食事処で、天麩羅付きのもり蕎麦(1,300円位だったかな・・不確実)

粟又の滝を見下ろせる客室を借りた。

典型的な温泉観光旅館風の館内。

くすんだ建物の宿が多い温泉郷でなかなか立派。

ポーラのカラフルなシャンプー類。

1歳の孫もここで温泉デビュー。



養老渓谷温泉郷 滝見苑 (千葉県)

千葉県で唯一温泉街を形成している養老渓谷温泉郷。
昨年9月、ここの養老館で2歳(当時)になる孫が温泉デビューしたが、温泉仲間から同館が閉館と聞いてがっかり。ならばここの別の宿でもう一度仕切り直しと言う訳で、再び孫と一緒に温泉郷に向かい、一番奥にあって設備が整った滝見苑で客室を借り、ゆったりとした昼食付き入浴を楽しんだ。

所在地 : 夷隅郡大多喜町(いすみぐんおおたきまち) 

夷隅郡は、大多喜町と御宿(おんじゅく)の2町から成る。

大多喜町は房総丘陵に属する山林地帯で中央を夷隅川が貫流し、もう一方の御宿は太平洋に面し、房総を代表する海岸を持ち、童謡「月の沙漠」発祥の地である。


大多喜町は、徳川四天王・十六神将・徳川三傑として称えられる功臣・本田忠勝が初代大多喜藩主となった城下町である。
本田忠勝は、元亀元年(1570年)の姉川の戦いの際、、家康本陣に迫る朝倉軍1万に対して無謀とも思える単騎駆けを敢行。
そしてこの時、忠勝を救おうとする家康軍の行動が反撃となって朝倉軍を討ち崩した。


町域にある房総半島随一の紅葉の名所・養老渓谷は、養老川とその支流である蕪来川によって形成された谷で、西側にある梅ヶ瀬渓谷とともに千葉県内有数の観光地となっている。

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 千葉県夷隅郡大多喜町粟又5
電 話 0470−85−0101
交通機関 圏央道木更津東ICから国道410号線、県道32・81号線で約25km
小湊鉄道養老渓谷駅からタクシーで10分
施 設(日帰り) 食事処、売店、駐車場(200台)
宿 泊 客室33室(和室27、洋室6)
標準料金12,600円〜18,900円(2012年6月末までの料金)
他に各種プランがあるので、下記のHP参照ください。
泉 質 ナトリウム―炭酸水素塩泉とメタケイ酸を規定以上に含有する温泉の2種類と推測するが確認していない。
宿の表示は「炭酸水素ナトリウム、メタケイ酸」となっている。
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 午前11時〜午後2時30分
定休日 不定休
入浴料金 大人:1200円 子供800円 幼児500円
入浴施設 内湯:男女別各1 露天風呂:男女別各1
浴室備品 シャンプー・ボディソープ・ドライヤー・ロッカー
観光スポット 養老渓谷(特に紅葉の時期、粟又の滝が目の前)、大多喜城、大多喜町観光本陣、商い資料館、房総中央鉄道館、マザー牧場
お土産・食事 館内で食事可
近くの温泉 亀山温泉、七里川温泉
大多喜町HP
養老渓谷観光協会HP
養老渓谷温泉郷HP
滝見苑HP
http://www.town.otaki.chiba.jp/
http://www.yo-ro-kadoya.co.jp/kankou.html
http://www.yorokeikoku.com/
http://www.takimi.co.jp/

他のところの幼児も加わって幼児用温泉プールと化した。

その名の通り養老渓谷に湧く養老渓谷温泉郷は、8軒の旅館があって県内最大、唯一温泉街を形成している温泉地である。

多くの宿が渓谷沿いに建ち、客室から四季の移り変わりを眺めることが出来る。
ここでは、日帰り入浴を受け付けている宿が多く、また昼食も取れる宿も多いので手軽に入浴することが出来る。。

手元のガイドブックでは「郷」がなく単に養老温泉となっているが、地元では養老渓谷温泉郷と複数の温泉の集合体の様な名称が用いられている。
温泉街から数キロ離れた粟又の滝に近い所に一軒の宿(滝見苑)があるからだろうか。
あるいは独自の源泉を持つ宿が多く、その温泉の大部分がヨウ素を含む茶褐色の温泉だが、上記の滝見苑では透明な湯が湧くのでそれも理由かもしれない。

温泉郷の歴史は浅く、大正3年(1915年)に井戸から鉱泉が湧き出たことに始まる。
少し古い資料によると温泉旅館は15軒ほどあったようだが、現在は8軒にまで減少している。

つい先日、温泉郷の老舗旅館「元祖 養老館」が閉館したが、ここは昨年9月に孫がで温泉デビューした思い出の温泉だ(下の写真)。
さらば、もう一度仕切り直しということで、アクアラインを利用して1時間の養老渓谷温泉郷再訪となった。

広々として爽快な露天風呂エリア。手前、屋根のある露天風呂と奥に別の風呂がある。

温泉は、宿の泉質の表示が曖昧で「炭酸水素ナトリウム、メタケイ酸」となっているが、これを解釈すると2種類の源泉を使用しているのではなかろうか。

前者が黒湯のナトリウム―炭酸水素塩泉(?)、後者が透明な温泉で、メタケイ酸が温泉法別表に定める含有量を超えた温泉と推測する。
何れであれ、これを循環ろ過をさせている。


内湯はかなり広く、大きく取ったガラス窓からは、緑豊かな180度ワイドビューが楽しめて爽快だ。

露天風呂は広い林間の敷地に2ヶ所の露天風呂があり、一方に褐色のモール泉が使用されている。

尚、滝見苑の少し先に同館が経営する温泉日帰り施設
滝見苑けんこう村 ごりやくの湯」が2006年にオープンしている。

養老温泉郷で外観が一番立派に見えた滝見苑。

滝見苑は温泉街から数キロ離れており、県内随一と言われる粟又の滝(養老の滝)を眼下に見下ろす渓谷沿いにある。
外観で見る限り、養老渓谷温泉郷で最も立派な宿のように思える。
本館(4階)と別館(6階)から成り、部屋数は33室(和室27 洋室6)、宿泊料金は、通常料金で12,600円〜18,900円(2012年6月30日まで)、この他に季節などにより各種プランが設けられている。(詳細は下記HP参照ください)。

当日は予約無しで出向き、到着後に孫2人が一緒にいることもあり、休憩用に客室を借り切った。
粟又の滝を見下ろす小奇麗な別館の部屋が全員(大人4人幼児2人)の入浴料金込みで10,500円だった。
入浴のみだとタオル付きで大人1200円・子供800円・幼児500円、入浴時間は午前11時〜午後2時30分までとなっている。

簡単な昼食も1階のきれいなレストランで取れ、入浴後に、各人、好きな料理を注文した。

施設名 : 滝見苑 (入浴日:2011年9月19日) 

長女の孫が温泉初入浴、それも東京湾岸にそって湧出する黒湯でだ。しかし、入浴した養老館が閉館となったので、ならば験直し(ということで再訪することになった。


かなり大きな内湯で、ガラス窓からの180度ワイドビューが爽快。

こちらは黒湯だった。

川が緩やかに流れる養老渓谷。この地は関東で最も遅い紅葉が楽しめる。

温泉名 : 養老渓谷温泉郷

養老渓谷一番の景観・粟又(あわまた)の滝は長さ100m、高さ30m。養老の滝とも呼ばれている。