こうでら温泉 香寺荘 (兵庫県)

こうでら温泉 香寺荘は中国自動車道福崎ICから車で10分強、姫路郊外の山あいの里、小高い恒屋城跡前に位置している。
公共の宿らしくシンプルな鉄筋三階建だが、少し離れて上を見ると、幾つかの破風が設けられていて、姫路城をイメージする外観になっている。
日帰り入浴を積極的に受け入れており、渡る風にしなやかにそよぐ竹林に囲まれた露天風呂が素晴らしい。

写真は香寺荘HPから借用した露天風呂。竹林に囲まれた露天風呂が珍しい。竹林を渡るさわさわとした風の音が聞こえてきそうだ。この風呂が「竹取りの湯」と呼称されるのが頷ける。宿のHPに「露天風呂には炭酸をたっぷり含んだ気泡風呂もあり、プチプチはじけるお湯は少しぬるめに設定しております」とあるが、確かに左側の湯口から落とされている温泉の泡立ちが目立つ」

所在地 : 姫路市香寺町

姫路市は兵庫県南西部に位置し、県下第二位の商工業と人口を有する播磨地方の中心都市である。
市域には世界遺産の姫路城、西国33所観音霊場の二七番札所の圓教寺、秋季例大祭の灘のけんか祭で知られる松原八幡神社等の文化・観光スポットがある。

平成5年12月、奈良の法隆寺とともに、日本で初の世界文化遺産となった姫路城は、JR西日本姫路駅から北へ1kmに位置する平山城で、市街地は姫路城城下町が原型となっている。

歴史的には、戦国時代から桃山時代にかけて黒田氏(官兵衛⇒孝高)、羽柴氏(豊臣秀吉)が城代だった時代があった。
関ヶ原の戦いの後、徳川家康が、かっては織田信長の旗下にあって豊臣秀吉とも同僚だった池田輝政の武勲を賞して、播磨姫路52万石に加増して初代姫路藩主に移封した。その輝正が城郭を拡げ、今に残る姫路城を造り上げた。

存建築物の内、大天守・小天守・渡櫓等8棟が国宝に、74棟の各種建造物(櫓・渡櫓27棟、門15棟、塀32棟)が重要文化財に、それぞれ指定されている。
また、江戸時代に建設された城の中で天守閣が残る「現存十二天守閣」「国宝五城」「三名城」「三大平山城」にも名を連ねている。


住 所 兵庫県姫路市香寺町恒屋1470
電 話 079-232-7788
交通機関 JR播但線溝口駅からタクシーで5分
中国自動車道・福崎ICから車で10分 夢前スマートICから約4分
宿 泊 9室(和室) 8、000円~14、000円前後
各種条件によって増減するので宿の下記HPを参照ください。
泉 質 ナトリウムー炭酸水素塩泉 (ガイドブックでは含二酸化炭素ーナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉の表示も有る。)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 9時~22時(受付は21時迄)
定休日 不定休
入浴料金 大人700円(姫路市内100円引き 60歳以上600円) 小中学生400円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1、サウナ
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 姫路城、円教寺(西国33ヶ所27番札所)、雪彦山、姫路セントラルパーク好古園、姫路市立美術館、県立歴史博物館、竹田城跡
近くの温泉 塩田温泉郷、置塩温泉、佐用の湯、雪彦温泉(日帰り)、赤穂温泉
姫路観光HP
香寺荘HP
https://www.himeji-kanko.jp/
http://koderaso.net/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)

露天風呂は入浴者が多数おられたので撮影は遠慮。

姫路市の温泉としては、、夢前川の上流部に位置し、なだらかな丘陵と田園風景が広がる日本の原風景の中にあって、旅館が3軒の塩田温泉郷がある。
この内の一軒、「夢乃井庵夕やけこやけ(記事後日)」に宿泊し、温泉ガイドブックに近くの公共の宿で「日帰り入浴を歓迎」と記載があった「香寺荘」に立ち寄った。

香寺荘は中国自動車道福崎ICから車で10分強、姫路郊外の山あいの里、小高い恒屋城跡前に位置している。公共の宿らしくシンプルな鉄筋三階建だが、少し離れて上を見ると、幾つかの破風が設けられていて、姫路城をイメージする外観になっているのが分かる。

部屋数は和室が9室、部屋のトイレはシャワートイレ(T無しも有り)、宿泊料金は2食付で8,000円前後~14,000前後とリーズナブルで、姫路城観光の拠点として手軽に利用できる。
じゃらんのクチコミ評価は想定内で、総合が3.7、風呂と夕食の評価が4.0と4.2、他は3点後半でそこそこだ。

風呂は男女別の内湯・露天風呂・サウナがあり、特に竹林に囲まれた露天風呂が風情ある。

先述の通り日帰りを歓迎しており、受付時間が9時から22時(受付は21時迄)と長く、料金は大人700円(市内在住者は600円)だ。
外来者が昼食利用できるレストラン」もある。

ニュアンスを伝えるのが難しいが、館内は典型的な公共の宿の雰囲気だ。外来者が食事が取れ、日帰り入浴を積極的に受け入れてるのが分かる。

いかにも公共の宿らしい造りだが、視界外の上部に破風があり、遠望すると城の佇まいだ、

温泉・施設名 : こうでら温泉 姫路市休養センター 香寺荘(こうでらそう) (入浴日:2019.5.31)

旅館規模からするとかなり広い内湯。ここからも竹林が見えて清々しい。泉質は、HPによればナトリウムー炭酸水素塩泉、いわゆる重曹泉で肌に優しい。但し、温泉ガイドブックでは、含二酸化炭素ーナトリウムー塩化物炭酸水素塩の表示もあり、どちらが正しいか不明だ。

法隆寺とともに日本初の世界文化遺産となった姫路城。