データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 岩手県盛岡市繋字湯の館37−1
電 話 019−689−2121
交通機関 東北自動車道盛岡ICから国道46号線県道258号線で約10km
JR東北新幹線盛岡駅から岩手県交通バスつなぎ温泉行きで30分、終点下車
施 設(日帰り) 湯上り処、売店、駐車場(140台)
宿 泊 洋室43 和室82 和洋室28 その他28・・・ほとんどBT付(和室の一部がTのみ)・・・じゃらんのデータに拠る
8,000円〜20,000円程度(詳細は下記大観HP参照)
泉 質 単純硫黄泉(52.4℃ pH9.0)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 9時〜21時(要問合せ)
定休日 不定休
入浴料金 大人 1000円
入浴施設 内湯:男女各1、露天風呂:男2 女1 サウナ
浴室備品(日帰り) ボディソープ、シャンプー、ドライヤー、ロッカー
観光スポット 小岩井農場、盛岡手づくり村、石川啄記念館、先人記念館、盛岡城跡、石割桜、岩山漆芸美術館、報恩寺、五百羅漢、岩手銀行中の橋支店、
お土産・食事 売店で土産購入可、予約すれば各種昼食プラン可(詳細は宿のHP参照)
土産として南部鉄器、南部せんべい
近くの温泉 鶯宿温泉、矢巾温泉、国見温泉、雫石高倉温泉、玄武温泉
岩手県HP
観光HP
大観HP
http://www.pref.iwate.jp/index.rbz
http://www.odette.or.jp/citykankou/frame/frame.html
http://www.hotel-taikan.com/
雑記帳 平安末期の康平年間(1058〜65)、源義家が安倍貞任を 攻めた時、本陣を繋温泉南方の山麓に置いた。
この時、義家は温泉が湧いているのを発見し、愛馬の傷を この温泉で洗うと快癒したので、義家も愛馬を石に繋いで入浴したと言われ、以来繋温泉(つなぎ温泉)と 呼ばれるようになった。
温泉名 : つなぎ(繋)温泉
所在地 : 盛岡市繋(つなぎ) 
つなぎ温泉 南部湯守の宿大観 (岩手県)

盛岡市は岩手県内陸部の中心に位置し、人口30万人弱の県庁所在地である。市の中心部で中津川・北上川・雫石川が合流し、市域の至る所から県のシンボル・岩手山(2038m 日本百名山)が望まれる。

北上盆地の中にあるため内陸性気候を呈しており、夏と冬、昼と夜の温度差が大きく、冬にはマイナス10℃を下回ることも多い。
このため、国の天然記念物に指定されている石割桜も開花が東京より一ヶ月遅く、ゴールデンウイーク頃に開花する。

盛岡は長らく南部藩の城下町であり、今も国の史跡に指定されている盛岡城石垣が残る。県庁所在地の都市の中では奈良市や金沢市とともに戦災に遭わなかったので、明治・大正時代の建造物や街並みが多数現存している。

また、明治時代の歌人・詩人であった石川啄木は、市域の旧渋民村で少年時代を過ごし、今はその地に記念館が建設されていて、今回、ここも訪れた。

施設名 : 南部湯守の宿大観 (入浴日:2010.6.6)

わんこそばじゃじゃ麺と並んで「盛岡の三大麺」と称されている盛岡冷麺。こしがとても強いので驚いた。
旧渋民村にある石川啄木記念館
遠方に岩手山、御所湖を跨ぐ繋大橋(620m)を渡るとつなぎ温泉に到着する。(右手に旅館が立ち並ぶ)
岩手県では有数の規模を誇るつなぎ温泉は、東北自動車道盛岡ICから国道46号線に乗って田沢湖に向けて西に10km余り進んだ先にあり、盛岡の奥座敷と呼ばれている。

かっては雫石川に沿って自炊する湯治宿が並ぶ鄙びた温泉場だったが、昭和56年(1981年j)に雫石川を堰き止めたダム湖である御所湖が完成、その湖畔に旅館が次々と建設された。

現在は湖を跨ぐ繋大橋を渡りきった先、湖畔から背後の山麓にかけて、大型のホテルや純和風の旅館、公共の宿など10軒余りが立ち並び、規模・予算などにあわせて幅広い宿選びが出来る。

単純j硫黄泉、単純泉などの温泉の湯量は比較的豊富なようで、掛け流しの宿も多くある。
共同浴場は無いが、多くの宿で日帰り入浴を受け付けているので手軽に入浴することが出来る。

尚、つなぎ温泉から奥へ10kmほど進んだ先には、さらに規模が大きい鶯宿温泉が湯煙を上げている。
岩手山を背景として美しく整備された御所湖を跨ぐ繋大橋を渡った先正面に聳える赤茶色の大きな建物が「南部湯守の宿大観」だ。

2009年版のガイドブックでは「ホテル大観」となっている。
その後に経営が変わったのだろうか、それとも単に館名を変えただけなのかは定かでない。

本館・東館など4館からなり、部屋数は全部で100室(すべてBT又はT付)を超える大型旅館である。
宿泊料金は2食付で9、000円から20、000円程度まで、最多価格帯は13,000円〜15,000円と手ごろな料金設定になっている。

ここの最大の売り物は温泉・風呂であり、現にじゃらんのクチコミでも風呂の評価が他のファクター(部屋や食事など)より飛びぬけて高くなっている。
御所湖を跨ぐ全長600mの繋大橋を渡った先正面に大観。
湖を見渡すラウンジ。
温泉の温度を下げるために設けられた温泉溜め(湯畑と称している)。
大型旅館に相応しい広いパブリックスペースのラウンジからは、美しい湖が見渡せる。館内はどこも維持管理清掃が行き届いていて清潔感が漂い心地よい。

温泉は敷地内に単純硫黄泉の自家源泉を有している。
これを人工の湯畑にいったん溜めて52℃の温度を下げてから、内湯・露天風呂に加温・加水無しの掛け流しで落としている。
日帰り入浴は9時から21時(やや古いガイドブックによるので、立ち寄る前に電話で確認されたく)
入浴料金は大人1000円だった。
内湯はこれまでで入浴した中でもベスト5に入る大きさだ。
こちらは情緒ある檜の浴槽。白い湯の華が舞っていた。
広いL字型の石の浴槽。2つの浴槽で一度に50人は入れるだろう。
惜しみなく温泉が流れ出している。僅かに硫黄の臭い、pH9のアルカリ性でなめらかな上質の温泉だ。
屋根の付いた露天風呂、打たせ湯が出来る。
もう一方の露天風呂は、岩手山が遠望出来て爽快感・開放感たっぷりだ。
硫黄を含有しているためだろう、僅かに白濁していた。
分厚い木の縁と加工しない天然石の調和が好ましい。
100室を超える部屋があっても、この広い内湯なら混雑しないだろう。

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岩手県で有数の規模を誇るつなぎ温泉は、東北自動車道盛岡ICから国道46号線に乗って田沢湖に向け西に10km余り進んだ先、御所湖の湖畔にあり、盛岡の奥座敷と呼ばれている。
南部湯守の宿大観は部屋数が100室を超える大型旅館、加温・加水無しの単純硫黄泉をかけ流しで大きな内湯と露天風呂に落としている。