野沢温泉 中尾の湯 (長野県) |
住 所 | 長野県下高井郡野沢温泉村 |
電 話 | 0269−85−3111(野沢温泉村役場) |
交通機関 | 上信越自動車道豊田飯田ICから国道117号線等で約20km 北陸新幹線 飯飯山駅から、直通バス「野沢温泉ライナー」で25分 |
施 設 | 付近に駐車場スペースが無いので村営駐車場を利用。 |
宿 泊 | 不可 |
泉 質 | 単純硫黄泉 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 | 5時〜23時(11月〜3月は6時〜23時) |
定休日 | 無休。但し、週6回の清掃時は入れない) |
入浴料金 | {宿泊客は無料でもいいと思うが、立ち寄り湯の場合は寸志を賽銭箱に投入したい。 |
入浴施設 | 内湯男女各1 |
浴室備品 | シャンプー類無し、小型の貴重品入れあり。 |
観光スポット | 近隣:おぼろ月夜の館[斑山文庫]、上の平高原ハイキング、つつじ山公園、麻釜、千仏堂、日本スキー博物館 善光寺、妙高高原、黒姫高原、戸隠高原 |
お土産・食事 | 土産:本場の野沢菜 「新杵製菓」の温泉まんじゅう 食事は温泉街に多数 |
近くの温泉 | 馬曲温泉、松之山温泉、秋山郷の温泉、赤倉温泉、新赤倉温泉、妙高温泉、関温泉、燕温泉、渋湯田中温泉郷 |
野沢温泉村HP 村観光協会HP 旅館組合HP |
http://www.vill.nozawaonsen.nagano.jp/ http://nozawakanko.jp/ http://nozawa.jp/ |
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)。 |
野沢温泉の入り口に在って、13ヶ所の共同浴場中で最も大きな湯屋建築の中尾の湯。野沢温泉の共同浴場の中では珍しく木造の浴槽で、ここに僅かに硫化水素臭、湯の花が舞う麻釜源泉からの引き湯が落とされ、温泉好きにはたまらない雰囲気を漂わせてる。
長野県の温泉地(1軒以上の温泉宿泊施設がある温泉)の数において、北海道に次いで全国で第二位であり、全県に渡って温泉地が点在している。
その中で信州を代表する温泉と言えば、長野県の最北端、標高1650mの毛無山の北麓に湯煙を上げる野沢温泉であることに異論は無いだろう。
野沢温泉は坂道の狭い路地に、多数の温泉宿(旅館組合HPには22軒掲載)・土産物屋が軒を連ね、さらに徒歩ですべて周れる13軒もの共同浴場が点在する情緒タップリの温泉街だ。
共同浴場は、江戸時代から続く「湯仲間」によって管理・運営され大切に守られてきた村の財産だ。これらの浴場はすべて宿泊客を中心とした観光客に開放されている。原則無料だが、日帰り入浴の場合は寸志を入れておきたい)。
入浴時間は早朝5時(冬期は6時)からで、すべての共同浴場が源泉掛け流しである。
源泉数は30か所余り、そのほとんどが40度を超える高温泉だ。
所在地 : 下高井郡野沢温泉村 |
野沢温泉村は長野県の北部に位置し、南側は毛無山を境に木島平村に接し、西は千曲川を隔てて飯山市と境をなし、北と東側は栄村(秋山郷)と接し、標高差は300mから1、650m迄あり起伏の多い地形になっている。
村の50%が山林で上信越国立公園に指定され、その内、297ヘクタールがスキー場区域となっている。
一日の最大降雪量が82cmを記録したこともあり、全国屈指の豪雪地帯である.。
鎌倉時代中期の文永9年(1272年)には「湯山村」として登場しており、その頃から温泉が湧き出ていたことが分かる。
大正12年には、村にスキー場が造られ、温泉とスキーを中心とした村づくりが始まっている。
平成10年の長野オリンピックでは、会場の1つとして野沢温泉スキー場が選ばれて、世界的にその名が知られるようになった。
野沢温泉の最寄り駅は、2015年3月に金沢まで延伸された北陸新幹線 飯山駅となる。飯山駅からは、直通バス「野沢温泉ライナー」を利用、25分で野沢温泉に到着する。
湯沢温泉の13ヶ所ある共同浴場の筆頭、大湯。背後に前回宿泊した「あさや」が見える。
手前の小浴槽が「熱い湯」、奥が「ぬるい湯」。温いと言っても43℃くらい。熱い湯は46℃を超え、一瞬肩まで浸かって、すぐに飛び出しrた。
源泉は少し離れた距離にあり、野沢温泉のシンボルである麻釜源泉から引いている。泉質は僅かに硫黄臭がする単純硫黄泉。灰色の湯の花が舞う上質の湯だ。
野沢温泉の入り口にある中尾の湯は13ヶ所の共同浴場で最も大きな湯屋で、堂々とした造りだ。
温泉名 : 野沢温泉 |
施設名 : 中尾の湯 (入浴日:2016.8.10) |
浴槽の底も木造の風呂は野沢の共同浴場では珍しい。
左:熱い湯ー下げすぎないでください、右:ぬるい湯ー上げすぎないでください、との注意書きがあった。
熱いわけだ、デジタル温度計が46.2℃を指していた。
大きさは5mx2.5mくらいで、共同浴場としてはかなり大きい。木造の浴槽と向かい側の脱衣棚が合わさって、温泉好きを喜ばせる雰囲気を漂わせてる。
野沢温泉の入り口、温泉街からは最も離れた中尾地区にある共同浴場だが、堂々たる建物に圧倒される。
それもそのはず、13ヶ所ある共同浴場の中で最大規模であり、温泉街の中心にあって、別格の大湯をも上回る湯屋建築だからだ。
野沢の共同浴場では珍しく、木造の浴槽で、これと向かい合った脱衣場と合わさって、温泉好きにはたまらない雰囲気を醸し出している。
風呂はかなり大きく、中程の仕切りの手前の小さめの浴槽が46℃を超える「熱い湯」、奥の大きめの浴槽が「ぬるめの湯」。しかし、ぬるめと言っても43℃はあった。
温泉はかなり離れた野沢温泉のシンボル、麻釜源泉から引いている。
僅かに硫化水素臭がする単純硫黄泉で、浴槽には湯の花が舞う上質の温泉だ。
こんな風呂に旅行者が無料で入れる野沢温泉の包容力は凄い。但し、地元の方の日頃の維持管理に感謝して寸志をぜひ置いていきたい。
野沢温泉のシンボル、麻釜(おがま)源泉。町民のみが立ち入りを許され、野菜などを湯がく風景が見られる。
共同浴場の全てに、同型の貴重品ボックスがあって有り難い。
地元の方の日頃の維持管理に感謝して、この賽銭箱に寸志を投下。
浴槽と間違える洗い場が設けられている。何故か黄色のケロリン桶が置いてあったので、余計に紛らわしい。