30人位が一度には入れる大きな露天風呂も掛け流しだ。2つの風呂とも加水・加温無しでやや温め。
日光に反射して黄金色に輝く風呂。風呂の枠の材料が何だか分からないくらい温泉成分が付着していた。
独立した湯屋
部屋には重厚な石風呂がついていて、温泉を自分で満たして入浴する。

これ以外に大きな内湯と露天風呂があり
茶褐色の濃厚な温泉(マグネシウム・ナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉)が内風呂・露天風呂に掛け流しで注がれている。

温泉目的で宿泊しても失望しない贅沢な風呂だ。
部屋の温泉風呂(注ぎ中)
部屋の風呂以外に、茶褐色の温泉が大きな内風呂・露天風呂に掛け流しで注がれている。
風 呂
施設名 : 御宿小笠原 (宿泊日:2007.4.12)
所在地 : 阿蘇市
温泉名 : 阿蘇温泉 
  阿蘇温泉 御宿小笠原 (熊本県)    
阿蘇市は熊本県東北部、熊本市から約50kmの九州山地内に位置し、市域の大部分が阿蘇山が形成したカルデラ盆地(阿蘇谷)の中にある。

日本百名山・阿蘇山(正確には阿蘇五岳・・・根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳)は熊本県の東部に位置する活火山で、世界最大級のカルデラ(火山によって出来た大きな凹地)と雄大な外輪山を持つ。


今でも噴煙を舞い上げる中岳の火口は、平穏な時期には観光できる。
外輪山の内側を中心にして、阿蘇くじゅう国立公園に指定されている。


因みに、阿蘇火山は30-9万年前に発生した4回の巨大カルデラ噴火により形成された阿蘇カルデラとそれを取り囲む外輪山も含む。
その大きさは東西約18キロメートル・南北約25キロメートルにも及び世界最大級だ。
観光スポット大観峰の愛犬アル、その後に阿蘇五岳。五岳は釈迦の寝姿に似ているので阿蘇の涅槃像と呼ばれる。その前がカルデラの阿蘇谷で、阿蘇市の市域となる。(写真は前回撮影)
阿蘇山のカルデラ盆地、阿蘇谷北側ある源泉掛け流しの湯宿。全室が離れ、部屋の中に大小を問わず犬を同宿させることが出来るので、愛犬家にはお薦めの宿だ。
ここを紹介くださったプースケさんに厚く感謝いたします。
宿泊した御宿小笠原から見た大観峰。手前はカルデラの阿蘇谷。
阿蘇五岳と外輪山の間に広がるカルデラ・阿蘇谷には100を越す源泉が湧出している。
その代表が、旅館20軒と多数の共同浴場を有する「阿蘇内牧温泉」である。
一方、「阿蘇温泉」とは聞きなれない温泉だ。

しかし、インターネットで「(阿蘇)内牧温泉」で検索すると「阿蘇温泉観光協会」のホームページが出てきて、ここに内牧温泉の旅館・ホテルが紹介されている。

どうやら地元では、知名度を上げるためにブランドの「阿蘇」を前面に出し、内牧温泉及びその周辺の温泉を含めて阿蘇温泉としたようだ。


阿蘇谷全体を大きな湯舟に見立て、そこに涌く温泉のすべてを阿蘇温泉とする発想が雄大だ。
前回もそうだが、今回も九州方面9泊の旅、同行する愛犬のために1日は彼女を優先した宿泊を考えていた。そんな折、温泉サイト仲間のプースケさんから紹介頂いたのが、ここ「御宿小笠原」だった。

御宿小笠原は、大観峰からほど近い内牧温泉から少し離れた国道57号線の南側、カドリードミニオン裏側の小高い所にある。

部屋は18室だが、すべて和洋又は洋の離れで、全部の部屋に温泉利用の風呂が付いている。

部屋には大小を問わない犬を部屋に入れ、一緒に宿泊することが出来る(1頭当り2,310円)。

その上、食事処に愛犬を伴うことも出来るので、愛犬家には嬉しい宿だ。
また、愛犬専用の温泉風呂・トリミングルーム(別料金)や斜面を利用した2面のドッグランが設けられている。
宿泊したツインの「いちりん草」。平日2人1室1人15,750円(税込)。
料 理
住 所 熊本県阿蘇市黒川2323
電 話 0967−34−2000
交通機関 九州自動車道熊本ICから国道57号線を大分(阿蘇)方面へ約35km(50分)
JR豊肥本線阿蘇駅下車、熊本方面へ徒歩20分
施設(日帰り用) ロビー・ラウンジ、売店、駐車場(20台)
宿 泊 18室(すべて離れで犬を部屋に泊められる)
平日料金2人1室で1人14,850円〜(犬1頭当り+2,310円)

季節・曜日・宿泊人数などにより変わるので、下記HP参照下さい。
泉 質 マグネシウム・ナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉(45.5℃ 389リットル/分 淡黄色 弱甘味 金気味 微硫化水素臭)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 7時〜10時 14時〜22時(予約不要)
(宿泊者は6時〜23時) 
定休日 無休
入浴料金 大人500円 (予約不要)
入浴施設 内風呂:男女各1、、露天風呂:男女各1 全棟の風呂も温泉利用
浴室備品(日帰り) シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー、ロッカー
観光スポット カドリー・ドミニオン、中岳火口(ロープウエィ)・阿蘇火山博物館・草千里展望所
白川水源、くじゅう花公園・九重ラベンダー園大観峰・やまなみハイウエィドライブ
お土産・食事 館内に売店有り、昼食は近辺に多数
近くの温泉 内牧・赤水・垂玉・地獄・白水・栃木・栃木原・湯の谷・火の鳥温泉等
阿蘇市HP
観光協会HP
温泉教会HP
小笠原HP
http://www.city.aso.kumamoto.jp/index.htm
http://www.aso.ne.jp/~aso/
http://onsen.aso.ne.jp/
http://www.onyado-ogasawara.jp/index2.html
雑記帳 100ヶ所の宿に愛犬と泊まったが、彼女はいつもワゴンの後部に宿泊。
初めての同室に最初は落ちつかなかったが、しばらくして慣れ、とても幸せそうに見えた。3回目の九州遠征があれば、多分、もう一度利用することになるだろう。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
宿は当初、数棟だけペット同伴可にしていたが、需要が多くだんだん数が増え、とうとう全棟をペットに開放したそうだ。

この日、平日だったので満室ではなかったが、客のほとんどが犬と一緒だった。ハイシーズンの予約は難しいそうだ。
本館、食事はここで取る
フロント前
ウッディなロビー
写真は宿HPから借用。かなり広くBTの他シンクもついていた。
玄関先の犬の置物
ドッグランでのアル
夕食・朝食とも本館内の食事処で取る。犬を連れて行くことが可能で、スタッフにも勧められたが、室内犬でなく食事を一緒に取る習慣がないので部屋に置いてきた。

夕食は品数が抑えられ写真以外には吸物・ご飯・香の物だけ。
実質7品はこれまでの最小だったが、すべて一品ごとに出され、食材と料理方法の説明もあって、とても丁寧なサーブに好感が持てた。

少ないのは最低料金の部屋だったせいか、この宿の方針なのか定かではないが、私たちには調度良い量だった。
朝 食
デザート・桜シャーベット
溶岩焼(牛ハラミ)
揚げ物・白魚/山菜天麩羅
冷し鉢・豆乳寄せ
変わり鉢・鱒のサラダ
焼物・鰆ふき味噌焼
前菜・春の味覚5点
ペット同伴可のレストラン、別に板の間の食事処もある。