デザート(南高梅のババロア)

熊野牛ミニステーキ

グラタン(ブリ・エビ・鱶鰭・ミカン)

鯛のしゃぶしゃぶ

白浜温泉 白良荘グランドホテル (和歌山県)

前菜、蓮根饅頭が美味

クエの蒸し物

氷の上にお造り(ブリ他三種)

食前酒(竹筒の中に梅酒)

施設名 : 白良荘(しららそう)グランドホテル  (宿泊日:2011年11月30日)

日本三古泉の一つ白浜温泉(他に有馬温泉・道後温泉)は、田辺湾から鉛山湾にかけて点在する新白浜・古河浦・大浦・網不知・東白浜・白浜・湯崎温泉などの総称である。

ホテル・旅館が25軒ほど、総収容人員は1日当たり最大8000人を越え、この他に多数の民宿・ペンションが営業している。

白浜温泉の魅力は、選択肢の広い旅館・ホテル群、恵まれた湯量の温泉、ローカル色濃い共同浴場や足湯群、白良浜・円月島・千畳敷・三段壁などの景勝地、近年養殖に成功した幻の魚「くえ」等の魚介類、パンダが8頭もいるアドベンチャーワールド等のテーマパーク、それに夏の海水浴や花火など、単なる温泉地という枠を超えた四季型リゾート地であることだ。

山間(やまあい)の温泉は雨や霧の日が情緒を増すが、白浜は快晴・青い空が似合う温泉地だ。

同じ海浜の有名温泉地に熱海があるが、白浜の魅力はそれを遥かに凌駕するだろう。

住 所 和歌山県西牟婁郡白浜町868
電 話 0739−43−0100
交通機関 阪和自動車道南紀田辺ICから国道42号線で約30分
JRきのくに線白浜駅から新湯崎行きバスで15分バス停明光本社下車すぐ(白浜駅からタクシーで10分)
宿 泊 100室(和室99 洋室1 全室BT)
最安値プラン15,000円程度から 詳細・最新情報は下記HP参照ください。
泉 質 ナトリウム・マグネシウムー塩化物温泉(脱衣所表示)
(HP表示は)含二酸化炭素・ナトリウムー塩化物強塩温泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰り入浴 不可
観光スポット 円月島、千畳敷、三段壁・洞窟、白良浜、外湯巡り、海中展望台、アドベンチャーワールド、南方熊楠記念館、紀州博物館など
お土産・食事 西日本最大級・とれとれ市場南紀白浜での海産物購入が便利。
その他温泉街に店多数
近くの温泉 白浜町内旅館(立ち寄り湯)・外湯(崎の湯など)・日帰り温泉施設(長生の湯白浜温泉パーク草原の湯など)
椿温泉日置川温泉えびね温泉
南部温泉、田辺温泉、紀州みなべ千里浜温泉、太地温泉、すさみ温泉、月の瀬温泉、串本温泉、夏山温泉、南紀勝浦温泉湯の峰温泉川湯温泉渡瀬温泉
白浜町HP
観光協会HP
旅館組合HP
白良荘HP
http://www.town.shirahama.wakayama.jp/
http://www.nanki-shirahama.com/
http://www.shirahama-ryokan.jp/index.html
http://www.shiraraso.co.jp/
雑記帳 白浜温泉旅館協同組合に加盟している旅館・ホテルは23軒だが、組合から脱退した旅館が4軒ある。
これらは地元の名門旅館や日本一贅沢で柱1本に1億円をかけたという話題の旅館等で、全て北海道資本のカラカミ観光(株)が買収したものだ。
ホテル古賀の井、コガノイベイホテル、ホテル川久、白浜シーサイドホテルがそれである。
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

温 泉

白砂の白良浜の端にある白良荘。全室オーシャンビューだ。

白浜町は人口23,000人余り、和歌山県の南西部に位置し、大きくは紀伊水道に面した半島地域、富田川下流域及び日置川流域に分かれる。

年間平均気温が17.2℃もあり、本州では日本一早い海開き(5月3日)が行われるなど、温暖で過しやすい気候に恵まれている。

白浜町と言えば風光明媚な海岸線に、白浜温泉やパンダが8頭もいるアドベンチャーワールド等のテーマ―パークが加わって、海浜温泉リゾートの華やかなイメージを思い浮かべるが、実際は森林が全体の80%以上を占めている。
また世界遺産に登録された熊野古道の大辺路が通っており、こちらも観光資源になっている。

交通網は、東京方面からは航空路により約1時間程度、京阪神地域からは、JR紀勢本線、国道42号、高速道路(阪和自動車道)などによりおよそ2時間〜3時間で結ばれている。
阪和自動車道は南進が進められており、現在の最終ICである南紀田辺から白浜まで延伸される日も近い。

日帰り入浴不可

白浜温泉 白良荘グランドホテルは、全国各地に多数のシティホテル・ビジネスホテル・リゾートホテル・鴨川シーワールドなどを傘下に置く三井グループ系のグランビスタ ホテル&リゾート (前身:北海道炭礦汽船(北炭)→三井観光開発株式会社→現在)が経営する洗練された大型温泉ホテルで、毎年のごとく旅行業者や業界紙が主催する 「人気温泉旅館ホテル250選」「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選ー料理部門100選」等にランクインしている。

白砂の白良浜のすぐ背後に位置しているので、夏の海水浴にも絶好のロケーションにある。

白良荘グランドホテルは、夏は海水浴客で混み合う白良浜の端にあり、すぐ近くには共同浴場の白良湯がある。

建物は鶴が翼を広げたような鉄筋6階建て、昭和36年(1961年)建築、築後50年になるので外観・館内・客室とも構造上の古さは免れないが、全面改修を含めた維持管理が行き届いており、配置されている家具調度も高級感があるので、フロント・ロビー・ラウンジ周辺は観光ホテルと言うよりも、中級シティホテル並みの雰囲気がある。

ここは毎年、旅行業者や観光新聞が主催する人気温泉旅館・ホテル等に選考されているが、これは一般的に料金が高い高級旅館、、団体を送りこめる大型旅館、設備・温泉・食事等が平均以上で一般客受けする旅館ホテルが多いのが特徴だ。

部屋数は100室(すべてBT)と大型、ホテルの名が付くが洋室は1室のみで、99室が和室になっている。
和室は最低10畳で全室がオーシャンビューだ。
通常料金は18,000円から40,000円近いプランまであるが、格安プラン、値引きプラン、期間限定プラン等が多数あり、本日現在(2012.4.15)の最安値は2人1室で1人15,750円になっていた。(最新詳細情報はホテルのHPを参照ください)


私が予約したのは、上記の最も安い15,750円(消費税込み)のプランで、案内された4階の部屋は10畳に広縁・BT付きの落ち着いた和室だった。

余談だが、チェックインの際に前払いを要求された.。
当然のことながら気分を害し、のんびり屋の家内も珍しく激昂、「信用されていないのね」とフロントスタッフに噛みついたが、彼は当然のごとく無表情、淡々と前払いを受け取った。


これは、白良荘の予約が、当日だったためだ。今までに20回くらい、当日予約を行ったが前払いを要求されたのは初めて。
「当日予約の場合、前払いを請求するケースが多いのか?前払いを要求する理由は何か?
こんなにクールに前払いを要求する白良荘の経営母体・背景はどこにあるか?」⇒その結果は長くなるので別紙へまとめた。

風呂は、男女交代制の内湯と露天風呂が2ヶ所あり、早朝5時で男女が入れ替わる。

露天風呂からは近くに白良浜、前方遥か先まで太平洋を一望することが出来る。

源泉名は「生絹(すずし)温泉」と呼ばれ、白良荘のプールから20mほど先に自噴(67℃)し、これを溜める源泉タンクを見ることが出来る。

浴室内に表示された泉質は、pH7.1、泉温 源泉温度67℃のナトリウム・マグネシウムー塩化物温泉で無色透明、かなりの塩味がある(HPでは含二酸化炭素・ナトリウム・ー化物強塩温泉と記載されている)

白浜温泉の宿は掛け流しが多い中、ここは残念ながら完全な掛け流しではなく、循環ろ過・掛け流し併用式になっている。
一つある有料の貸切風呂は掛け流しになっているようだが、有料だったので入らなかった。


尚、日帰り入浴は受け付けていない。

部屋 4.2  朝食  4.1 
風呂 4.3  接客・サービス 4.6 
夕食 4.4  清潔感 4.5 

2012年4月17日現在


大きな地図で見る

部屋からの眺望。眼前に白良浜から太平洋、前方に白亜の旅館・ホテル群

4階の10畳和室。

大型旅館・ホテルに泊まらないこともあって、温泉宿で3基のEVを初めて見た。

養殖に成功した幻の魚「クエ」が白浜温泉の新名物となった。

なんとパンダが8頭いるアドベンチャーワールド。この他に様々な動物を間近に見ることが出来る。料金が少々高いがそれだけの価値がある。写真は孫を連れて宿泊した際に撮影。

美しい海岸線と豊富な湯量に恵まれた白浜温泉は、日本一の「海浜温泉」といって過言でない。

白浜温泉のシンボル、海水が侵入する崎の湯。この他、2種類の源泉で入浴出来る「牟婁の湯など5ヶ所の共同浴場があるのが温泉ファンには堪らない。

温泉名に相応しく、白砂の白良浜(しららはま)沿いに白亜の旅館・ホテルが建ち並ぶ。

所在地 : 西牟婁郡白浜町

三段壁。エレベーターで洞窟に下りることが出来る。近くには千畳敷もある。

島の真ん中がくり抜かれている円月島。
この近くには、博物学・民俗学の巨星、そして日本で初めて「エコロジー」の言葉を使った環境問題の先駆者、南方熊楠(みなかたくまぐす)の記念館がある。

早朝5時から男性用となった眺望の湯「潮風」の内湯は、浴室・床・浴槽の材質から硬質な感じがする

その名の通り、太平洋と白砂が眼前の眺望の湯「潮風」の露天風呂。

食事は朝晩ともテーブル席。格別洗練されたものでなく、全般にライトな料理で量的にも年輩者向き。一番安いプランだったのでこれで不満はないが、夫婦ともども噛み切れなかったミニステーキが残念だった。

● 夕食

食 事

磯辺の湯「松風」大浴場。20人が一度に入れる規模。浴室の縁も床も木製。自然になったのだろうか、加工したのだろうか、凹凸がある床と温泉によって作られた渋い色合いが良い味を出していた。

「松風」のもう一つの浴槽はジャグジーになっている。

「松風」の露天風呂、気のせいか、内風呂を含めて微白濁しているように思えた。

大小のタオルは脱衣所に置いてあるので、手ぶらで行け、ちょっとしたリッチな気分になる。

伊勢海老香草蒸し

あっさりした軽い朝食。

豆腐に野菜が嬉しい

卵料理はもう一工夫が欲しい。

河豚の一夜干しも

梅がゆ

前菜(蓮根饅頭が美味だった)

温泉名 : 白浜温泉

ロビーからバー、ラウンジにかけて。

● 朝食

● じゃらん口コミ (普通が3) 総合4.5

眺望の湯「潮風」の露天風呂。白良浜を挟んだ反対側には、白浜温泉発祥の湯崎地区の旅館・ホテル群が建ち並ぶ。