改訂板
平成18年3月に日置川町と合併した白浜町は人口21、000人余り、和歌山県の南西部に位置し、大きくは紀伊水道に面した半島地域、富田川下流域及び日置川流域に分かれる。
年間平均気温が17.2℃もあり、本州では日本一早い海開き(5月3日)が行われるなど、温暖で過しやすい気候に恵まれている。
白浜町と言えば、円月島、三段壁、千畳敷など風光明媚な海岸線に、関西では有馬温泉と並ぶ歴史と規模を誇る白浜温泉や多数のパンダがいるアドベンチャーワールド等のテーマ―パークが加わって、海浜温泉リゾートの華やかなイメージを思い浮かべる(実際は森林が全体の80%以上を占めているが)。
また世界遺産に登録された熊野古道の大辺路が通っており、こちらも観光資源になっている。
白浜は、山間にある一般的な温泉地と違って、燦々と輝く太陽と青い空が似合う。
交通網は、東京方面からは航空路(毎日往復3便)により約1時間程度、京阪神地域からは、JR紀勢本線、国道42号、高速道路(阪和自動車道)などによりおよそ2時間〜3時間で結ばれている。
かねてより近畿自動車道の南進が進められていたが、2015年7月、白浜まで延びて、大阪方面からの車による来訪が一段と便利になった。
白浜温泉 とれとれの湯 (和歌山県) |
西日本最大級の海鮮マーケット「とれとれ市場」を見下ろす小高い丘の上にある「とれとれの湯」。白浜温泉の名が付くが、各種機能風呂があるスーパ銭湯と同様の日帰り温泉施設。唯一、温泉が落されている露天風呂は、太平洋を遠望し、開放感がある。
温泉名 : 白浜温泉 |
住 所 | 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2508 |
電 話 | 0739−42−1126 |
交通機関 | 阪和自動車道白浜ICから国道42号線などで約10km JRきのくに線白浜駅下車、白浜町巡回バス又は湯崎方面行で「とれとれ市場停留所」下車 |
施 設(日帰り) | 食事処、ボディケア、エステ、アカスリ、別棟でとれとれ市場、駐車場 |
宿 泊 | 不可 |
泉 質 | 含硫黄‐ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉(露天風呂のみ) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間(日帰り) | 9時〜23時 |
定休日 | 年中無休 |
入浴料金 | 大人 770円 |
入浴施設 | 内湯男女各1、露天風呂男女各1、サウナ、岩盤浴(別料金) |
浴室備品 | シャンプー、ボディシャンプー、ロッカー、ドライヤ |
観光スポット | 円月島、千畳敷、三段壁・洞窟、白良浜、外湯巡り、海中展望台、アドベンチャーワールド、南方熊楠記念館、紀州博物館など |
お土産・食事 | シーフード全般(西日本最大級の海鮮市場・とれとれ市場) |
近くの温泉 | 白浜町内旅館(立ち寄り湯)・外湯(崎の湯など)・日帰り温泉施設(長生の湯・白浜温泉パーク草原の湯など) 椿温泉、日置川温泉、えびね温泉、南部温泉、田辺温泉 |
白浜町HP 観光協会HP 旅館組合HP とれとれHP |
http://www.town.shirahama.wakayama.jp/ http://www.nankishirahama.jp/ http://www.shirahama-ryokan.jp/index.html http://www.toretore-spa.com/ |
白浜には、名湯の条件で共同浴場が6ヶ所あるが、これ以外に日帰り施も6ヶ所あり、その内の一つが「とれとれの湯」だ。
西日本最大級の海鮮マーケット「とれとれ市場」を見下ろす小高い丘の上にある。
海浜の白浜温泉とはいえ、ここは内陸にあるので海原が眼前にがる、とは言いがたいが、小高い丘の上にあるので太平洋が遠望出来る。
ジェットバス、寝湯、電気風呂など機能浴槽があり、館内の飲食買い物を磁気リストバンドで支払うなど、都市部のスーパー銭湯そのものだ。
従って、名湯白浜温泉の情緒を味わいたい方にはお薦め出来ない。
白浜温泉は有馬温泉(兵庫県)・道後温泉(愛媛県)とともに日本三古泉に数えられ、日本書紀、万葉集、続日本書紀などに「牟婁の温湯」「紀の温湯」の名で登場している。
現在の白浜温泉は、田辺湾から鉛山湾にかけて点在する新白浜・古河浦・大浦・網不知・東白浜・白浜・湯崎温泉などの総称で、大小のホテル・旅館が26軒、最大収容人員が8、000人/日を超える(何れも「白浜旅館協同組合」のホームページから算出)大温泉地である。
白浜温泉の魅力は、恵まれた湯量の温泉、洗練された設備・料理・サービスのホテル・旅館、白良浜・円月島・千畳敷・三段壁などの景勝、養殖に成功した幻の魚クエ他の新鮮な魚介類、常時パンダが7〜8頭もいるアドベンチャーワールド等のテーマパーク、それに夏の海水浴や花火など、単なる温泉地という枠を超えた大観光地であることだ。
白浜温泉のシンボル、崎の湯。風雨が強いと波が襲い入浴禁止となる。
所在地 : 西牟婁郡白浜町堅田 |
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)。 |
宝石壺湯という怪しい名称が付けられている。
左は浅い風呂で幼児用だろう。
前方に太平洋が広がる露天風呂。HPを見ると、露天風呂の一部、
岩風呂のみ「白浜温泉の源泉(泉質は含硫黄‐ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉)を引いている」の既述がある。一方の浴槽は紀州備長炭風呂との名称が付けられ温泉ではないように受け取れる。
大きな内湯。一見すると濁り湯の温泉に見えるが、どうやら人工の炭酸泉のようだ。
営業時間は9時〜23時、大人770円。
日本一の梅の郷、南高梅の梅干しももちろん販売されている。
新鮮な鮮魚から干物などの水産品が所狭しと並ぶ。
何回目かの買い物のとき、マグロの解体ショーを見かけた。白浜よりさらに南の南紀勝浦が、日本有数のマグロ水揚げ港だ。
施設名 : とれとれの湯 (再入浴日 2021年1月8日) |
中央が今回宿泊したバブルの象徴、総工費400億円のホテル川久。