伊香保温泉 お宿 玉樹 (群馬県)
じゃらん 口コミ評価 
宿泊者35人の平均 2012年3月16日現在
総合4.6
草津温泉・四万温泉と並ぶ上州三名湯の一つである伊香保温泉は、江戸時代以前の天正4年(1576年)に造られた石段街の温泉場として独特の風情を漂わせている。
今回、その石段の一番下に在り、口コミ評価も高い和の宿「お宿 玉樹」に宿泊した。
所在地 : 渋川市伊香保(いかほ)町 
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 群馬県渋川市伊香保町伊香保87−2
電 話 0279−72−2232
交通機関 関越自動車道渋川伊香保ICから国道17号線等で10km
JR上越線渋川から関越交通バス伊香保温泉行きで25分
施 設(日帰り) 食事処、湯上り処、売店、ロビー休憩、駐車場(60台少し離れた場所にあり)
宿 泊 22室 
16,000円前後〜37、000円前後(詳細・最新情報は玉樹の下記HPで確認ください)
泉 質 ・硫酸塩泉(カルシウム・ナトリウム−硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉)
・メタ珪酸含有温泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰り入浴時間 11時30分〜20時 (玉樹前の案内板に掲載)
定休日 無休(日帰り入浴は繁忙時不可)
入浴料金 大人1000円 
入浴施設 内湯:男女各1、露天風呂:男女各1 (宿泊の場合は男女交代)、貸切風呂1(有料)、サウナ
浴室備品 シャンプー、ボディソープ、ドライヤー、ロッカー
観光スポット 徳富蘆花記念文学館、伊香保保科美術館、竹久夢二伊香保記念館、旧ハワイ公使別邸、伊香保グリーン牧場、伊香保システィーナ美術館、榛名山・榛名湖、水澤寺
お土産・食事 昼食付き入浴可(11時30分〜14時 昼食2,500円〜別途) 
手軽な食事・土産は温泉街で。
水沢観音前で日本三大うどんの水沢うどん(店多数)
近くの温泉 榛名湖温泉、小野上温泉、倉淵温泉、薬師温泉
渋川市HP
旅館組合HP

伊香保観光協会HP
お宿玉樹HP
http://www.city.shibukawa.gunma.jp/index.html
http://www.hotels-ikaho.or.jp/
http://www.ikaho-kankou.com/
http://www.oyado-tamaki.com/
雑記帳 伊香保温泉から南東に5kmほどの所に飛鳥時代に創建された五徳山水沢寺があり、その門前に、日本三大うどんの一つ、水沢うどんを食べさせる店が立ち並んでいる。太め腰の強いうどんはとても美味い。
もっと大きな店は大沢屋http://www.osawaya.co.jp/
カルデラ湖の榛名湖と榛名富士。
渋川(しぶかわ)市は人口約85、000人、群馬県のほぼ中央、関東平野の最北西部に位置している。

赤城山・妙義山と並ぶ上毛三山の一つ榛名山(1390m)の西麓にあり、東にく赤城山(1827m)を望み、北から利根川、西から吾妻川が流れ市内で合流する。


大きな地図で見る
草津温泉・四万温泉と共に上州三湯の一つ、伊香保温泉は榛名山の西麓、標高700mにある。

旅館・ホテルが約50軒、年間宿泊者数が約130万人、箱根・別府・熱海・草津・白浜・などに続いて第10位の大温泉地である。

山の斜面にに建つ旅館・ホテル群。
温泉は、伊香保露天風呂脇の源泉から落とされてくる硫酸塩温泉(カルシウム・ナトリウム−硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉)とメタ珪酸温泉の2本を使用し、前者を黄金の湯、後者を白銀の湯と称している。

内湯とそれに続く露天風呂が各2ヵ所あり、宿泊の場合は午後8時で男女が交代するので、すべての風呂に入浴できる。
この他に、有料で高額(2100円)だったため利用しなかった貸切風呂が1ヶ所ある。

手元のガイドブックでは、風呂には「一部かけ流し、または循環併用」のマークがついているが、どちらに該当するかは確認していない(2012年4月、リンゴさんから左の「榛栗の湯」がかけ流しのご連絡を頂きました)。

玄関先には、日帰り入浴用の看板が立てられており、これを積極的に受け入れていることが窺える。
入浴受付時間は11時30分〜20時までと長く、料金は大人1000円になっている。
伊香保町は、標高700〜800mの標高にあり、アイヌ語のイカボップ(たぎる湯)に由来し、万葉集東歌にも9首詠われているそうだ(未確認)。
伊香保温泉のシンボルである石段街は、天正4年(1576年)に今の原型が造成されたと伝わる。
江戸時代には湯治場として繁栄し、滝沢馬琴や十返舎一九もこの地に滞在した。
特に文豪・徳富蘆花の代表作「不如帰(ほととぎす)」の舞台となったことで全国的に知られることになった。

施設名 : お宿 玉樹(たまき) (宿泊日:2011.9.27) 

水沢うどんの店は毎回変えている(今回は岩戸屋)。
水沢観音前に日本三大うどんの一つと称される腰の強い水沢うどんの店が13軒ある。

今回で5回目の水沢うどんは、いつもより豪華に食した。
但し、カロリーコントロールの為に天麩羅は2人で分け合って。
昼食時に伊香保近辺におられるならお試しください。
温泉名 : 伊香保(いかほ)温泉
名物の石段が県道近くまで伸び、周辺整備を含めて2011年8月に完工した。
江戸時代から続く365段の石段が伊香保温泉のシンボルである。

毎日沢山の宿泊客が訪れるようにと願った365段の階段の両側に、岸権旅館や千明仁泉亭等の老舗宿・土産物屋・食事処・射的場などがぎっしりと建ち並び、そこを浴衣姿の宿泊客が散策する様は、いかにも温泉地らしい風情が漂う。

代表的な源泉は2本あり、鉄分が酸化して茶色になる「黄金の湯(カルシウム・ナトリウム−硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉)」と平成8年に設立された温泉事業協同組合が管理する「白銀の湯(メタケイ酸で温泉)」がある。

前者は昔から温泉の権利を有する老舗宿や伊香保露天風呂石段の湯の2ヶ所の共同浴場に配湯されている
伊香保露天風呂
昨年(2011年)11月、伊香保のシンボル「石段」が下に延伸されるとともに周辺も整備され、県道33号線を通る自動車からも、伊香保が階段の町であることが分かるようになった。

お宿玉樹はその階段の一番下にあり、周辺が整備されたことによる恩典を一番享受したので、他の宿から「ここの工事は玉樹さんのためにやったようなものだ」とやっかみ半分・冗談半分でよく言われるそうだ。

16世紀初頭から末にかけての歴史を有する千明仁泉亭(ちぎらじんせんてい)や岸権旅館(きしごんりょかん)等も候補に挙げたが、風呂が改修中だったり、快適性に欠けるかな、といった心配もあったので、口コミ評価が高く、共同浴場の石段の湯に近い玉樹の一倍安いプランに予約を
入れた。

因みに部屋数は22室、料金は16、000円前後から特別室の37、000円程度までの価格帯だが、最新・詳細情報は玉樹のHPを参照ください。
部屋は落ち着いた雰囲気の北館38号室・桐の間。8畳+広縁+踏込+ユニットバス・洗面所・トイレ(シャワー付き))で16,800円(一番安いプラン)。右側は、部屋から眺める石段下部。
手まりの品書きがあった、上品な茶請け。
館内は畳敷きでスリッパは無く、素足で歩けるのが心地よい。
庭を見るロビー、その先下に石段。
ロビー前方の縁側には赤い毛氈。
整備された石段下のお宿玉樹(正面から左側)
玉樹からの眺望。
軽を改造した送迎車。正面玄関から階段下まで運んでくれる。
風 呂
当日、夜から男性用となった金の湯の「榛栗(はしばみ)の湯」はかけ流し。この名称は、「日本古来の榛(はしばみ)色(赤みがある黄色)に由来するのだろうか。深さが80弱もあるので、幼児の入浴の際は注意。
透明な銀の湯使用の「玉伊吹の湯」。右奥にもう一つ浴槽がある。
床も風呂も木造の2つの露天風呂は風情がある。
マッサージ器が複数置かれた湯上り処。
食 事
夕食・朝食とも個室の畳敷き和風ダイニングで取った。
繊細洗練された料理と言うよりも、滋味豊かという表現がぴったりのどっしりした夕食。
ボリュームがあり、我々にはかなりヘビーだったがそれでも完食した。
口コミ評価でも、量のことに触れているコメントが多かった。

食事中に真野あずさ(家内に藤田まことの刑事ドラマの相手と聞いたらこの名前が返ってきた)似の女将の挨拶があった。

朝食も同様に通常より1〜2品多く、かなりのボリュームだった。
分厚く切った中トロ、カンパチ、こんにゃくのお造りをよく冷えた金属のボールに盛る。
スズキ・蒸し栗・エビ・とろろ芋のあんかけにわさびを添えて。
榛名山麓牛のすきやき(洋ねぎ添え)
イカの酢の物
チーズ入り茶碗蒸し(ゆず胡椒)、これが美味しかった
ギンダラの朴葉焼き
野趣豊かな前菜
土瓶蒸し(蓋を外して撮影)
不詳
アセロラシャーベット
この芽ご飯に蕎麦もついて
料理は順不同。
品数が多い朝食。キビ粥がとても美味(夫婦一致)。ノリは自分で焼く演出、味噌汁の具がサツマイモとぶつ切りの葱という田舎風が好い。
部屋 4.5 料理(夕食) 4.6
風呂 4.5 接客・サービス 4.6
料理(朝食) 4.6 清潔感 4.6
バランスの好い評価になっている。
因みに岸権旅館の総合は4.3
千明仁泉亭は同4.2。