改定版
江戸時代、長崎街道の宿場町として栄えた嬉野温泉は、旅館が30軒を超える北九州最大の温泉地である。大正屋はこの地に旅館を3軒有する老舗の宿で、8年ぶりに立ち寄って入浴したが、以前同様、スタッフの応対は素晴らしかった。
第1回九州遠征の際に、福岡県在住のプースケさんから教えて頂いた大正屋に立ち寄ったのは8年前。。
その際に日帰りに入浴にもかかわらず、スタッフの丁寧な応対に感心した。
また、時折プースケさんから大正屋から嬉野温泉湯豆腐を送って頂き、この美味しさに感動していた。
この2つの理由から、いつの日か大正屋または姉妹館の椎葉山荘に泊まることを早い時期から決めていた。
今般の第三回九州遠征プランニングの際にどちらにするか迷ったが、、最終的に椎葉山荘に宿泊することとし、2つの宿の間を往復する送迎バスを利用して大正屋で2度目の入浴をすることにした。
皇居新宮殿の設計を手がけた著名建築家の故吉村順三氏の設計による館内は、ロビーとラウンジなど和と洋を見事に調和させた品格が漂う。
前回同様、今回もフロントで1000円を支払うと、スタッフが丁寧に浴室近くまで案内してくれた。
今回は、前回入浴した天井が開閉する「四季の湯」と、前回、その存在を知らなかった滝の湯の双方で入浴した。
住 所 | 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙2276番地ー1 |
電 話 | 0954-42-1170 |
交通機関 | 長崎自動車道嬉野ICから県道1号線で約2km JR佐世保線武雄温泉駅から嬉野温泉行きバスで30分終点下車 |
施設(日帰り用) | 湯上り処、ロビー、ラウンジ、売店、駐車場(150台) |
宿 泊 | 78室(BT付き) 15,000円前後~ 年度・時期・曜日・人数などにより変動するので、最新詳細情報は大正屋HPを参照ください。 |
泉 質 | ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(含食塩重曹泉) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間(日帰り) | 11時~23時(予約不要) |
定休日 | 無休 |
入浴料金 | 大人1000円(脱衣所にバスタオル タオル付き) |
入浴施設 | 内風呂:男女各2(姉妹館の椎葉山荘・湯宿清流に無料で入浴出来る) |
浴室備品(外来入浴) | タオル・バスタオル、シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット | 長崎、佐世保、ハウステンボス、千綿渓谷、有田・伊万里 |
お土産・食事 | 土産は館内で可。嬉野名物は湯豆腐。 |
近くの温泉 | 武雄温泉、平谷温泉 |
嬉野市HP 温泉観光協会HP 大正屋HP 椎葉山荘HP |
http://www.city.ureshino.lg.jp/ http://kankou.spa-u.net/ http://www.taishoya.com/ http://www.shiibasanso.com/ |
部屋数に相応しい大きな内湯。一度に30~40人は入れる。天井が開いたら露天風呂並みの開放感があるだろう。
泉質はナトリウム一炭酸水素塩・塩化物泉(含む食塩 重曹泉)、加水のためか本来のヌルスベ感はそれほどでもない。尚、露天風呂は無い。
今回は送迎用の長大なリムジンは停車していなかった。写真の本館に東館と離れを入れて部屋数は78室の大型旅館。
宿泊料金は15,000円~32,000円程度(2013年10月現在。詳細最新情報はこちらを参照)。
どっしりとして落ち着いた雰囲気のロビー・ラウンジ
四季の湯は、四季・天候に応じて浴室の天井が開閉する故のネーミングだろう。
美しい石材なので宿に聞いたところ、「天草石」とのこと。
滑り防止のためだろう、一枚一枚に線が彫られていた。
いかにもこの宿に相応しい心配りに感心した。眼鏡を外しても、大きな文字で書かれた「あたま用」と「からだ用」の文字が見える。
こちらも一度に30人が入れる大きな浴槽。赤く見えるのは浴槽の床の色によるもの。
嬉野温泉で見かけた「嬉野茶」の幟。
施設名 : 大正屋 (1回目入浴:2005.4.9 2回目入浴:2013.4.18)
浴室への回転ドアは珍しい。日帰り入浴はこの四季の湯のみで、時間は12時~23時、料金は大人1000円(バスタオル・タオルが脱衣所にある)。
宿泊した椎葉山荘の朝食で、3種類の湯豆腐が供された。
滝の湯
四季の湯