所在地 : 下閉伊郡岩泉(いわいずみ)町
温泉・施設名 : 小本温泉・黄金八大龍王の湯 (入浴日:2007.512)  
小本温泉 黄金八大龍王の湯 (岩手県)    
住 所 岩手県下閉伊郡岩泉町小本字中野33−1
電 話 0194−28−2121
交通機関 東北自動車道盛岡ICから国道46・4・455線などで103km
三陸鉄道北リアス線小本駅から徒歩10分
施設(日帰り用) 休憩所、食事処、売店、駐車場
宿 泊 10室 8、000円〜10、000円 湯治(2食付)は(5日以上連泊 6、000円〜)
泉 質 含硫黄ーナトリウム・マグネシウムー塩化物強塩泉(温度12.3℃ 17リットル/分)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
外来入浴時間 9時〜22時 
定休日 年中無休
入浴料金 大人600円  
広間休憩+入浴(9〜16時)1,000円 
個室利用(10〜15時) 6畳3、000円 10畳4,000円
入浴施設 男女別内湯・露天風呂各1 サウナ(別料金200円)
浴室備品 シャンプー、ボデイソープロッカー、ドライヤー
観光スポット 熊の鼻・龍泉洞・鵜の巣断崖・浄土が浜・北山崎
お土産・食事 館内で可
近くの温泉 新山根温泉・龍泉洞温泉・三陸山田温泉・小田代冷泉・光山温泉
岩泉町HP
小本温泉HP
http://www.echna.ne.jp/~iwaizumi/
http://www.guidex.jp/guidex_shops/omoto/index.html
雑記帳 北東北の太平洋側は、前日宿泊した国見温泉から東北自動車道に乗って東北自動車道・八戸自動車道でいったん八戸市に出て、そこから国道45号線を南下、上記の温泉入浴・観光をした。
一方、日本海側は、前日宿泊した岩木山の麓にある嶽温泉から、鉄道マニアに人気の五能線に沿った国道101号線に乗って世界遺産「白神山地」の端をかすめ、日本海を見ながら快適なドライブを楽しんだ。
途中、長い間の念願だった黄金崎不老死温泉(追って掲載)」に立ち寄った。
太平洋・日本海側とも温泉が少なく、さらに年令を考えると、これらのルートをもう一度走ることはないだろう。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
東北の面積は日本の総面積の3割を占め、中でも岩手県は、道である北海道を除く「都府県別面積」でダントツの広さを誇る。
単独で、ほぼ四国4県の面積に等しい。

岩泉町も、町の広さでは日本一の面積を誇る。
北上山地の東部にあって盛岡市などに隣接し、耕地は少なく林野率が高いが、東方は北部陸中海岸の太平洋に臨んでいる。

同じ岩手県にあり中尊寺で有名な平泉と混同されることもあるが、こちらは日本三大鍾乳洞の一つ
龍泉洞をはじめ氷渡洞、安家洞などの鍾乳洞群を町域に持つことで知られている。

また国立公園でリアス式海岸美を誇る陸中海岸にあって、屈指のビューポイントである「熊の鼻」などの観光スポットも多い。
北東北の日本海側・太平洋側それぞれに、派手でおどろおどろしい名前の温泉宿がある。
日本海側・青森県の「黄金崎不老死温泉(追って掲載)」と太平洋側・岩手県の「小本温泉
黄金八大龍王の湯」である。

前者は日本海の荒波が洗う磯にあって、日没を見ながら入浴出来る露天風呂が有名で、どの温泉ガイドブックでも大きく紹介されている。
一方、後者は太平洋側にあって数少ない温泉の素朴な一軒宿である。

前回の長期北東北旅行を含めて、これまで太平洋側を走ったことがなかった。
今回の第2回東北旅行に際しては、温泉を度外視して、是非とも海のアルプスと呼ばれる陸中海岸国立公園を観光し、周辺で一泊しようと決めていた。
宿泊は温泉が無い「休暇村陸中宮古」にする関係上、せっかく観光するリアス式海岸の景観を紹介できないため、必死になって周辺の温泉を探して行き当たったのが小本温泉だった。
陸中海岸国立公園屈指の景観・北山崎。まるで何匹もの馬や竜が水を飲んでいるように見える。この後小本温泉に向かう。
●陸中海岸国立公園の海岸線を走る
岩泉町の海岸線・象の鼻周辺
陸中海岸国立公園の景勝地・北山崎から海のアルプスの眺望を観光、その後ほんの少し国道45号線を南下して小本(おもと)温泉に向かった。

小本温泉は、宮古市在住のオーナーが小本川に係留していた釣り船や釣道具を洗うための井戸を掘ったところ、地下11mの所から温泉が湧き出したので、1995年に宿をオープンした。

地元の人が利用する日帰り入浴(大人600円)が主力のようだが、客室(10室)もあり、宿泊料は8,000円〜10,000円程度である(湯治料金は別途)。

館内はいかにも地元密着らしく雑然としていて、入浴客が休憩室でごろ寝などしている。

風呂は男女別の内湯と露天風呂がある。
内湯には加温した源泉風呂の他、循環の浴槽が2つある。

屋根に描かれた大きな温泉マークは、北海道に向かう飛行機から見えるように描かれたそうだ。
加温した源泉風呂もある。泉質は含硫黄ーナトリウム・マグネシウムー塩化物強塩泉で成分が濃く、源泉を注ぐ湯道は湯の華を採取する装置になっている。強い酸味があって、僅かに硫黄臭がする。源泉風呂の縁が黄金色に見える。
小さな露天風呂も設けられている。
小本温泉に入浴後、再び国道を南下して、この日は休暇村陸中宮古(温泉無し)に宿泊。
翌朝、そこから車で10分足らず、陸中海岸国立公園最大の景勝地・浄土が浜に立ち寄った。
観光船に乗船して、海からリアス式の海岸線を観光できる。
浄土ヶ浜
300年ほど前、霊鏡和尚がこの浜を「さながら浄土の如し」と賛美したことから浄土ヶ浜と命名された。
平板な小さな石が敷き詰められた浜、青い海に張り出した白い岩に茂る松、まさに一幅の絵だ。
遠 野
浄土ヶ浜を散策後、80kmほど離れた次の観光地「遠野」に向かった。
遠野三山に囲まれた盆地にある遠野市(岩手県)は、かっては遠野南部藩の城下町として栄えた。民俗学者・柳田国男の編纂による「遠野物語」で民話の里として広く知られるようになった。
(銅像は柳田国男)
市内には昔話をテーマにした施設が多く点在する。写真は「とおの昔話村」で遠野の童話の世界にたっぷりと浸れる。周辺には柳田國男が宿泊した旧高善旅館を移築保存した「柳翁宿(りゅうおうじゅく)」や、酒蔵を利用し遠野の昔話を紹介している「物語蔵」などもある。。
ここを見終わってから、この日宿泊の宮城県小原温泉(追って掲載)に向かった。