住 所 五條市西吉野町城戸650
(旧住所:奈良県吉野郡西吉野村城戸650)
電 話 0747ー33ー0194
交通機関 ・南阪奈道路・葛城ICから国道24号線を五條まで南下し、国道168号線を十津川方面へ約20分。西吉野町城戸・五條市役所西吉野支所で左折し県道20号線を下市方面へ約2分。

・JR「天王寺駅」から奈良行に乗車「王寺駅」下車、王寺駅から和歌山線に乗り換え「五条駅」下車。五条駅から奈良交通バス西吉野温泉行で30分、「西吉野温泉」下車、徒歩3分
施 設(日帰り) 休憩室、ロビー 駐車場 (17台) 
宿 泊 なし
泉 質 ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(15.9℃)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 10時~18時(但し受付時間は17時30分迄)
定休日 金曜(祝日を除く)、年末年始
入浴料金 大人600円 小人300円(3~12才)
入浴施設 内湯男女各1ジャグジー、サウナ
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー、ドライヤー
観光スポット 栄山寺(国宝)、北畠親房墓、五条市新町通り柿博物館、大澤寺、賀名生(あのう)梅林
お土産・食事 館内に飲食施設なし。秋なら柿選果場や国道沿いの直売所で柿を購入。
近くの温泉 金剛の湯、洞川温泉、天の川温泉、大淀温泉、大塔温泉
五条市HP
観光協会HP
きすみ館HP
http://www.city.gojo.lg.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
http://www.gojo.ne.jp/g-kanko/
http://www.gojo.ne.jp/g-kanko/annai/nisi/kisumikan/index.html#top
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
西吉野温泉 五條市西吉野きすみ館 (奈良県)

(旧セミナーハウスきすみ館)

西吉野温泉は、全国有数の柿の生産地で奥吉野地方への入口である西吉野町にあり、唯一の温泉施設である市営の西吉野きすみ館は館外館内とも黒に統一、シックな雰囲気を醸し出している。
露天風呂は無いが、美しいタイル張りの浴室・浴槽がとても魅力的だ。

所在地 : 五條市西吉野町

2005年9月に西吉野村・大塔村と合併した五條市は人口35,000人余、南和地域の中心都市である。
紀伊半島のほぼ中央部、奈良県の南西部の吉野川流域に位置し、金剛山と吉野連山に囲まれているので、市街から少し離れると急坂が多くなる。

古来より大和国と紀伊国を結ぶ交通の要衝として、また吉野山地への入口としての役割を果たしてきた。
明治維新へと大きくシフトする先駆けとなった天誅組挙兵は、この地で起こった。
町を東西に流れる吉野川は、全国的に有数の多雨地帯として知られる大台ケ原を源流として紀伊山地を北西に流れ、和歌山県に入って紀ノ川と名前を変えて紀伊水道に注いでいる。


観光スポットとしては、伊勢街道の名残で今でも江戸時代の商家の街並み、風情を色濃く残こす新町通りや国宝の八角堂・梵鐘などを有する栄山寺等がある。
特産品としては、日本有数の生産量を誇る柿がある。


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左奥の階段を上がるとサウナがある。温泉はナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉で加温・循環濾過。

黒塗りの柱・梁が豪快で美しい。

毎年近くの上記柿選果場にやって来て、その度ごとにきすみ館を再訪しようと思いつつ逃していたが、今回は自宅出発前に家内に立ち寄る旨を予め伝えておいた。

我が家から70km、折から時期だった平核無柿(種なし柿)を親類知人向けに発注、訳ありの家庭用を自宅消費と次女夫婦やご近所のために購入してから、8年ぶりにきすみ館を訪れた。

周辺の看板などは、昔の名前の「セミナーハウス きすみ館」で表示されているが、西吉野村が五條市と合併したときに変更されたのだろうか、現在の施設名は「五條市西吉野 きすみ館」となっている。
名称から見て、五條市が管理運営していると思われる

平屋建ての建物は、外回りから館内の柱、梁、下駄箱にいたるまで黒で統一、鄙に稀なと言っては失礼だが、思いがけずシックな施設に驚いた記憶があるが、当時の雰囲気は今回も変わっていなかった。。

施設名 : 五條市西吉野きすみ館 (入浴日:2003.12.5 2回目入浴日:2011.10.25) 

温泉名 :西吉野温泉

5~6人が足を伸ばして入れる大きさ。僅かに薄い濁りが感じられる。

「吉野」とは、奈良県南部の別名で、世界遺産の吉野山から大峰山の山岳地帯を言う。
吉野は口吉野と奥吉野に分かれ、口吉野は吉野川流域、奥吉野は十津川・北山川流域である。

国道168号線に乗って口吉野に位置する五條市中心部から吉野川を跨ぐ大川橋を渡る。間もなく奈良県三大梅林の一つ「賀名生(あのう)梅林」の標識が目に入って来るが(三大梅林=他に月ヶ瀬・広橋)、これが西吉野に入った目印だ。

また西吉野と言えば、室町時代初期、南朝の行在所が置かれた南朝ゆかりの地でもある。

西吉野温泉は、吉野川を渡って10kmほど国道168号線を進んだ先の城戸から県道20号線に入ってすぐ先にある。
この一帯には古来から塩分を含む温泉が湧出していたことが知られており、湯川・湯塩といった地名が残る。
きすみ館は旧西吉野村の村営施設として1995年(平成7年)にオープンした温泉施設である。

6角形の風呂と小さなジャグジーがある。床と風呂のタイルがハーモニーしてとても美しい浴室だ。露天風呂は無い。

奈良県は和歌山県に次ぐ日本第二位の柿の生産地で、その大部分が西吉野から出荷される。
10月上旬~11月下旬にかけて、刀根柿、平核無柿(たねなし柿)、富有柿が収穫されていく。

晩秋になると西吉野の柿選果場に出向き、親戚知人にスーパー等では売られていない5Lサイズの大きな柿を送り、身内には家庭用の安い(1キロ100円~200円)柿を大量に買い込む。

毎年2~3回行くJA西吉野柿選果場

家庭用は1K100円と200円がある。すぐに食べるなら熟したこちらの方でもOK。

栄山寺の八角円堂(国宝)

吹き抜けのロビー。

黒屋根黒壁の粋な外観。入浴料金は大人600円。営業時間は10時~18時(受付は17時30分)、定休日は金曜日。

西吉野温泉入口周辺の風景