部屋から見下ろす田辺湾(太平洋)。全室がオーシャンビューだ。

80~90平米、スタンダードなスイート。平日朝食付き(夕食無し)2人1室1人17,500円

大きなバスタブ

シンクが2つの美しいドレッサールーム

シモンズ製のツインベッド。ベッドサイズはセミダブル

日本最大級の海鮮・特産品マーケットの「とれとれ市場」。

白浜は単調な海沿いにあるのでなく、白良浜、千畳敷、三段壁、円月島(写真)などが連なる美しい海岸線沿いにある。

アドベンチャーワールドでは、常時、5~6頭のパンダーや大掛かりなイルカショー等が見られる。

別の角度、湯に浸かって撮影したもの。

フランスの木工職人が仕上げたエレベーター床の寄せ木細工。

中央の螺旋階段は天井からの太いワイヤーで吊り下げられており、まるで空中に浮かんでいるように見える。

湖上に浮く西洋の古城を思わせる「ホテル川久」。2005年11月、次女夫婦と孫達3人と宿泊したコガノイ ベイ ホテル(当時の館名)から撮影。

白浜温泉 ホテル川久 (和歌山県)

住 所

和歌山県西牟婁郡白浜町3745

電 話

0739-42-3322

交通機関

阪和自動車道南紀田辺ICから19km、車で30分
JRきのくに線白浜駅下車 タクシーで約10分
羽田より南紀白浜までJALにて約1時間 空港よりタクシーで約10分

宿 泊

85室(洋室59室 和洋室21室 その他5室)・・・全室がスイート
2人1室 26、000~72、000円(詳細最新情報は川久のHP参照)

泉 質

ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(64.2℃)を循環

日帰り入浴

新型コロナ以前は可能だったが、現在のHPでは案内が削除されていて見当たらない。詳細不明。

入浴施設

男女が翌朝入れ替わる内湯+露天風呂が2ヶ所 他にサウナ。 貸切風呂は無い。
お土産・食事   とれとれ市場でなんでも揃う。温泉街には食事処、土産物屋多数。
観光スポット 円月島、千畳敷、三段壁・洞窟、白良浜、外湯巡り、海中展望台、アドベンチャーワールド、南方熊楠記念館、紀州博物館など 
近くの温泉 椿温泉すさみ温泉 日置川温泉えびね温泉南部温泉、田辺温泉
白浜町HP
観光協会HP
旅館組合HP
ホテル川久HP
http://www.town.shirahama.wakayama.jp/
http://www.nankishirahama.jp/
http://www.shirahama-ryokan.jp/index.html
http://www.hotel-kawakyu.jp/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)

風 呂

じゃらんクチコミ 総合4.5(2021.10.17現在)

バブルの象徴、ホテル川久は総建設費400億をかけて1991年にオープンしたが、皮肉にもバブル崩壊の年に当り、僅か5年後に倒産、経営は、当時、北海道に基盤を置いていたカラカミ観光〔現Karakami HOTELS&RESORTS株式会社)に移った。今回は話の種に、このバブルの象徴を観光するのを目的に、夕食抜きの低料金で宿泊した。

夕食は、それぞれ別個のレストランで取る「王様のビュッフェ」「創作フレンチ」「季節の和食会席」の3種類から選べる(料金は異なる)。
また、朝食のみで夕食無しとする宿泊も可能だ。今回の宿泊もこのプランとして、食事は朝食だけを取った。

写真は大様のビュッフェの会場、メインダイニング フォルナーチェの重厚な佇まい。ここで供される夕食は、地元と北海道の食材を使ったバイキング料理だ。経営するカラカミ観光の発祥地が北海道のためだろうか。

朝食の料理が並ぶビュッフェ会場。

食 事


邸宅リビングスパ

悠久の森 露天風呂

高野槙の内風呂

806号室 豊明

日本人の左官職人がドイツに渡って習得した技術で造り上げた大理石模様の円柱(シュトックマルモの柱)は1本1億円、24本あるのでこれだけで24億円。

瓦は中国北京の紫禁城に使われているのと同じ瑠璃瓦で使用枚数は47万枚。瑠璃瓦の色は、皇帝以外使うことが許されなかった「老中黄」。外壁はイギリス企業が設計、使用されたレンガは140万枚3500トン1993年、優れた建造物に授与される村野藤吾賞を受賞している。

夕食抜きプランだったのでこれの評価は出来ないが、他は概ね妥当だ。

部 屋 4.4 風 呂 4.5
朝 食 4.6 夕 食 4.7
接客・サービス 4.3 清潔感 4.2
温泉名 : 白浜温泉
所在地 : 西牟婁郡白浜町

密な木立の中にあり露天風呂。浴槽の底に敷かれている石板が明るすぎるので、やや趣に欠けてしまうのが残念.泉質はナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉だが、加水量が多いせいだろうか、温泉の特性は感じられなかった。


海に浮かぶ古城・ホテル川久

細長く切り取った開口部から目に飛び込んでくる穏やかな田辺湾のパノラマ風景。これは露天風呂と呼んで良いのだろうか?ホテルのHPPでは露天風呂と称してはいるが。

平成18年3月に日置川町と合併した白浜町は、和歌山県の南西部に位置し、大きくは紀伊水道に面した半島地域、富田川下流域及び日置川流域に分かれる。
年間平均気温が17.2℃もあり、本州では日本一早い海開き(5月3日)が行われるなど、温暖で過しやすい気候に恵まれている。

白浜町と言えば風光明媚な海岸線に温泉が加わって、海浜温泉リゾートの華やかなイメージを思い浮かべるが、実際は森林が全体の80%以上を占めている。

交通網は、東京方面へ航空路により1時間程度で結ばれ、京阪神地域からは、JR紀勢本線、国道42号、高速道路(近畿自動車・阪和道)などによりおよそ3時間で来れる。かねてより近畿自動車道の南進が進められていたが、2015年7月、ついに白浜まで延びて、大阪方面からの車による来訪が一段と便利になった。


白浜温泉は、関西では有馬温泉(兵庫県)と並ぶ大温泉地だ。オーシャンビューを売り物とする旅館・ホテルが殆どで、夏は海水浴や花火で賑わい、常時5~6頭のパンダが見られるアドベンチャーワールドも人気の観光スポットだ。

パンの品数が豊富だった。オムレツは目の前で調理してくれる。

日帰り入浴施設・長生の湯は、露天風呂の造りとふんいき雰囲気が好きで幾度となく入浴している。

贅沢にも2種類の源泉が掛け流しで使用されている共同浴場の牟婁の湯(むろのゆ)

白浜温泉のシンボル、荒磯にあり、風雨が強いと入浴禁止となる「崎の湯

高野山の霊木とされる高野槙(こうやまき)の内湯。著名な陶芸家が描く仙人画と、陶淵明の「山海経を詠んで」から抜粋された漢詩が描かれているとのこと。その壁面が柔らかい間接照明でライトアップされ幻想的な空間になっている。

白良浜から湯崎方面を遠望する。この一帯には白亜高層の旅館・ホテルが立ち並ぶ。

キチンと仕切られ椅子に坐って体を洗えるシャワーススペース。足腰に支障があっても坐るのが楽、隣への飛沫を心配すること無く、安心して洗髪が出来る。

シックなロビー・ラウンジ

チェックインはここで。

細密なモザイクタイル貼りの床。完成までにどれほどの時間を要したのだろうか。

もう一つの見所が全フロアに敷き詰められたローマンモザイクタイルの美しい床。イタリアのモザイク職人集団が手作業でタイルを組み込んだ。写真左下も同様。

2階にも洋宴会場などの見所がある。

1階2階の建造物・美術品をまとめて「川久美術館」と称して、10時半~18時迄、1000円で観光できる。

バブル時代の終焉を迎えようとしていた1991年に、総工費400億円をかけてオープンしたホテル川久。
当時の経営母体は、1949年に創業した木造純和風旅館の旅館川久で、昭和天皇も宿泊した白浜温泉屈指の宿だった。
バブル期に突入して2代目社長が、世界中の高級資材と技術者・職人をかき集めて造り上げたのがホテル川久だ。400億円をどうやって調達したのか、基本設計をどこが手がけたが不明だが、バブル時代の落とし子は皮肉にもバブルの崩壊の年にオープンした。

85室全てがスイートルームのホテルは、開業当初は会員制高級ホテルで、会員権は最低2000万円からだった。しかし1955年、開業から僅か5年足らずで経営破綻、リゾート観光地で大型温泉ホテルを展開していたカラカミ観光に僅かな金額で買い取られ(一説では30億円)現在に至ってる。そのカラカミ観光も近年、幾つかのホテルを売却しリストラを進めて来て、ほぼ目処が付いたようだが、ホテル川久は手放していない。

当館最大の見物、金箔190,000枚の黄金天井

施設名 : ホテル川久 (宿泊日:2021年1月8日)

白浜温泉は、有馬温泉(兵庫県)・道後温泉(愛媛県)とともに日本三古泉に数えられ、日本書紀、万葉集、続日本書紀などに「牟婁の温湯」「紀の温湯」の名で登場している。

現在の白浜温泉は、鉛山湾にかけて点在する新白浜・古河浦・大浦・網不知・東白浜・白浜・湯崎温泉などの総称だ。
大小30軒余の旅館ホテルがあり、1日あたりの最大収容人員は8000人ほどになる大温泉地だ。

白浜温泉の魅力は、恵まれた湯量、料金的に設備的にバラエティに富むホテル・旅館、白良浜・円月島・千畳敷・三段壁などの景勝、幻の魚クエをはじめとする新鮮な魚介類、多数のパンダがいるアドベンチャーワールドなどのレジャー施設、それに夏の海水浴や大がかりな花火大会など、単なる温泉地という枠を超えたリゾート地だ。

温泉好きにとって、白浜温泉には、もう1つの魅力がある。
全国的に知られた荒磯の露天風呂「崎の湯」、2つの源泉が同時に楽しめる牟婁の湯」など6つの共同浴場があることだ。
他に長生の湯はじめとする幾つかの日帰り施設や「日帰り入浴が出来る宿もある。

山間(やまあい)の温泉は雨や霧の日が情緒を増すが、白浜は碧い空、青い海が似合う日本一の海浜温泉リゾートだ。

翌朝男性用だった内湯。寝湯、シルクスパ、サウナ、水風呂などの機能風呂が附属していた。サウナも利用してゆっくりと楽しんで貰うだめだろうか、防水製の安楽椅子とか直火の暖炉等が置かれていた。

斬新な設計の露天風呂

モダンなデザインのテーブルと4脚の椅子

フランス人間国宝の金箔職人が5センチ平方の金箔19万枚(総重量2.5kg)を手作業で張り付けた金箔天井。金閣寺や豊臣秀吉の黄金の茶室も真っ青になる壮大な輝きに圧倒される。今回の宿泊は、話の種にこれを見て撮影するのが目的だった。

正面玄関前から見る建設費400億円のホテル川久の威容