前回はあやめ湯、今回は宿から近くの共同浴場・湯らっくすのゆに朝入浴した。

客室数に見合った広いロビー・ラウンジ周辺。折から豪華なひな飾りが展示されていた。

伊豆長岡温泉 ホテルサンバレー伊豆長岡本館 (静岡県)

浴室は男女交代の内湯と露天風呂、それに有料貸切風呂が3ヶ所とサウナがある。
内湯には複数の風呂があるので、宿のパンフレットでは全部で15ヶ所以上、総面積300坪と謳っている。
伊豆長岡温泉街にグループ旅館が4軒あり、本館(91室)を含めて170室ほどあるので、これだけの規模の浴室が必要になるのだろう。
逆に本館滞在者も他館の風呂を利用出来る。)

掛け流しの風呂は本館に無くて、最も遠方の「富士見」にあり、シャトルバスで行くことは可能だが、そこまでして浸かりに行く人もいないだろう。

かって伊豆長岡温泉は湯量が不足して、旅館などが競って掘削を行い、最大のときは170ヶ所に達し、これにより湯量が大きく減少した。

これの反省から、現在は集中管理方式を取り入れた結果、現在の配湯管は13kmに及ぶそうだ。

手元のガイドブックで見ると、掲載されている20館すべての温泉の泉質がアルカリ性単純温泉なのはそのためだ。それでも湯量が豊富とまではいかないようで、一部掛け流し又は循環併用の掛け流しの宿がほとんどで、完全掛け流しの宿は1軒しか見つけられなかった。

60℃前後の複数の混合泉は、泉質が単純温泉で無色透明無味無臭で外見に特色ない。pH9のアルカリ性だが加水の割合が高いのだろうか、アルカリ性温泉の特色であるぬるすべ感は薄い。

日帰り入浴は積極的に受け付けていて、専用の入浴カレンダーを製作したりポイント制度を設けている。
入浴時間は11時30分〜21時までと長く、料金は曜日・入浴時間によって大人680円〜1310円まで幅がある。

所在地 : 伊豆の国市長岡
ホテルサンバレー伊豆長岡本館は長岡地区北西にあり、部屋数が91室(和室70室、和洋室20室、洋室1室)の大きな宿。他に温泉街及びその近隣に4館のグループ旅館を持つ。

数多くの温泉が点在する伊豆半島の最北にあって東名高速から最も近く、旅館ホテルが30軒余りある伊豆長岡温泉に奈良・東京中継地点として2回目の宿泊をした。
低料金・快適性・目先を変えたバイキングを条件に探した結果、本館だけでも90室を超える大規模ホテルだが口コミ評価が高いホテルサンバレー伊豆長岡温泉で、一階ゆえ展望はないが和洋室40uの格安プランを見つけた。
料金は1人10500円、それにじゃらんのポイントを利用した9、000円の一泊は、とてもコスパの良い滞在となった。

左から鏑木清方(道成寺)、上村 松園(紫式部)伊東深水(花)など超有名日本画家の作品をはじめ、多数の絵画が館内に展示されており、これを鑑賞するのも楽しい。

伊豆の国市は伊豆半島の北部、田方平野のほぼ中央に位置し、東は箱根山系、西は城山・葛城山などに囲まれ、平野部に狩野川が南北に流れている。

狩野川は、伊豆半島の最高峰・天城山(1405m)に源を発し、太平洋に注ぐ河川としては希有な北流をして駿河湾に注ぐ。

1958年9月、関東地方に上陸した台風22号で氾濫し、1000人を超える死者を出して後に狩野川台風と呼ばれるようになった。


当地ゆかりの源頼朝は平清盛の継母池禅尼の命乞いによって、永暦元年2月(1160)14歳で韮山へ流され、少年期から34歳までをここを中心に暮らした。
比企一族をはじめとする源氏ゆかりの人々に後援され、北条政子との結婚、治承4年以仁王の令旨を受けた頼朝は、三島神社の祭日に平兼隆を討って平家討伐の火ぶたを切った。

当市の観光スポットとしては、江川太郎左衛門邸(重文)、伊豆国一宮の三嶋大社(重文)、国指定史跡の韮山反射炉などがある。

「直前割☆タイムセール(2日前15時より)」を利用して予約した富貴亭 和洋室1階プラン 1人10,500円」は数多いプランの中の最低料金だ(これからじゃらんのポイント1人1050円割引)。

1階内庭に面した眺望の無い部屋だが、部屋面積は33u(20畳)、ツインベッドの洋間と6畳の和室で広さは十分、ユニットバス(洗面所が一緒)と独立したトイレ(シャワー付き)が付属する。この料金でこの広さの和洋室にはなかなか泊まれないだろう。

部屋は和室・和洋室・洋室、プランは30以上あるので、自分の好み・予算に応じて幅広い選択が出来るので、最新・詳細なプラン・料金を下記HPで確認ください。

施設名 : ホテルサンバレー伊豆長岡本館 (宿泊日:2011.3.9)

狩野川の流域面積は、静岡県の面積の11%をしめる。鮎の友釣り発祥の地だそうだ。

伊豆半島は、日本有数の温泉密集地帯である。
国道136号線・414号線が伊豆半島の背骨・天城山系を南北に貫き、これに沿って北から伊豆長岡・修善寺・天城・湯ヶ島・大滝・七滝・湯ヶ野と個性が異なる温泉地が続く。

天城山系の自然に恵まれており、「伊豆の踊り子」で知られる川端康成など文学墨客に愛された温泉地が数多い。
その東海岸側には「熱海」「伊東」の大温泉地、さらには熱川・稲取・河津等が連なる。駿河湾を臨む西海岸には土肥・堂ヶ島、その先の南伊豆には蓮台寺・下田・下賀茂などの温泉が点在する。

伊豆長岡温泉は、これらの温泉の最北端にあり、2つの地区から構成されている。
源氏山を挟んで東側にあり、源頼朝もしばしば訪れたという古奈地区と西側にあって、20世紀始めの試掘によって温泉が湧出した長岡地区の2つである。
かっては歓楽街的色彩もあった温泉地だが、古奈地区は、しっとりした風情を残し、和の情緒たっぷりの旅館が多いようだ。

宿が売り物にしている奈良・法隆寺の夢殿をモチーフにした総檜造りの「満天の湯夢殿」。写真では分からないが、奥に総檜の細長い風呂があり、全部で一度に40〜50人が入れるだろう。

しっかりした貴重品入れは宿泊者にも日帰り入浴者も嬉しい。

部屋数に見合った大きな洗面台と脱衣所

左は一の湯のもう一つの雁行型の檜風呂。、中央と右は付属する露天風呂。

チェックイン時に男性用だった二の湯の風呂の一つ。重厚な雰囲気だ。左の一の湯を含めてそれぞれに露天風呂が付属する。

掛け湯

食 事

肉料理と鍋物だがメモを忘れたので詳細不明。

デザートはこれで我慢、フルーツはこの後で。

私としてはきれいに盛ったが、やはり一度に取りすぎた。

東京に出かける時、最近は心身のスタミネ切れのため途中で一泊することが定番になっている。
冬場は最高標高1000mを超える中央道を避け、名神・東名を利用するが、まだ3月、念のため今回も東名ルートで行くことにした。

昨年暮れから愛知県西浦温泉、静岡県舘山寺温泉・焼津温泉と続いたため、今回は本格的な温泉地に泊まりたくなって、少し東京から近く、伊豆半島の数多の温泉で、東名高速より最も近い伊豆長岡温泉と決めた。

「宿は妻の条件の快適性(WT)」と「低料金」と(宿の会席料理に飽きたので、たまには)「バイキングの夕食」、それに「口コミ評価」をベースに宿を探したところ、1人税サ込で1人10,500円のホテルサンバレー伊豆長岡本館を見つけ予約した。

自分が好まない部屋数が多い旅館だったが(91室、他に洋室中心の別館和楽がある))、だからこそこの料金設定があるのだと割り切った。

しかし後の記事のことを考え(タイトル:伊豆長岡温泉 ホテルサンバレー伊豆長岡本館)、本気で宿の名前をもう少し短くして欲しいと思った。

温泉名 : 伊豆長岡温泉


朝食はパン食料理が揃っていたので嬉しかった。

左は二の湯のジャグジーがついた風呂、中は寝湯、右は露天風呂。浴室がとても広く床が硬質の石板なので、特に冬季は寒々とした雰囲気になる。

旅館・ホテルが30軒を超える大きな温泉地だ。

風呂の底まで檜造りの一の湯

風 呂

デザートコーナー、下戸なのでバイキングはこれが楽しみだ。

目玉料理のお焦げ入りフカヒレスープ。

対面式調理のコーナーが数ヶ所あった。

夕食・朝食ともレストランでバイキング。
夕食は、調理人が客の前で料理して出す対面式調理をするコーナーも幾つかある。
宿によれば、夕食は和洋中で50品目、朝食は和洋で30品目を供するとのこと。

しばらく旅館での和食の夕食が続いたので、今回はバイキング方式の宿を選んだわけだが、宿泊料金からすると十分満足できた。
バイキングだと、最後のデザートが楽しみで、日頃は持病のためにケーキ類など甘味は厳しく制限されてるが(家内に)、この時ばかりはどさくさに紛れて存分に詰め込んだ。

安心できるのは、バイキング方式でも予め席が決まっていることで、満員の場合でも席取りを心配する必要が無い。

部屋 4.3 風呂 4.6
料理(夕食) 4.4 料理(夕食) 4.2
接客・サービス 4.2 清潔感 4.3

総合 :4.4(満点5)

じゃらんの口コミ評価 (2011.10.1現在)