駒の湯温泉 駒の湯源泉荘 (静岡県)
所在地 : 伊豆の国市 

伊豆の国市は伊豆半島の北部、田方平野のほぼ中央に位置し、東は箱根山系、西は城山・葛城山などに囲まれ、平野部に狩野川が南北に流れている。

狩野川は伊豆半島の最高峰・天城山(1405m)に源を発し、太平洋に注ぐ河川としては希有な北流をして駿河湾に注ぐ。

1958年9月、関東地方に上陸した台風22号で氾濫し、1000人を超える死者を出して後に狩野川台風と呼ばれるようになった。


当地ゆかりの源頼朝は平清盛の継母池禅尼の命乞いによって、永暦元年2月(1160)14歳で韮山へ流され、少年期から34歳までをここを中心に暮らした。
比企一族をはじめとする源氏ゆかりの人々に後援され、北条政子と結婚、治承4年、以仁王の令旨を受けた頼朝は、三島神社の祭日に平兼隆を討って平家討伐の火ぶたを切った。

当市の観光スポットとしては、江川太郎左衛門邸(重文)、伊豆国一宮の三嶋大社(重文)、国指定史跡の韮山反射炉などがある。

温泉名 : 駒の湯温泉

施設名 : 駒の湯源泉荘 (入浴日:2011年3月9日)

伊豆長岡温泉の宿・ホテルサンバレー伊豆長岡にチェックインする前、駒の湯温泉駒の湯源泉荘で入浴したのは2011年3月9日。
短い滞在時間だったが、宿の謳い文句「ぬる湯の名湯」を、5槽が連結した内湯で存分に味わった。
このときはまだ旅館だったが、その後5月から日帰り専用の施設に業態変更した。
伊豆の国市には40軒以上の旅館ホテルがあり、伊豆を代表する温泉地の一つである伊豆長岡温泉がある。
この他に韮山温泉(1軒)、畑毛温泉(5軒)、大仁温泉(4軒)などがある。

少し前までは、畑毛温泉近くに駒の湯温泉があったが、一軒宿の源泉荘が日帰り専用施設に変わった。


東名・沼津ICで下りて30分ほど、
沼津、三島の信号が多い市街地を抜けて間もなく、畑毛温泉を通過するとすぐに写真の案内板が出てきてここを左折する。
100m程度の低い丘陵地帯に向かって進んで間もなく駒の湯温泉に到着する。

市街地近くにありながら周囲は深山(幽谷と迄はいかないが)のような雰囲気、敷地内の林の中をか細いながら渓流が流れ下っている。


看板には「ぬる湯の名湯」の文字があった。
立ち寄った2011年3月9日はまだ旅館だったが、その2ヵ月後の5月8日から宿泊は長期休業となった。

客室を使った日帰り休憩プランがメインになって、午前10時〜午後6時の間で5時間以内の利用料金が2人で3500円〜4000円、3人で5,000円〜5,500円(入浴料金込み 土日祭日も同料金 浴衣付き)で利用できる。
別料金で昼食(軽食)をとる事ができるが、持ち込みもOKだ。


入浴のみの場合は、40分以内の「カラスの行水」で大人300円と割安、80分以内でも500円。
これ以外に大広間で休憩(有料)の入浴も可能だ。

風呂は館内・館外の内湯・露天風呂(一部冬季閉鎖)と合わせて20浴槽ほどあるが、一部は真湯に薬草を入れた温泉でない風呂もある。それぞれの浴槽の湯温は異なるように工夫されているが、コンセプトの「ぬる湯」通り極端に熱い風呂はないようだ(渓流の露天風呂が冬季閉鎖で入れなかったので推測)

一見するとは外観は瀟洒な白亜の建物だが、館内はいたって素朴な雰囲気。
住 所 静岡県伊豆の国市奈古谷1882-1
電 話 055−949−0309
交通機関 (HPから転載)東名高速沼津I.C.より伊豆方面へ向かい国道一号へ。
 早くて快適な新しい自動車専用道路「伊豆縦貫道路」を利用すると快適。
 国道136号を約4.5km直進し、(らいこう川を通過後)左折し、
 左折後、約4km(要所、要所に源泉荘の案内看板が出てくる。

新幹線・東海道本線三島駅乗換⇒伊豆箱根鉄道 大場(だいば)駅  タクシー15分
東海道本線 函南駅  タクシー 15分 又は送迎バス15分
施 設(日帰り) 食事処(昼食のみ・軽食)、待ち合わせ場所(自動販売機あり 休憩室は有料)、駐車場
宿 泊 不可
泉 質 アルカリ性単純温泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 午前10時〜午後7時
定休日 無休?(HPに定休日の既述が見つからなかった・・・要確認)
入浴料金 上記表の通り。日帰り休憩入浴など、詳細は下記のHP参照ください。
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1 混浴露天風呂(冬季閉鎖)1
風呂の数など詳細はここをクリック
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー
観光スポット 韮山反射炉・江川邸(重文)・かつらぎ山パノラマパーク・伊豆洋らんパーク・トロピカリウム沼津御用邸記念公園・伊豆・三津シーパラダイス・天城峠・箱根・富士五湖地区
お土産・食事 館内で昼食(軽食)可
近くの温泉 伊豆長岡温泉・大仁温泉・畑毛温泉・韮山温泉・修善寺温泉天城温泉郷(湯ヶ島・持越・吉奈・月ヶ瀬・嵯峨沢・船原)・河津温泉郷・土肥温泉等多数
伊豆の国市HP
観光協会HP
伊豆ネットHP
駒の湯HP
http://www.city.izunokuni.shizuoka.jp/
http://www.izunotabi.com/
http://www2.izu-kankou.or.jp/izu/index.asp
http://www.komanoyu.jp/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
当館最大の売り物の内湯。浴槽が5槽あり各槽によって温度は違うものの差はほとんど分からないが、いずれにしても熱い浴槽は無かった。HPに表示が無いが、おそらく加温しているだろう。
反対側から見た5槽の風呂(女性用は3槽)。自家源泉を3本持つが現在は2本を使用している。何れもアルカリ性単純温泉で湯量は合計で約280リットル/分と豊富だ。アルカリ性特有のシットリ感がある。
無料の「待ち合わせ場所」。休憩室は有料となる。
足つぼを刺激する小石を敷いた小道。
冬季閉鎖の為に入浴できなかった渓流沿いの露天風呂(混浴)を反対側から撮影。
斬新な設計の足湯。本・雑誌を読みながら足湯ができる。
斜面の一番下の打たせ湯付露天風呂
2段の露天風呂、すぐ下に薬草湯がある。湯は新鮮さに欠けていた。
国指定史跡の韮山反射炉
上記料金表は源泉荘HPから借用。