第一日目(1月23日)
出発は久々の県営名古屋空港でいつもにも増して混雑。
計画時この寒波到来は想定しておらず熊本空港のレンタカーも今更
スタッドレスタイヤへの変更も出来ず、万一の場合は乗り捨て覚悟。
先ずは世界遺産の三角西港を目指すが寒波到来を予兆させる強風の中
海のピラミッド、三角西港、天草四郎メモリアルホールを巡って
宿に向かうがどちらの施設も殆ど観光客は見当たらない。
宿泊の大洞窟の宿湯楽亭は以前より期待していたが加温の不調
大洞窟の管理不足等が気になり心に残るほどの感銘は無し。
食事は噂通りのボリュームで食が細くなった我が身では完食出来ず
今後の施設選択の一考を実感。
朝食時に食堂の扉を開けると突然看板猫「ゆなちゃん」のお出迎え。
事前の猫嫌いの申し出案内もありましたが従業員曰く「ゆなちゃん」は
何もしませんとのことですが小上がり回りをうろつき施設衛生的にも
食堂を徘徊するのは如何なものか。
猫嫌いの私には気持ちの良いものでは無かった。
折角の泉質、施設なのにマイナス評価が先走り残念な思いです。
2023/01/29(Sun) 15:09:04 [ No.13779 ]
第二日目(1月24日)
朝食時、食堂が台風並みの物凄い強風で音を立てており怖い感じでした。
その後暴風雪警報が発令されたので当日の予定を全て中止して次の宿に直行する。
出発前には既に当日の宿泊施設より本日予定の問い合わせが来ており
暴風雪警報の発令につき計画を変更して直行することとした。
天候での計画変更は初めての経験で宿に到着した頃からは雪も舞い始める。
当初は島伝いに牛深港からフェリーで蔵之元港経由の予定でしたが
早い積雪や通行止め或いは欠航を心配して陸続きの右回りで高速を利用して宿まで直行。
結局その後フェリーは欠航となり高速も閉鎖され変更は大正解でした。
暴風雪警報の中11:30には湯の鶴温泉鶴水荘に快くチェックインさせて頂いたが
受け入れ準備が間に合わず部屋はまだ寒かったのですが代わりに早々と
心置きなく温泉三昧することが出来たのはこれまた不幸中の幸いとなりました。
湯の鶴温泉は寂れた風情と怖いもの見たさの一泊三食¥4500施設の存在を
知ってから事ある度に検討した経緯があり流石に女房にも先のプランは
却下され鶴水荘の利用となる。
当日の宿泊客は我々と同様に遠方神奈川からの宿泊客のみで地元の宿泊客は
全てキャンセルとなっており二組で明朝出発時の相談もしました。
温泉は源泉透明度が素晴らしく入浴する前から気持ち良さを感じます。
浴室は二つの貸切風呂、一つの露天風呂、二つの内湯とどの湯船も満足出来るもので
真横から吹き付ける雪を眺めながらの露天風呂は中々普段では味わえない経験です。
食事も豪華ではないが必要十分な内容で唯一の気掛かりはやはり翌朝の道路状況のみ。
遠方からの宿泊客への女将の気遣いに心温まる。
2023/01/30(Mon) 10:57:13 [ No.13780 ]
大寒波の中、よく出かけられましたね!!!
上記のレポ、拝見してると、文中の中から冷気と寒風が吹き抜けて来ました。
スリリングな旅程の中、さすがのご判断で、見事切り抜けられましたね、拍手♪
天草は少なくとも2回、行程の中に組み込めたのですが、遠回りになたない人吉温泉とか、
平山温泉で泊まることになってしまいました。
湯の鶴温泉は全く知りませんでした。
水俣市にあるのですね。
鶴水荘のHP見ましたが、昭和の風情たっぷりの素敵な宿でした。
写真は天草を捨てて宿泊した人吉温泉翠嵐荘の内湯。
2023/01/31(Tue) 01:11:15 [ No.13781 ]
第三日目(1月25日)
昨夜来の雪は日付が変わる頃には止み、辺りは真っ白で翌朝が心配です。
朝一で出勤した従業員によれば道路はアイスバーンにはなっておらず
氷結した雪を踏み締める感じで低速なら走れるとの事。
市街地迄の6Kmを無事に通過出来れば何とかなりそうなので殆ど
交通量の無い道を20分掛けて下る。
市街地の国道は普通に走行出来、出水の武家屋敷と鶴の飛来地を
一巡して霧島温泉を目指す。
武家屋敷にも相変わらず観光客はおらず手持無沙汰な案内人の熱心な申し出も
有り詳しい説明を受けましたが足先の余りの寒さに感覚が無くなり始める。
鶴の飛来地では今まで訪れたどこの飛来地よりも多くの鶴の姿が見られて感動しきり。
その後の道中で大型トラック等の事故処理も散見され安全運転で先を急ぐ。
結局高速閉鎖で交通量の増えた海岸沿い下道を低速で鹿児島市経由
ノンストップ4時間半で霧島温泉に到着。
途中のICでは待機中の作業員もおり開通も時間の問題と思われたが
結局最後まで開通することは無かった。
鹿児島空港辺りで既に17時近くで凍結の心配もありましたが通行に支障が出るような
状態迄には至っておらず旅行人山荘には予定の2、3時間遅れで到着。
旅行人山荘は御隠居の内容通りコストパに大変優れた素晴らしい施設で
予約済のひのきの湯も大変気持ち良く又食事も自身の好みによく合い
大変美味しいもので夕食の完食は勿論、朝食では普段から少食の私も
献立に釣られてご飯のお替りも二度する始末で機会が有れば是非とも再訪したい施設です。
2023/01/31(Tue) 13:06:25 [ No.13782 ]
第四日目(1月26日)
今日は天気も良く人吉迄の短距離でユルユルな旅程で移動。
先ずは東洋のナイアガラ「曽木の滝」を目指すが途中終日日が差さない場所
などは注意が必要で昨日の海岸沿いと比べて標高も高く恐らくはそれなりの
積雪が有ったのであろうことが通行していても分かる。
注意してないと突然の残雪に出くわし驚く事に。
曽木の滝も他の観光地同様に観光客は殆どいません。
展望台にも残雪がしっかり残り僅かな足跡が残るのみ。
上流の曽木発電所遺構は例年よりも水位が低く大方の遺構の姿が眺められ幸運でした。
こちらの駐車場も又我々の車が一台のみ。
布の滝は今の時期訪れる所では無いが国道から細い急坂の脇道を登ると
滝まで100mを残して残雪が気になり降車して徒歩にて歩む。
滑って谷に落ちては洒落にもならない。
チェクインまでまだ時間が有り少し離れた谷水薬師堂も巡る。
今宵の宿は先の大水害から復活を果たし昨年11月に営業再開をしたばかりの人吉温泉旅館芳野。
流石の老舗旅館でお風呂も食事も言う事なし。
偶には話のネタでこんな旅館も良いですね。
当たり前と言えば当たり前ですけど値段相応の内容と言う事か。
個人的には前日の旅行人山荘の方がコストパ等で満足感が高く身の丈に
合うのは結局は庶民的な感覚から抜け出せない性か。
2023/02/01(Wed) 16:57:43 [ No.13783 ]
第五日目(1月27日)
今日は朝から雨模様。
18:00の熊本空港レンタカー返却を目安に行動。
雨を嫌い、取り敢えず屋内の道の駅人吉と隣接の施設を一巡する。
雨が小康状態になってから永国寺、青井阿蘇神社、石水寺、球泉洞、道の駅坂本、大盛で有名な熊本インター近くの定食屋どんじゅうで夕食を済ませてガソリンを補給してレンタカーの返却の予定。
球泉洞は秋芳洞より身近に洞窟感が感じられ鍾乳洞の生々しさ?が実感出来る。
人吉から道の駅坂本辺りの球磨川沿いでは現在も水害復旧工事が継続されており
被害の大きさが伺われ当日も全面通行止めではあるが自己責任において通行可能な状態でした。
話の種にどんじゅうで食事をしたが噂通りの大盛で予想通り二人とも完食出来なかった。
今回は偶々温かい南の温泉地巡りを計画してたので寒波の影響が一番少なかった
ですが同じ九州でも北部や西部であればもっと影響を受けたと思います。
本来最強寒波到来であれば串カツ子さんの様にキャンセル対応が正当でしょうが
コロナ感染が始まって以来旅程変更で散々振り回され古希を迎えた現在は
人生のゴールが見え始め少々のことでは中止はしたくなかった。
勿論出発前より宿泊地の毎時気象も詳細に確認しており今回の寒波も
火曜日12時頃から水曜日12時頃がピークでそこさえ乗り切れれば何とかなると考えていました。
たとえ冬支度をしていても自身ではどうにもならない道路上での立ち往生
凍結路面の遭遇さえ回避出来れば後は有り余る時間と追加の費用で
乗り切れるであろうと言う変な自信も有りました。
正直積雪で移動出来なければ最悪、宿泊のキャンセル或いは連泊、
他の交通手段等での移動、天候の回復を待っての事後引取とかも検討していました。
串カツ子さんがキャンセルした小浜温泉辺りでは10cm以上の積雪でしたので
何らかの影響は避けられなかったと思います。
冬装備でスキーに出掛けるのと違い想定外の寒波はリスクが有りすぎます。
これも旅の醍醐味と思うが今回の様な経験は今回限りとしたいです。
全国旅行支援クーポン券も利用期限が短く利用施設も限られ尚且つ
寒波で営業中止の施設もあり実質利用出来るお店が極端に絞られて不便でした。
因みに今回利用の宿泊のお気に入り順位
旅行人山荘
・料理、温泉が良く価格がリーズナブル(㊝)
鶴見荘
・温泉が素晴らしく価格も安い(優)
芳野旅館
・内容に見合った価格(優)
湯楽亭
・管理が疎かで食事量が多すぎ(良)
来週は西浦温泉を予定。
2023/02/02(Thu) 17:13:23 [ No.13784 ]
ご返事遅れて申し訳ありません。
冬なので九州を計画されたとのことでしたが、大寒波の中大変でしたね。
でもほぼ予定通り巡られて良かったです。
長文のレポ、自分の3回の九州遠征(いずれもほぼ2週間)を思い出しながら、
それに自分の記事を見直したりして、楽しく嬉しく拝見させて頂きました。
串カツ子さんから大寒波による九州キャンセルのメール頂きました。
直前だったので、フライト料金は返ってこず、
宿のキャンセル料金も請求されてかなりのダメージを被ったとのことでした。
隠れfanさんが私の古い付き合いの彼女のサイトを訪れておらのを知って嬉しかったです。
いまのhnも秀逸ですが、私にとっては昔の温泉たまこが懐かしいです。
旅行人山、私の15年以上前の記事見て下さってるんですね。
これだけ古いとご参考にはなりませんが、それでも私が書いたコスパの良さを
今でも維持されているのを知って嬉しくなりました。
写真は旅行人山荘の貸切露店風呂、赤松の湯。
霧雨の中の早朝入浴最高でした。
2023/02/05(Sun) 18:11:38 [ No.13785 ]