2011年1月末で休業中(2012年1月現在再開してないように思われる)

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 青森県平川市碇ヶ関西碇ヶ関山1−16
電 話 0172−45−2228
交通機関 東北自動車道碇ヶ関ICから約7km。
JR奥羽本線碇ヶ関駅からタクシー15分
宿 泊 詳細不明だが1泊2食付で6000円程度から泊まれるようだ。
泉 質 食塩硫化水素泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
施設(日帰り) 休憩所、駐車場
入浴時間 午前8時〜午後8時
定休日 年中無休
入浴料金(日帰り) 大人300円 小人200円
風 呂 内湯 男女各1、混浴1
浴室備品 シャンプー類は無し
食事・喫茶 不可
観光スポット 地元:盛美園(国指定名勝)、遠藤氏書院庭園(国指定名勝)、猿賀神社、猿賀公園、白岩森林公園、道の駅いかりがせき津軽関の庄
周辺:十和田湖、奥入瀬渓流、八甲田山、白神台地(世界遺産)、岩木山、弘前
近くの温泉 平賀温泉郷・碇ヶ関温泉郷・黒石温泉郷(青荷温泉・板留温泉・落合温泉・温湯温泉)・大鰐温泉・日景温泉等
平川市HP
なりや紹介HP
http://www.city.hirakawa.lg.jp/
http://ikarigaseki.xii.jp/index.php?id=20
温泉名:湯ノ沢温泉郷なりや温泉 (施設名と同じ))
所在地 : 平川市
湯ノ沢温泉郷 なりや温泉 (青森県)
平川市は、青森県南部・津軽平野の南端に位置し、2006年1月に南津軽郡の尾上町・平賀町・碇ヶ石(いかりがせき)村が合併して誕生した新しい市である。

東は十和田湖を境にして十和田市、西は弘前市、北は青森市、南は秋田県に接している。

地勢は、津軽平野の農業に適した肥沃な土壌の性質を持っているので、平坦地は水田、丘陵地は水稲とりんごの複合経営地帯として利用されているが、八甲田・十和田火山郡の山間地部分はほとんど国有林となっている。

市名は3町村を流れる岩木川の支流・平川に由来している。


市域には平賀温泉郷と碇ヶ関温泉の2つの温泉郷があり、何れも合併前の町域・村域の一軒宿や日帰り施設も含めた温泉を括ってこう呼称している。
碇ヶ関(いかりがせき)温泉郷は、旧南津軽郡碇ヶ関村にある温泉の総称である。
これには碇ヶ関温泉・湯ノ沢温泉郷(湯の沢温泉・・・廃業・なりや温泉・秋元温泉)・古遠部温泉・久吉温泉・相乗温泉等が含まれ、秘湯系の一軒宿が多い。

湯ノ沢温泉郷は青森県と秋田県の県境、国道7号線から山間に2kmほど分け入った湯ノ沢沿いに、3軒の宿「湯の沢山荘」「なりや温泉」「秋元温泉」が点在している。
これらを纏めて湯ノ沢温泉郷と称していたが、湯の沢山荘が2010年に廃業して現在は2軒のみとなっている。
何れも豊富な湯量の自家源泉を有し、湯治場的雰囲気を持つ一軒宿である。

北東北の温泉巡りをプランニングしている最中に、当サイトをご覧くださっている方々から、この温泉郷についてご教授頂き、その上、近くの日景温泉に宿泊することになったのでチェックイン前に立ち寄ることにした。
同じ市域の古遠部温泉とともに秘湯系の方に人気のある湯ノ沢温泉郷だが、中でもなりや温泉は休日ともなるとかなりの混雑になるようだ。

国道7号線から2kmほど山道を進んだ山間にあり、最初に湯の沢荘、次になりや温泉が現れてくる。
外観は白い瀟洒な建物だが、一歩中に入ると秘湯系の宿の素朴な雰囲気が横溢しているが、どこも清掃され磨きこまれていて、乱雑・不潔な感じは全くしない。

応対してくれた方に300円を支払うと、左右を指指して第1浴場(男女別)と第2浴場(混浴)の2つの浴室があることを教えてくれた。
それにしても旅館で入浴料金が300円は先ずは最低ライン、金額の多寡でなくこの料金設定がいかにも秘湯の宿らしいので嬉しくなる。
秘湯系温泉派に知られた古遠部温泉(後日掲載)。

施設名 : なりや温泉 (入浴日:2010.6.8)

深い原生林の中にあるなりや温泉。外観は白亜でモダンな雰囲気。
どこも磨きこまれて清掃が行き届いた館内。
第一浴場は以前は混浴の時期もあったようだが、今は男女別に仕切られている。
かっては第一と第二は異なった源泉が使われていたようだが今は同一の食塩硫化水素泉(51℃pH7.6)。こちらの方が源泉から遠いので加水無しで注がれているとのこと。口に含むと猛烈な塩味に襲われた。
第二浴場は混浴。
硫黄臭が強い浴室は、鶯色の温泉の含有成分で湯船の周囲が真っ白になっている。
こちらは源泉に近いので、入浴者が水で薄められるようにホースが置かれている。思ったほど熱くなかったのは、先客がたっぷり加水したせいだろうか。
温泉成分で描かれた美しい文様。
見かけと違ってpHが7.6の中性のためか、ピリピリ感はなくまったりした感触だった。
有名な?手製の団扇。赤い文字で使い方が書かれている。『どなたも入ってないときは、水面から10cm位のあたりにガスが濃く溜まっていますので、このうちわで水面をあおいでからお入りください。あなたのために!』
自炊用の調理場。一般客室より自炊の方が多いようだが詳細不明。
湯上り処
秘湯系温泉好きには、同じ平川市内にある古遠部温泉とともに人気の湯ノ沢温泉郷なりや温泉に立ち寄った。