改訂版 |
犬鳴山温泉 不動口館 (大阪府) |
阪和自動車道上之郷ICから5km、県道62号線に面する不動口館。
斜面に建てられており、客室は道路から下に在る。全11室の内、露天風呂付の客室が2室在る。料金は二人一室で17,000円〜30,000円。
5〜6人向けの石板を敷き詰めた内湯。大きな窓から見る対岸の樹木の緑が眩しい。日帰り入浴は11時〜21時(受付は20時迄)、大人800円。
大阪府で数少ない複数温泉旅館がある犬鳴山温泉は、和泉山系のほぼ中央、犬鳴山の麓にある。不動口館は、部屋数11室の小さな宿だが、館内は女性が好むこじゃれた雰囲気があり、クチコミ評価も高い。温泉は循環だが、pHが8.68のアルカリ性のため、ヌルスベ感がある柔らかな肌触りが素晴らしい。
施設名 : 不動口館 (初回入浴:2003年3月13日 前回入浴:2016年11月18日)(今回入浴:2020年7月21日) |
所在地 : 泉佐野市 |
館内から見下ろす樫井川の渓谷。標高が低いので、清流とは言えないが、ここが大阪府の温泉風景と思えない、緑濃い風景だ。
犬鳴山温泉の入り口にあって、和室11部屋のこじんまりとした宿だが、外観に似合わず、館内に入ると、女性好みのこじゃれた雰囲気が漂う。2室が客室に露天風呂が付いている。
宿泊してないので全体評価は出来ないが、じゃらんのクチコミをチェックすると、総合4,3と高得点、部屋が3.9の他は、風呂/食事・サービスなど4項目で4点を超えていた(2021年3月7日現在)。
宿のHPの「犬鳴山の大自然を眺めながら、静かな時の流れを愉しむ」はやや誇大だが、ロビー・風呂・部屋からは、細い流れながら樫井川の渓谷が眼前に見えて、阪和自動車道から10分で来れる場所とは思えない静けさがある。
道路に面したロビーが4階に当たり、浴室はエレベーターで2階に下りる。
6人くらいが一度に入れる内湯には大きなガラスがはめられ、眼前の渓谷が一幅の絵のように切り取られている。
内湯から階段を下った先に渓流を見下ろす露天風呂がある。
両方の風呂とも循環だが、pH値が高いアルカリ性のため、ヌルスベ感がある柔らかな温泉である。
泉佐野市は人口10万人弱(令和3年2月)、大阪府の南部、大阪市と和歌山市のほぼ中間に位置し、背後には金剛生駒紀泉国定公園に指定された和泉山脈を擁す。
市名の由来は、中世以来の村名「佐野」に旧国名和泉を冠したものだ。
関西国際空港の開港に伴い海岸部は大きく変貌して、高さ256mのりんくうゲートタワービル、りんくう公園、りんくうプレミアムアウトレット等が建設され、商業・サービス業が盛んになり、海岸沿いの高速道路も整備されるとともに、人口も増加している。
また、空港の対岸にあるため、訪日外国人の宿泊需要も増えている。
一方、当市には泉佐野漁港があり、水揚げされた水産物を青空市場で買い求めることができる。
しっとりした玄関とロビーが4階になる。窓からは対岸の小ぶりな渓谷を見下ろせる。
ロビーから見たコンパクトなフロント・売店周辺。
大阪の秘湯と通に知られる「山乃湯」。まだ営業しているか確認出来なかった。
関西国際空港(関空)開港とともに、大きく変貌した泉佐野市(写真は同市HPから借用)。
住 所 | 大阪市泉佐野市大木7番地 |
電 話 | 072−459−7326 |
交通機関 | 阪和自動車道上之郷ICから約5km 阪神高速湾岸線からの場合、泉佐野北I.Cで下りる。 JR阪和線日根野駅から南海バスで約15分犬鳴山下車5分 |
施 設(日帰り) | 喫茶、ロビー 駐車場(30台) |
宿 泊 | 客室11 1泊2食付 17,000円〜 最新詳細情報は不動口館HP参照。 |
泉 質 | 単純硫黄冷鉱泉(18.7℃ pH8.68) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 | 11時〜21時(受け付けは20時迄) |
定休日 | 不定休 |
入浴料金 | 大人800円 |
入浴施設 | 内湯男女各1、露天風呂男女各1 貸切風呂(1)は宿泊者・昼食付日帰りプラン利用者専用 60分3500円 |
浴室備品 | シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット | 慈眼院多宝塔(国宝)、泉佐野漁港、りんくうゲートタワービル、りんくうプレミアム・アウトレット、行者の滝、粉川寺、根来寺、 |
近くの温泉 | 奥水間温泉、牛滝温泉、神通温泉、かつらぎ温泉 |
観光協会HP 不動口館HP |
http://www.kankou-izumisano.jp/ http://www.fudouguchikan.com/ |
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。) |
温泉名 : 犬鳴山温泉 |
(半)露天風呂のせせらぎの湯。内湯から階段を下った先にあり、渓谷が一段と近くなる。床と浴槽の縁が木造なので、内湯より情緒があり、重曹泉のヌルスベ感が一段と増すように感じられる。他に宿泊客が利用できる貸切風呂が一ヶ所ある。