トルコ石色の美しい湯。野沢では、昔からの脱衣場一体型の浴室が多く見られる。

30余りある源泉の代表格で野沢温泉のシンボル麻釜(おがま)。大釜・茹釜など5ヶ所の底から、1分間当たり500リットルの温泉が湧き出ている。

江戸時代から続く野沢温泉の湯仲間によって維持されて来た13ヶ所の外湯。
明治43年創業の旅館さかやに宿泊、5ヶ所の外湯を巡った。十王堂の湯は、温泉街のメインストリート沿いにあり、トルコ石のようなブルーの温泉が美しかった。

所在地 : 下高井郡野沢温泉村

野沢温泉村は長野県の北部に位置し、温泉とスキーで知られる村である。

南側は毛無山(1、650m)を境に木島平村に接し、西は千曲川を隔てて飯山市と境をなし、北と東側は栄村(秋山郷)と接し、標高差は300mから1、650m迄あり起伏の多い地形になっている。

村の50%が山林で上信越国立公園に指定され、その内、297ヘクタールがスキー場区域となっている。
一日の最大降雪量が82cmを記録したこともあり、全国屈指の豪雪地帯である.。

野沢温泉は、鎌倉時代中期の文永9年(1272年)には「湯山村」として登場しており、その頃から温泉が湧き出ていたことが分かる。
大正12年には、村にスキー場が造られ、温泉とスキーを中心とした村づくりが始まった。

平成10年の長野オリンピックでは、会場の1つとして野沢温泉スキー場が選ばれて、世界的にその名が知られるようになった。

施設名 : 十王堂の湯 (入浴日:2012.7.11)

長野県は温泉地(1軒以上の温泉宿泊施設がある温泉)の数において、北海道に次いで全国で第2位であり、全県に渡って温泉地が点在している。
その中で県を代表する温泉と言えば、北信の名湯・野沢温泉であろう。

野沢温泉は、標高」1,650mの毛無山の北麓、坂の多い路地に温泉宿(旅館組合HPには23軒掲載)・土産物屋・食事処等が軒を連ね、その中に徒歩ですべて周れる13軒もの共同浴場が点在する温泉力と情緒タップリの温泉街だ。

共同浴場は、江戸時代から続く「湯仲間」によって管理・運営され大切に守られてきており、これらの浴場はすべて無料で開放されている。
しかし、毎日の温泉・施設管理に大変な労力を費やしている地元の方に感謝して、入口に置いてある賽銭箱に1コインでも良いから投じたい。

入浴時間は早朝5時(冬季は6時)から23時迄で、様々な源泉が使用されているが、13施設すべてが源泉掛け流しである。
源泉数は30数ヶ所、そのほとんどが42℃を超える高温泉である。

住 所 長野県下高井郡野沢温泉村
電 話 0269−85−3111(野沢温泉村役場)
交通機関 上信越自動車道豊田飯田ICから国道117号線等で約20km
JR飯山線戸狩野沢温泉駅からのざわ温泉交通バス野沢温泉行きで20分、終点下車
施 設 特に無し。付近に駐車場スペース無いので、温泉街の入口にある村営駐車場を利用
宿 泊 不可
泉 質 含硫黄ーナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉 
源泉温度78.2℃ 無色澄明 弱硫化水素臭 pH8.8
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 5時〜23時(11月〜3月は6時〜23時)
定休日 無休
入浴料金 {宿泊客は無料で良いと思うが、立ち寄り湯の場合は寸志を賽銭箱に投入したい。
入浴施設 内湯男女各1
浴室備品 シャンプー類無し、小型の貴重品入れあり(投入する100円コインは戻って来る)。
観光スポット 近隣:おぼろ月夜の館[斑山文庫]上の平高原ハイキング、つつじ山公園、麻釜、千仏堂、日本スキー博物館
善光寺、妙高高原、黒姫高原、戸隠高原
お土産・食事 土産:本場の野沢菜 「新杵製菓」他の温泉まんじゅう
食事は温泉街に多数 
近くの温泉 馬曲温泉、松之山温泉、秋山郷の温泉赤倉温泉、新赤倉温泉、妙高温泉、関温泉、燕温泉、渋湯田中温泉郷
野沢温泉村HP
村観光協会HP
旅館組合HP
http://www.vill.nozawaonsen.nagano.jp/
http://nozawakanko.jp/
http://nozawa.jp/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
湯沢温泉街の入口にある駐車場に車を停め、麻釜と並ぶ野沢温泉のシンボル・大湯に向かって土産物屋・商店・食事処が建ち並ぶメインストリートを登って行く。

やがて中ほど左手、通称「閻魔堂」の前に2階建ての共同浴場(野沢では外湯と言うのが一般的)・十王堂の湯が現れてくる。
向かって左側1階に女湯があり、右側の階段を上がって行った先に男湯がある。

大湯では薬師三尊、残りの12の外湯には十二神将が祀られ、その賽銭箱が入口に置かれている。地元の湯仲間が外湯を管理して一般客に開放してくれているのを感謝して、そこに寸志を投じてから扉を開ける。

浴室は外から見るより思った以上に広いが仕切られた脱衣所はなく、浴槽の目の前に簡便な木造の脱衣棚が設けられている。

風呂は2.5mx3.5mほどの広さ、先ず目につくのは、トルコ石色のような鮮やかな温泉は、pH8.8、源泉温度78.8℃の含硫黄ーナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉。

野沢温泉村の西側を流れる千曲川。新潟県に入ると信濃川と名を変える日本一長い川である。千曲川は万葉の頃から多く詠われ、近代では島崎藤村(千曲川旅情のうた、小諸なる古城のほとり)や高野辰之(朧月夜、故郷)が歌にし、日本人の郷愁を誘う川である。

古びた2階建ての十王堂の湯。右側の階段を上がった先が男湯。女湯は1階左にある。

簡単そうで難解な掲示。「毎週月曜日午前7時(から何時まで?)及び金曜日(何時から?)お湯の掃除を行って居りますー以下略」。

十王堂の湯は閻魔堂前にある。

野沢温泉の外湯に必ず設置されている貴重品ロッカー。

江戸時代からの続く湯仲間と寄付者の名簿。

恒例の透明度チェック。

湯温調節のためだろうか、注がれる温泉の半分を浴槽外に流していた。

野沢温泉 十王堂の湯 (長野県)
温泉名 : 野沢温泉