狭いが無料の休憩所もある。

若干の土産も置いてある。

建物内外とも木材がふんだんに使用されている。


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越後湯沢温泉 駒子の湯 (新潟県)

近年進められてきた外湯巡り構想によって、これまでに6ヶ所の共同浴場が建設され、湯沢町総合管理公社が運営している。

駒子の湯の所在地については、下に掲載のMAPを参照頂くが、温泉街から少し外れているので少々分かりにくい。
6ヶ所の共同浴場の中で最も知られた外湯で、スキーシーズンともなると大混雑するようだ。

建物は内外ともに木材がふんだんに使われていて、それなりに雰囲気があり、無料の休憩所も設けられている。

室は広々として、洗い場も隣との仕切りが設けられるなど、なかなか贅沢な造りだ。
シャンプー類も置かれており、その分が料金に反映して500円と外湯にしてはいい値段だ。
浴槽は御影石とタイルで造られ、10人以上が一度に入浴出来る中規模なサイズだが、機能的すぎてやや情緒に欠ける。

温泉はきゅきゅ感があるナトリウム・カルシウムー塩化物泉、57℃と高温なので、加水の上循環滅菌した湯を注いでいる。

10人が一度に入れる大きさの風呂だが、硬質でやや温もりにかける。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。 夜の底 が白くなった。」の有名な書き出しで始まる川端康成の代表作「雪国」。そのヒロインの名前を取った町営の共同浴場に立ち寄った。
所在地 : 南魚沼郡湯沢町

昼食は「しんばし」で蕎麦を食べた。写真右上がこの地方名物の「へぎそば」。へぎそばとは海藻のふのりをつなぎに使用した蕎麦を3、4人前の大きなせいろに盛り付けた、この地方の伝統的なそばだ。(写真はしんばしのHPから借用した。)

施設名 : 駒子の湯 (入浴日:2009.10.19)

群馬県から国道17号線(三国街道)を北に進み、三国峠(1,100m)を越えると新潟県に入る。
戦国時代、上杉謙信は関東平定のために、越後と関東を隔てるこの峠を14回も越えたという。

三国峠から北へ25km、さらに3つの峠を越えると湯沢に入る。
湯沢は江戸時代に入ると、越後と江戸を結ぶ三国街道の宿場町として栄え、越後の米・塩・麻・鮭といった産物や佐渡の金の輸送路としても使われるようになった。

現在の湯沢町は、新潟県の最南端に位置し、冬季には3m以上の積雪がある豪雪地帯で、18ヶ所ものスキー場がある。そのうえに、新潟県を代表する温泉地でもある。

上越新幹線・関越自動車道が開通して以来、首都圏からの距離が一気に短縮され、今や年間700万人が訪れるリゾート地となっている。
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
明治初期には3軒の木賃宿があっただけの越後湯沢温泉は、昭和6年に上越線が開通、翌年に温泉を掘り当ててから発展していった。

湯沢温泉の名を全国的に知らしめたのは、ノーベル賞作家の川端康成が、昭和10年に発表した「雪国」だ。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。 夜の底 が白くなった。」の有名な書き出しで始まる川端康成の代表作「雪国」。島村、駒子の恋を、抒情的に描きだした物語の舞台が湯沢町だ。

旅館は和洋・大小さまざまなタイプが15軒、越後湯沢駅の西側を中心に点在している。
この他に民宿が70軒以上もあるが、これは周辺に18ヶ所のスキー場があるためと思われる。

温泉街には、町営の共同浴場が6軒(山の湯・駒子の湯・岩の湯・街道の湯・宿場の湯・コマクサの湯)あり、温泉好きはこれらを巡る楽しみもある。

前回は「山の湯」で入浴したので、今回は「雪国」のヒロインの名が冠せられた駒子の湯に立ち寄った。

その湯沢のランドマークと言えば湯煙ではなくて、温泉街を囲むようにしてそそり立つ、バブルの名残の巨大なリゾートマンション群だ。

住 所 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢148
電 話 025-785-7660
交通機関 関越自動車道湯沢ICから約10分
施 設(日帰り) 休憩所、駐車場(30台程度)
宿 泊 不可
泉 質 ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉 (源泉温度57.3℃) 加水の上循環・塩素剤使用
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 am7:00〜pm9:00 (最終受付pm8:30) 
定休日 木曜日(祝日・年末年始・お盆期間の場合、後日振り替え)
入浴料金 大人500円 
入浴施設 内湯男女各1 
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー有り
観光スポット スキー、トレッキング・ハイキング、湯沢温泉ロープウェー・湯沢高原高山植物園「アルプの里」
お土産・食事 温泉街に多数。
近くの温泉 貝掛温泉、六日町温泉、大沢山温泉
湯沢町HP
観光協会HP
湯沢温泉HP
駒子の湯HP
http://www.town.yuzawa.niigata.jp/
http://www.e-yuzawa.gr.jp/
http://www.yuzawaonsen.gr.jp/
http://www.yuzawa-culture.com/sotoyu/yukomako.html

温泉名 : 越後湯沢温泉