伊豆長岡温泉 伊古奈荘 (静岡県) 
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。 
住 所 静岡県伊豆の国市長岡古奈243-3
電 話 055-948-0868
交通機関 東名高速道路沼津ICから伊豆縦貫自動車道・伊豆中央道などで25分
伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅から温泉場循環バス(下車バス停留所不明)
宿 泊 13室(内露天風呂付和室6 一般客室7)すべて部屋付風呂には温泉が落されてる。
平日2人1室11、000円前後~特別室20,000円程度(最新・詳細情報は宿のHP参照ください)
泉 質 アルカリ性単純温泉(泉温59.9℃pH9.0)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰り入浴時間 不可 姉妹施設の日帰り温泉施設弘法の湯利用。
入浴施設 内湯:男女別各1 貸切露天風呂2ヶ所(予約不要・無料)
観光スポット 韮山の反射炉(世界文化遺産)・江川邸(重文)・かつらぎ山パノラマパーク・伊豆洋らんパーク・トロピカリウム沼津御用邸記念公園・伊豆・三津シーパラダイス・天城峠・箱根・富士五湖地区
お土産・食事 大きな温泉街なので食事・買い物には困らない。
近くの温泉 大仁温泉・韮山温泉・修善寺温泉天城温泉郷(湯ヶ島・持越・吉奈・月ヶ瀬・嵯峨沢・船原)・河津温泉郷土肥温泉等多数
伊豆の国市HP
観光協会HP
伊豆ネットHP
旅館組合HP
伊古奈荘HP
http://www.city.izunokuni.shizuoka.jp/
http://www.izunotabi.com/
http://www2.izu-kankou.or.jp/izu/index.asp
http://www.izuspa.com/
http://www.ikonaso.com/

日帰り入浴不可

伊古奈荘は、源氏山の東側、既述の通り、源頼朝も滞在したと言う歴史がある古奈地区にある。温泉街のメイン道路で道幅が広く、交通量が多い131号沿いにあるので、景観に恵まれてるとは言い難い。

部屋数は13室、1階にある露天風呂付きの部屋が6室、12畳以上ある一般客室が2階に7室ある。
部屋の露天風呂は勿論、一般客室のユニットバスにも温泉が落されている。


宿泊料金は、平日1泊2日、2人1室で一般客室1人11,000円前後~特別室20,000円で、伊豆の温泉にしては、低料金で宿泊出来る。
今回の宿泊が12月28日の年末料金で14,000円、これに舟盛を追加したので、16,000円となった。
この料金だと、コスパの良さは感じられないが、平日11,000円~12、000円だと、お得感が出てくるだろう。


因みに、伊古奈荘は、伊豆長岡温泉旅館組合の旅館紹介に含まれいない。湯治宿や日帰り温泉施設・弘法の湯を経営してるので、伊豆長岡温泉では、異端児なのかも知れない。

奈良・東京往復の際の中継地として伊豆半島の温泉を選ぶとき、東名高速沼津ICから近い伊豆長岡温泉が便利だ。4回目の宿泊は、2010年10月に装い新たに生まれ変わり、リーズナブルな料金で宿泊出来て、スタンダード客室の風呂でも温泉が楽しめる伊古奈荘に予約を入れた。

伊豆の国市は伊豆半島の北部、田方平野のほぼ中央に位置している。
東は箱根山系、西は城山・葛城山などに囲まれ、平野部に狩野川が南北に流れている。

狩野川は、伊豆半島の最高峰・天城山(1405m)に源を発し、太平洋に注ぐ河川としては希有な北流をして駿河湾に注ぐ。
1958年9月、関東地方に上陸した台風22号で氾濫し、1000人を超える死者を出して、後に狩野川台風と呼ばれるようになった。


当地ゆかりの源頼朝は平清盛の継母池禅尼の命乞いによって、永暦元年2月(1160)14歳で韮山へ流され、少年期から34歳までをここを中心に暮らした。

比企一族をはじめとする源氏ゆかりの人々に後援され、北条政子との結婚、治承4年以仁王の令旨を受けた頼朝は、三島神社の祭日に平兼隆を討って平家討伐の火ぶたを切った。

当市の観光スポットとしては、江川太郎左衛門邸(重文)、伊豆国一宮の三嶋大社(重文)、「明治日本の産業革命遺産」の一つとして、2015年7月に世界文化遺産に登録された韮山反射炉(国指定史跡)などがある。

市域にある温泉は、伊豆半島有数の大温泉地である伊豆長岡温泉の他に韮山温泉、大仁温泉、畑毛温泉等がある。

朝 食

伊豆の特産、大きな鯵の干物がドカーンと鎮座。

無料のコーヒーサーバー。2種類のエスプレッソ、カフェラテ、カプチーノから選べる優れ物。

205号室緑水はシンプルな12畳BT付き。窓からの風景は道路。平日だと2人1室1人12,000円で泊まれる。

広めのユニットバスにも温泉が注がれる。

ロビー周辺は一昔前の和のテイストで、豪華ではないがしっとり感有り。

女性は色浴衣を選べる(無料)。

客室の廊下も、昭和の旅館の懐かしさが漂う。

2階建の和風旅館だが、かなりの交通量がある県道に面している。

じゃらん クチコミ 総合4.4 (2016.6.29現在)

部屋 4.4 風呂  4.5
朝食 4.1 夕食  4.3
接客サービス 4.3 清潔感 4.3

総合で4.4、かなり高評価な宿だ。

温泉名 : 伊豆長岡温泉 
所在地 :伊豆の国市長岡古奈 

デザート:苺、メローゴールド、ホイップクリーム

食事:香の物、赤出汁、ちりめんじゃこ御飯

揚げ物:ハタハタ、茄子、海老芋、大葉、南瓜

強肴:吹き寄せ饅頭(ホウレン草、白まい茸、紅葉麩、バター餡)

止め肴:鰤たたき(山葵菜、紅大根、針唐辛子)

台の物:鯵つみれ鍋(鯵つみれ、豚バラ肉、白菜、えのき、葉葱、豆苗な)

造り:イセエビ、鮑など

椀物:カニ進上(椎茸、、三つ葉、紅葉人参)

前菜:自家製春巻き、スナップエンドウ草あみ、スイートチリソース笹すし、馬鈴薯てまり

料 理

平日、ふだんのシーズンだったら12,000円のコース。夕食は少し寂しいかなと思って、1人2000円を追加して、お造りを舟盛にしてもらった。

風 呂

施設名 : 伊古奈荘(いこなそう)(宿泊日:2015.12月27日) 

伊豆半島は、日本有数の温泉密集地帯である。
国道136号線・414号線が伊豆半島の背骨・天城山系を南北に貫き、これに沿って北から伊豆長岡・修善寺・天城・湯ヶ島・大滝・七滝・湯ヶ野と規模・雰囲気が異なる温泉地が続く。
天城山系の自然に恵まれており、「伊豆の踊り子」で知られる川端康成など文人墨客に愛された温泉地が数多い。

その東海岸側には「熱海」「伊東」の大温泉地、さらには熱川・稲取・河津等が連なる。駿河湾を臨む西海岸には土肥・堂ヶ島、その先の南伊豆には蓮台寺・下田・下賀茂などの温泉が続く。

伊豆半島有数の大温泉地である伊豆長岡温泉はこれらの温泉の最北端にあり、狩野川の南側、2つの地区から構成されている。

源氏山を挟んで東側にあり、源頼朝もしばしば訪れたという古奈地区と、西側にあって20世紀始めの試掘によって温泉が湧出した長岡地区の2つである。かっては別々の温泉名を有していたが、いまは伊豆長岡温泉に統一されている。

コンパニオン発祥の温泉地で、かっては歓楽街的色彩が色濃かった温泉地だが、現在の温泉街はしっとりした風情を残し、和の情緒たっぷりの旅館が多い

2015年7月、世界文化遺産に登録された韮山(にらやま)反射炉

源氏山(写真の背景)を挟んで、古奈古奈地区と長尾地区に湯宿が並ぶ。日帰り入浴を受け付けている宿が幾つかあり、日帰り施設の他に昔ながらの共同浴場も3ヶ所ある。

やや大きめの貸切露天風呂。こちらなら家族連れでもゆったり入浴出来る。

小さいが端正な造りの貸切露天風呂。街中にあるので、2ヶ所とも、竹垣・板垣で囲われて展望はない。

せいぜい4人までの男性用内風呂。湯船には、タイル張りの単調さをカバーするためだろうか、平らな石が幾つか配置してある。右の写真は逆方向からの撮影。脱衣所に、バスタオルとフェイスタオルが置いてあり、部屋から手ぶらで行けるのが嬉しい。じゃらん等の資料では、すべての風呂が掛け流しになっているが、旅館のHPではこれに触れておらず微妙。

広い方の貸切露天風呂。

風呂は男女別内湯と貸切の露天風呂が2ヶ所ある。
内湯は、宿のHPで見る限り、女性用の方がやや大きく見える。

貸切露天風呂は、無料で空いていれば、自由に入ることが出来る。

宿泊者の利用時間は、何れも6時~24時までだ。
日帰り入浴は受け付けておらず、こちらは姉妹施設の日帰り温泉施設・l弘法の湯を利用することになる。

源泉は複数の温泉の混合泉で、泉温59.9℃のアルカリ性単純温泉で、pH9もあるので、かなりのヌルスベ感がある(特に貸切の方が)