まんが本を中心に図書がずらり。

快適なリクライニングシートが並ぶ。

泉質は優しい肌触り、ｐH８．５、５１℃の単純温泉で淡黄褐色、高温の為に加水、衛生面を考慮して塩素剤を使用しているとの表示があった。温泉が惜しみなく溢れる様を見るのはいつも嬉しい。

いろいろな機能バスが設けられている（上下）

長島温泉と言えば、スケールは世界一、高さ・落差は日本一を誇るジェットコースター「スチールドラゴン2000」で有名なナガシマスパーランドや四季の花々が美しい「なばなの里」と３軒の温泉宿から成るナガシマリゾートで知られている。
クアハウス長島はそこから少し離れた中京工業地帯を走る国道２３号線沿いにある長島スポーツランドに付属する温泉施設で、多機能の風呂を備えている。

桑名市は三重県の北部に位置し、木曽川・長良川・揖斐川のいわゆる木曽三川（きそさんせん）の河口にある。
伊勢神宮の一の鳥居が設置されるなど、伊勢国の東の玄関口と位置づけられ、また古くから東海道にあって有数の宿場町として栄えた。

桑名宿は東海道５３次の４２番目の宿場で、徳川四天王（酒井・井伊・榊原・本田）の１人、本田家の他、徳川松平家の大名が藩主を務めた桑名藩の城下町でもある。ここは５３次で２番目の規模の大きな宿場で、第１位は一つ手前の５１次「宮宿」である。熱田神宮の門前町であるとともに、旅人は東海道で唯一の海上路である七里の渡しで桑名宿へと向かった。

現在の桑名市は人工約１４万人の都市で、愛知県と岐阜県に接している。名古屋市から２５ｋｍほどの距離にあり、同市のベッドタウンとして宅地開発が進んでいる一方、機械・金属を柱とする工業都市でもある。
観光地としては、国幣大社の多度大社、日本有数の遊園地・なばなの里・温泉ホテルを有するナガシマリゾート、東海道・七里の渡し跡、和洋折衷の建造物で重文の六華苑などがある。

日本最大規模の中京工業地帯の真っ只中、木曽三川が合流する中州の最先端には、大規模なレジャー施設で、日本最大級のジェットコースターが人気のナガシマスパーラン、高級温泉ホテル、四季の花々が咲くなばなの里などから成るナガシマリゾートがある。

その北側にずっと小型だが、ゴルフ場・テニス・乗馬クラブ・温泉施設から構成される長島スポーツランドがある。

この温泉施設の一つが「クアハウス長島」で、同一敷地内にすでに掲載した別の温泉施設「オートレストラン長島」がある。

後者が国道に直接面してド派手な真っ赤な看板を掲げ、大きな駐車場を持ち、庶民的なレストランに温泉施設が付属していて、トラックのドライバーが手軽に食事・入浴出来る。

一方、クアハウス長島はスポーツ施設に併設されていて、健康・運動面を主眼に置いた機能的な入浴施設で、温泉情緒はない。
風呂も大浴場の他にジェットバス、ジャグジー、打たせ湯、歩行浴、圧注浴、2種類のサウナなど１１種類の浴槽を揃えている。

ちょっとした雰囲気のレストランだが、メニューはいたって庶民的。注文したのは、「月見きつねうどん　６５０円」。

白亜の建物。右側が正面玄関。入浴料金は大人９００円（タオル付き）

桑名市を走る国道２３号線。中京工業地帯の中心部なので、国道を走る車はトラック・トレーラーが圧倒的に多い。

体育館の様な館内に多種の機能バスがある。オートレストラン長島と同じく、ここも淡褐色の温泉がかけ流しだ。