鳥取温泉 元湯温泉 (鳥取県)
   

全国でも珍しい県庁所在地の真ん中に湧く鳥取温泉。4年ぶりの再訪だったが、今回は宿泊、市内もゆっくり観光した。
元湯温泉はJR鳥取駅から徒歩10分にある80年の歴史を有する温泉銭湯で、平成18年にリニューアルオープンされた。


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所在地 : 鳥取市末広温泉町

都会の真ん中にあるだけに自然の風景は望むべくもない。
しかし、それにしても高層ビルやマンションが建つJR鳥取駅のすぐ近くに、4軒もの共同浴場(温泉銭湯)あるということに驚かされる

同様のケースで思い浮かぶのは松山市内の道後温泉と鹿児島市くらいだ。

鳥取温泉は、現在の吉方温泉町で明治37(1904)年に発見された。
その後、大正10(1921)年、吉方温泉街から300mほどはなれた田んぼの一部に雪が早く消えるところがあり、そこに温泉が自然にわき出ているのが見つかった。

ここにむしろで囲った露天風呂が出来、その後に本格的に掘削をおこない、大正14(1925年)年、「噴泉浴場」として開湯した。
そのあたりに出た最初の温泉だったので、これを「元湯」と呼んでいたそうだ。
現在の元湯温泉はこの通称を屋号としている(元湯温泉のHPから)

施設名 : 元湯温泉 (入浴日:2013.3.7) 

鳥取市は中国地方の北東部、鳥取県の北部に位置する県庁所在地で、山陰地方唯一の特例市。
しかし、人口密度は全国の県庁所在地の中で最も低い。

本市は大きな液晶工場を擁するなど、山陰随一の工業都市でもある一方、日本一の鳥取砂丘や白兎海岸などの豊かな自然に恵まれた都市でもある。

江戸時代は池田氏の治める鳥取藩32万5千石の城下町として栄えた。池田氏とは織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の3代に仕えた英傑・池田輝政を祖とする一族で、播磨国姫路の他、備前国岡山・因幡国鳥取城等を合わせて九十二万国を有し「姫路宰相百万石」と称された。
さらに徳川家との縁組で家格を引き上げ、明治維新まで繁栄した。

特産品としては、松葉ガニ・白イカ・もさエビ・岩ガキ・20世紀ナシ・砂丘ラッキョウなどがある・

住 所 鳥取県鳥取市末広温泉町557
電 話 0857-22-7617
交通機関 中国自動車道佐用ICから約75km
JR山陰本線鳥取駅から徒歩10分(約800m)
施設(日帰り用) 休憩室、軽食(18~24時)、駐車場(5台)
宿 泊 不可
泉 質 ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉(含食塩芒硝泉) 源泉温度49.7℃
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 朝湯 6時~9時30分 13時~23時(受け付けはそれぞれ30分前までに)
定休日 無休
入浴料金 大人 350円
入浴施設 内湯 男女別各1
浴室備品(日帰り) ボディソープだけ置いてあった。(シャンプー無し)
観光スポット 鳥取砂丘、鳥取市内(久松公園/仁風閣)・わらべ館・やまびこ館・県立博物館等)、浦冨海岸(4kmの海岸遊歩道)、但馬御火浦、
お土産・食事 周辺に食事処多数
近くの温泉 岩井吉岡・・浜村・鹿野・・三朝東郷羽合温泉
鳥取市HP
観光協会HP
元湯温泉HP
http://www.city.tottori.tottori.jp
http://www.torican.jp/
http://www8.plala.or.jp/motoyu1126/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

以前より大きくなった浴槽は7,8人が入れる大きさ。泉質はナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉で、冬季以外は源泉温度が50℃近いので加水して、循環ろ過している。
浴槽内温度は43℃程度で熱めに設定されている。

館内は銭湯そのもの、番台もある。2階には休憩室もある。

鳥取温泉の歴史を語るこんな町名もある。

高層ビル囲む立地、共同浴場としては驚くような広い駐車場(19台分)が設けられている。

鳥取温泉は1904年(明治37年)、飲料水用に掘っていた井戸から偶然に温泉が出てきたのが始まりとされる。

JR鳥取駅の東側繁華街に天然温泉が湧くという驚くべきロケーションで、県庁所在地の都心に温泉が湧く例は全国的にも珍しい。

そんな立地でも、繁華街の中とは思えない立派な佇まいの老舗旅館から、ビジネスや観光の合間に立ち寄るのに便利な天然温泉の銭湯まで温泉施設は充実している。

立ち寄れる温泉宿としては老舗の「観水庭こぜにや(今回宿泊・記事追って掲載)」があるが、温泉銭湯も「日乃丸温泉」「木島温泉」「元湯温泉」「宝温泉」が駅の北東に点在しているので、気軽に入浴することが出来る。

鳥取市には鳥取温泉以外に、何れも渋い通好みの雰囲気を持つ吉岡温泉・浜村温泉・鹿野温泉などがある。

周囲に高層マンションやオフィスビルが立ち並ぶ「観水庭こぜにや

温泉名 : 鳥取温泉 
想像以上に大きい鳥取砂丘、奥の点は人。近年オープンした砂の美術館が人気のようだ。
平成18年にリニューアルオープンした。年中無休、営業時間は朝風呂が6時~9時30分 13時~23時、大人350円。