（順不動）

２槽の洗面台

無料のマッサージ機が自由に利用できる。朝には朝刊が部屋に届けられたのにびっくり。

5階特別室「杉の間」。12畳和室と6畳ほどの板の間に4人掛けソファ。眼前に三河湾が広がり、2つの半島が望める。当日、宿泊客が少なかったことと、じゃらん利用による口コミ評価を意識してか、本来の10畳和室からランクアップしてくれた。平日2人1室１人１５，８００円（税・サ込）だが、じゃらんのポイント利用で１４００円オフ、実質１４，６００円となった（通常２０，０００円以上の特別室）。

大理石が敷かれたエレベーター前

本館・別館の廊下

ビリヤード

午後4時〜6時半までピアノ演奏が行われている。

重厚なフロント・ロビー・ラウンジ周辺

南風荘海花は岬の先端の海辺に建つ。

日帰り入浴不可

蒲郡市には三谷温泉　蒲郡温泉　形原温泉　西浦温泉　三ヶ根吉良温泉の５つの温泉があり、これを括って蒲郡温泉郷と呼ぶ。

何れも知多・渥美の２つの半島に囲まれた伊勢湾に面して、オーシャンビューを売り物にした温泉地である。

西浦温泉は、ちょうど２本の蟹の爪のような形をした知多・渥美半島に囲まれた三河湾のほぼ中央に小さく突き出た西浦半島に、部屋数が５０〜７０程度の立派な中・大型温泉宿を中心に９軒が建ち並ぶ温泉地である。

すべての旅館が高低差はあるものも岬の先端にあるので、オーシャン（というより湾だが）ビューが売り物、どの部屋からも知多半島と渥美半島に抱かれた三河湾が望める。

その美しい風景から、万葉歌人が多くの歌を残しているようで、遊歩道には歌碑も置かれている。

西浦温泉から１０ｋｍほどの距離には、三河湾を望む複合型マリーンリゾート施設・「ラグーナ蒲郡」があり、エンターテイメント・グルメ・ショッピングの他、温泉にも入浴出来る。、

有名な温泉地が無く、かけ流しの温泉は１ヶ所か２ヶ所と聞く愛知県で2回目の宿泊。
東京に車で向かう途中の宿として、「愛知県最大の温泉観光地」を自称する蒲郡市にあり、知多・渥美の両半島に抱かれた三河湾に面する５つの温泉から西浦温泉を選び、口コミ評価が高い南風荘海花に予約を入れた。

知多半島と渥美半島に抱かれる三河湾（部屋からの眺め）

蒲郡市は愛知県南東部・東三河にあり、渥美半島と知多半島に囲まれた三河湾に面した海辺の町で、沿岸一帯は三河湾国定公園に指定されている。

冬でも雪が降ることはあっても積もらず、雨の日も年間１０％程度であり、温暖な気候を活かした果実栽培が盛んで、特に蒲郡みかんは、ハウスものとして全国有数の生産量を誇っている。

代表的な観光地としては、長さ３８７ｍの橋で陸地と結ばれ、国の天然記念物に指定されている蒲郡のシンボル「竹島」があり、島の中央部には、日本七弁財天のひとつである八百富神社がある。

また美しい海岸線の伊勢湾スカイラインや西浦シーサイドロード等のドライブ、近年開設されたマリンリゾートで海をテーマとした観光も楽しめる。

また市内には、波静かな三河湾に面して、規模は大きくないが５つの温泉地がある。

施設名　：　南風荘　海花（かいか）　（宿泊日：２０１１．１．９）

住　所	愛知県蒲郡市西浦町大山１７−１
電　話	０５３３−５７−２１０１
交通機関	東名高速道路音羽蒲郡ICから２５ｋｍ（１時間弱要する） 名鉄蒲郡線西浦駅から名鉄観光バス西浦温泉前行きで１０分終点下車。
施　設（日帰り）	日帰り入浴不可
宿　泊	部屋は一般客室の他に特別室が１０室あり（詳細は海花のHP参照）、宿泊料金は２人１室平日で１６，０００円〜２６，０００円程度。 しかし、じゃらん等のインターネットで見るとかなり安い設定もあるので、宿泊の際はこれらでのチェックもお忘れなく。 料金は、年度・・曜日・期間・人数・部屋・企画などによって増減するので、詳細・最新情報は下記HPやネット予約サイトを参照ください。
泉　質	単純温泉（泉温２７．１℃）
適応症	不記載（理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照）
入浴時間	（宿泊）１５時〜２４時　５時〜９時　貸切風呂と部屋付き風呂は２４時間
定休日	｛宿泊）無休
入浴料金	日帰り入浴不可
入浴施設	内湯２（男女交代制）、露天風呂３（男女交代制）、貸切半露天風呂１（予約不要・無料）
浴室備品	（宿泊）貴重品金庫、バスタオル（脱衣場に置かれ何枚でも使える）、ボディソープ、シャンプー、ドライヤー、化粧品類他
観光スポット	下記の観光協会HP参照
お土産・食事	館内売店、食事付き入浴（要予約５，２５０円〜）
近くの温泉	三谷温泉　蒲郡温泉　形原温泉　三ヶ根吉良温泉　南知多温泉郷
蒲郡市HP 観光協会ＨＰ 西浦温泉HP 南風荘海花HP	http://www.city.gamagori.lg.jp/ http://www.gamagori.jp/ http://www.nishiuraonsen.com/ http://www.kaika.co.jp/
雑記帳	奈良ー東京、かっては一日で５００ｋｍを走っていたが、数年前から途中で一泊が当然となっている。 通常は温泉が多く、景色が美しく、トラックをはじめとする車が少ない中央道を利用するが、冬季は第二名神・伊勢湾岸道・東名を利用する。 この場合、ルート上の道半ばに魅力的な温泉が無く、（知名度では舘山寺温泉くらい）、いつも温泉・宿選びに苦労してきた。 しかし最近は温泉に拘らず、快適性を優先すればリーズナブルな料金で手頃な旅館・ホテルが見つかることに目覚めた。 今回の西浦温泉南風荘海花もその一例だ。

メインのオマール（海老）は、料理方法にもう一工夫を。

海辺から岬を眺めると、海岸から崖の上まで旅館がぎっしり詰まっていて、まるで航空母艦を見ているようで壮観だ。この砂浜は夏になると絶好の海水浴場になる。

貸切露天風呂は午後3時〜翌朝9時まで空いていれば入浴出来る（無料）。

風呂はさらりとした単純温泉の循環だが、内風呂２ヶ所・露天風呂３ヶ所は途中で男女交代するので、趣の違うすべての風呂で入浴することが出来る。
●内湯
・庭園大浴場・・（サウナ付き）・・・樹齢２００年を超える花梨木を使用した豪快な浴槽。
・シャコ貝大浴場・・・南太平洋の巨大なシャコ貝を湯口に仕立てた石の浴槽。
●露天風呂
・林間露天風呂・海風・・・5階にあり、雑木を植えて林間にあるような雰囲気を作っていて、海花で最も趣きある風呂。
・庭園露天風呂・碧水境・・・背後の３０ｍの崖直下に造られた庭園を間近に見る半露天風呂。
・庭園露天風呂・秘水境・・・シャコ貝大浴場に付属し、そそり立つ屏風岩が迫る小さめの露天風呂

この他に予約不要で無料の貸切風呂が1ヶ所あり、風呂に関する宿泊客の満足度は高いだろう。
尚、帰り入浴は受け付けていない。

写楽の浮世絵を模した風呂場の暖簾

バスタオルは使い放題

広くて清潔な脱衣場

知多半島と渥美半島に囲まれた穏やかな三河湾。

奈良・東京を車で往復する際、冬季は中央道を通らず第２名神・伊勢湾岸道・東名ルートを利用する。今回は出発時間が遅いこともあって、久しぶりに愛知県の温泉で泊まろうと思い、口コミ評価が高い（総合４．６−じゃらん）ここ西浦温泉南風荘海花に予約を入れた。

南風荘海花はサーフサイド（surfside）ホテルと謳っているように、夏は海水浴場となる浜辺のすぐ背後にあり、部屋数が２８室と中規模だが、周囲の宿が５０室を超えるので小さく見える。

６階建ての本館・別館とも昭和４０年（１９６５年）の建築で外観は古臭いが、平成半ばに全面改装され、アンティークな内装・家具・備品、高級感を増す大理石・御影石・木材やステンドグラス等をふんだんに使用して、重厚感のある雰囲気を醸しだしている。

部屋は一般客室の他に特別室が１０室あり（詳細は海花のHP参照）、宿泊料金は２人１室平日で１６，０００円〜２６，０００円前後でけっこうな料金設定だ。
しかし、じゃらん等のインターネットで見るとかなり安い企画もあるので、宿泊の際はこれらでのチェックもお忘れなく。

旅館での野菜のスティックは初めて、嬉しい。

珍しい５点盛り！

夕食・朝食とも部屋食。

充実した朝食。

夕食・朝食とも部屋食。
夕食の時、テーブルに予め置かれた品は少なく、その後は１品毎に供される。

しかし、宿泊プラン（焼オマール海老プラン）の夕食のメインだったオマールはもう一工夫の味付け・調理で供されるのを期待していたが残念。

とは言え、宿泊料金からすれば満足できる質量だった。

巨大なシャコ貝を湯口にした大浴場

気品があるフロント前の階段

雑木を植えて林の中の露天風呂を演出。右側に岬の崖がそそり立つ。

３０ｍの崖の真下にある半露天風呂