ご隠居さんへ
行ってきました「仙仁温泉 岩の湯」 まず結論を。 温泉好きとして『源泉かけ流しに重きを置くなら』リストに加えていただく価値おおいに。 洞窟風呂は混浴ゆえ湯浴着のアナウンス。最近の工夫されたものが入り口に。扉を開けた中に踏み入れた瞬間、目の前に排水されていく湯量に驚き。まずもってここまで湯量豊富とは思いませんでした。 入り口付近にちょうど「小谷温泉 山田旅館」内湯を思い出させるけっこうな湯滝。小川と流れ落ちてくる狭い洞窟を進むともう一つ勢いよく噴き出す湯滝。 僅かな温泉臭なれど無味。名湯にして名水。飲んでもおいしい。 「栃尾又温泉 自在館」を連想も圧倒的鮮度が凌ぎます。洞窟外の施設内に飲泉所がありましたが「葛温泉 高瀬館」をイメージしていただけたら雰囲気、湯量遠からずと思われます。 肌にじかに文字どおりの源泉かけ流れを体感できるのはとても稀有かと。 温泉好きの知人の話として多少情報仕入れてきたのですが、部屋名として仙〇と仙が先につく4部屋は温泉付きとなります。景観も抜群。「仙楽」がエレベーターのすぐそば。通常布団部屋ながらベット希望と事前に伝えれば変更可との事です。 2人宿泊一人3万5千円から4万7千ぐらいか。お孫さん連れの5人とか複数人利用値引きがありそれだけの広さもあるようです。女子会的な利用も多いですね。 ただし部屋付き浴槽及び、空いていれば誰でも無料で利用できる旅館内4つの貸し切り浴槽共に加温となります。 洞窟風呂内部にも男女別加温浴槽も複数あるのですがやはり35度の源泉とくらべ滑らかな浴感が失せます。湯量豊富ですので清潔感は申し分なしですが。 この宿の神髄は洞窟風呂のぬる湯とお考えください。 翌朝の朝食は申し分なし。ご隠居さんのご記憶にも残る朝食かと。夕食は山里料理の名に偽りなしなんですが、なんて言うか華に欠けるのです。 旅館近くに畑を持つ自産自消。あゆ、鯉のいけすもひょっとしたら。薄味で上品なのはいいのですが。オーガニックすぎ。 私の貧しい経験で食事が印象に残る宿は本格懐石で「舘山寺温泉山水館欣龍」創作懐石で「野沢温泉 さかや」ですが、比較対象はむしろ次点「美須々原温泉 旅館すぎもと」に見るべきかと感じました。 オーナー兼料理長が自ら打つ鮮度抜群のそば(別料金はどうかと思いますが)を含めれば華はむしろすぎもとにあり。個人的には。 あと配膳が談笑しながらの酒飲みのペースでご隠居さんにおいてはまずもって手持無沙汰になりそうなのが杞憂か。 どれもワンランク上の調度品。そこかしこに生けられた可憐な野の花。格調高い日本庭園。庭が好きな人はそれだけで見る価値が。モノの価値がわかる富裕層のリピーター多いのもうなづける話。 先代の父から引き継いだ現オーナが30年かけて築き上げた高級旅館としての矜持と凄み。 あまり知られていないのですが。先代の時代はは日帰り解放で子供たちが温泉洞窟に温泉プール気分で遊びに来る温泉だったのです。先代からの方向転換が成功した例として星のやグループとも似てますね。 2021/07/16(Fri) 18:59:27 [ No.13287 ]
コロナワクチン接種、家内の白内障発覚検査、化学療法の変更、自分の足首の腫れ(痛風?)などなどが一度に起きて、
気がついたら、ここのBSに一週間訪れませんでした。 そのため、ご返事が大幅に遅れてしまい、誠に申し訳ありませんでした。 仙仁温泉 岩の湯、日本秘湯を守る会の中で最も高額な宿ですが、 かっては日帰りOK,子供達が洞窟風呂に温泉プール気分で入浴していたとのこと、 いまのステイタスからは考えられない庶民的な宿だったのですね! 洞窟風呂の温泉排水量から湯量の豊富さが窺えるようですが、如何せん実物に入浴していないので、 その実感が出来ないのが無念です。 古い温泉サイト仲間で辛口の温泉たまこさんが、ここに数知れず宿泊されておられ、 風呂も客室も食事も満足された上でのリピーターであること疑いないところであり、 ろらんさんのレポと合わせ、高額でも安心して予約を入れられます。 「小谷温泉 山田旅館の内湯」「葛温泉 高瀬館」「舘山寺温泉山水館欣龍」「野沢温泉 さかや」 どこも泊ってるので、イメージが湧き、岩の湯の評価に役立ちました。 孫達を連れていくのにはちょっと贅沢すぎますが、家内と最後の温泉宿として、 どうしても泊まりたいです。 頼めばフトンでなくベッドも準備してくれる温泉付きの部屋もあるという貴重な情報も嬉しく拝見しました。 本当にありがとうございました。 2021/07/23(Fri) 13:16:52 [ No.13289 ]
ご隠居さんへ
ご体調を崩されているのかと心配しておりました。 温泉付きの大部屋は3世代家族など多人数向けでもあり、2人利用一人3万4千も5人利用だと2万5千とざっと1万割安に、子供料金も5千円〜2万と幅を持たせているようでした。 夕食にもう一つ豪華さが欲しいのですが、要はよそから仕入れた信州産でも飽き足らず、自ら手がけ責任持てる食材をとゆうポリシーなんだと思います。 梅雨の合間の曇りの日でしたが川のせせらぎが聞こえるオープンテラス、網戸解放の部屋も不思議と湿気を感じず驚き。立地条件も天恵を感じます。 庭園には信州人の県民性を。隅々まで精緻で素晴らしいのですがどれも小ぶりで。山に囲まれ平坦な盆地が少ないですからね。同じく川に面した「法師温泉 長寿館」の作りはもっと大胆だったなあと。 長寿館の足元噴出も肌に噴出を感じると言うには穏やかなものでしたが、この宿の岩の裂け目からとはいえ湧き立ての流れを小川のように肌に体感できる洞窟風呂は一見の価値ありです。 アクセス道路下に「湯っ蔵んど」古くからの「須坂温泉 古城荘」と2つ日帰り温泉施設ございます。湯質はそう変わらず。「湯っ蔵んど」付近は旅館採用のワイナリーもあり大型施設で人気です。 部屋に備え付けの雑誌に並んで紹介されていた温泉旅館に「別所温泉 花屋」「扉温泉 明神館」他にもう一つ存じないのがあったのです。 飯田市の「峡泉」 https://kyousen.com/ 良さそうですがお値段いいですね。 あとは以前お勧めした 「笹屋ホテル 豊年虫 ベット部屋」 他にリニューアルニュースで 湯田中温泉「あぶらや燈千」 https://www.aburaya-tousen.co.jp/ 北信までの中継宿となれば南信がいいですが。 ぬる湯ゆえに涼しくなる前がベストシーズンと思われます。 写真は温泉付き客室エリアの美しいテラス 2021/07/24(Sat) 03:40:36 [ No.13290 ]
ろらんさん
いつ転げ落ちるかわからない2人の持病を抱え、 心身とも衰えているので、いままで距離を意識して無かった信州がはるか遠くになり、 もう2度と行けないと思ってましたが、今回のろらんさんからの2信のお陰で、 もう一回信州に、と元気・意欲が出てきました。 一番注目したのが、南信の天竜峡温泉・峡泉。 ここなら200km強で、奈良から3時間の距離、それに我々の宿選定条件をご承知くださっていて、 ベッドツインと部屋付き温泉風呂があるので完璧です。 ここに宿泊して、もう1泊欲張って、「仙仁温泉 岩の湯」、「戸倉上山田温泉笹屋ホテル 豊年虫」、 それに「湯田中温泉 あぶらや燈千」のどれかにもう1泊と 夢が広がりました。 本当に貴重な情報有り難うございます。 写真は峡泉に近に近い天竜峡。 2021/07/25(Sun) 13:09:45 [ No.13291 ] |