いて2分の所に、湯本温泉の湯量の豊富さを実感できる源泉がある。
硫黄の匂いを強く漂わせ、湯煙をあげる源泉小屋が幾つかあり、周囲は滲み出た温泉で沼みたくなっている。
湯量が多いため、遠く中禅寺湖畔の旅館(中善寺温泉)にまで温泉を供給している。
源泉がどこにあるか分からないような大温泉地と違い、ここは、正真正銘の温泉が湧き出ているさまを目の前で見ることが出来る。
●立ち寄り入浴は、7時〜10時と13時〜21時で予約不要。料金は1000円とちょっと高目だ。
細かな湯の華がびっしり。
洗い場
重厚なロビー
10人規模の内湯 湯はやや熱め。
日光湯元温泉の売り物・硫黄泉
日光市は栃木県の北西部に位置し、北は福島県、西は群馬県に接していて、県土の4分の1という広大な面積を占めている。
県庁所在地の宇都宮市から西へ約30km、日光国立公園の中心として国内外から多くの観光客を集めている。
市域には、1999年12月に世界遺産に登録された東照宮をはじめとする「日光の社寺」、標高1,269mにある中禅寺湖、そこに影を落とす2,484mの男体山、日本三名瀑の一つである華厳の滝をはじめとする日光47滝など、数多くの観光スポットを有している。
冬には氷点下20度を超え、春から夏にかけてはさまざまな高山植物が可憐な花を咲かせる戦場ヶ原や霧降高原、中禅寺湖・湯ノ湖をはじめとすする大小さまざまな湖沼がある。
まさに国立公園に相応しく、華麗で変化に富んだ自然をいたる所で見ることが出来る。
施設名 : 奥日光小西ホテル (入浴日:2009.5.14)
硫黄臭が漂い、温泉で沼地の様になった源泉地。
白樺林に囲まれた高原の温泉街
静かな水面の湯の湖。日光湯元温泉はここの湖畔にある。
那智の滝(和歌山)・袋田の滝(茨城)と並ぶ日本三大名瀑の一つ華厳の滝は落差97m。高さでは那智の滝に譲るが中禅寺湖から流れ落ちる水量では圧倒する。
住 所 | 栃木県日光市湯元2549−5 |
電 話 | 0288−62−2416 |
交通機関 | 東北自動車道宇都宮ICから日光宇都宮道路(有料)清滝ICから国道120号線。清滝ICから27km(紅葉のシーズンは「イロハ坂」が極度に込み合うので要注意) JR日光線日光駅または東武鉄道東武日光駅から湯元温泉行きバスで1時間20分、終点下車 |
宿 泊 | 46室(和洋室43 和室1 特別室2) 2人1室 1人20,000円〜(宿泊人数・期間等で加減・・・2010年5月現在) |
泉 質 | 含硫黄ーナトリウム・カルシウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉 泉温70.3℃ pH6.62 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間(日帰り) | 7時〜10時 13時〜21時(予約不要) |
定休日(日帰り) | 不定休 |
入浴料金 | 大人1000円 |
入浴施設 | 内湯・露天風呂:男女各1 貸切露天風呂(宿泊者専用) |
浴室備品 | シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー、ロッカー |
観光スポット | 東照宮、中禅寺湖、霧降高原、戦場ヶ原、華厳の滝、霧降の滝、竜頭の滝、湯滝、光徳牧場 |
お土産・食事 | 温泉街にも若干あるが、中禅寺湖畔に店舗多い。 土産としては湯葉、しそ巻き唐辛子が特産 |
近くの温泉 | 光徳温泉、日光温泉、中善寺温泉、鬼怒川温泉、川俣温泉、川治温泉、塩原温泉郷 |
日光市HP 日光観光協会HP 旅館組合HP 小西ホテルHP |
http://www.city.nikko.lg.jp/ |
湯滝は華厳滝、竜頭の滝と並んで日光三名瀑の一つ。
日光湯元温泉のある湯の湖から流れ落ち、落差50m・幅25m。
国道にある峠としては、日本で三番目に高い金精峠(2024)mから見る日本百名山の男体山(2486m)と湯の湖。
湯量の豊さを誇るような大きな足湯。