所在地 : 仙北市田沢湖町 

仙北市は、平成17年に田沢町・角館町・西木村が合併して誕生した。

秋田県の東部中央に位置し岩手県と接しており、市のほぼ中央に田沢湖があり、東に活火山の秋田駒ケ岳(1637m)、北に八幡平(1613m)、南は仙北平野へと開けている。

観光資源に恵まれ、大きくは「八幡平・玉川(温泉)エリア」「乳頭(温泉)エリア」「田沢湖高原・水沢・駒ケ岳エリア」「田沢湖エリア」「抱返り・神代・白岩エリア」「角館エリア」などに分けられる。

田沢湖は、最大深度が423.4mで日本第一位の深さである。
第二次世界大戦中、発電所の建設と農業振興のために、別の水系である玉川温泉からpH1.1に達する強酸性の水を引き入れた結果、田沢湖は急速に酸性化し固有種のクニマスが絶滅した。

しかし、2010年12月になって、タレントの「さかなくん」の功績により、クニマスの卵が放流されていた山梨県の西湖での生存が確認され、大きく報道されたのが記憶に新しい。

施設名 : アルパこまくさ (入浴日:2010.6.9)  

温泉名 : 田沢湖高原温泉郷
田沢湖高原温泉郷 アルパこまくさ (秋田県)
データ (データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ケ岳2−16
電 話 0187−46−2101 
交通機関 東北自動車道盛岡ICから国道46号線等で約1時間
JR秋田新幹線田沢湖駅から乳頭線・駒ケ岳線バスで約35分、アルパこまくさ下車すぐ
施設(日帰り用) 食事処・休憩所・駐車場
宿 泊 不可
泉 質 単純硫黄泉(59.1℃)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 9:00〜19:00(受付18:00まで)
※休館日以外の木曜と、毎週金曜は18:00まで(受付17:00まで)
定休日 5・9・10月 第3木曜日
6〜8月無休
11月〜4月毎週木曜日
年末年始は営業

入浴料金 大人500円 小学生300円(小学生未満無料)
入浴施設 内湯:男女各1、露天風呂:男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 駒ケ岳登山・トレッキング、田沢湖、角館、八幡平抱返り渓谷
お土産・食事 館内で土産・食事可
近くの温泉 乳頭温泉郷温泉(鶴の湯妙乃湯大釜温泉孫六温泉黒湯温泉、乳頭温泉(休暇村))、水沢温泉郷玉川温泉国見温泉後生掛温泉など多数
仙北市HP
田沢湖観光協会HP
乳頭温泉郷HP
アルパこまくさHP
http://www.city.semboku.akita.jp/
http://www.tazawako.org/
http://www.nyuto-onsenkyo.com/
http://www.heart-herb.co.jp/arupa/
日本一の水深を誇る田沢湖にクニマスは戻ってくるか?
田沢湖高原から、山並みの向こうに田沢湖が見える。
田沢湖から乳頭温泉郷に向かい高度を上げていくと、最初に水沢温泉郷を通過し、次に道路沿いに、旅館・ホテルや公共施設・民宿を含めて15軒ほどが建ち並ぶ田沢湖高原温泉郷にやって来る。

田沢湖高原は、十和田八幡平国立公園の南端に位置する秋田駒ケ岳の北西山麓に広がる。
全国に駒ヶ岳の名が付く山は多いが、ここは高山植物の豊富な山として知られている。

夏季には駒ケ岳の8合目までバスで行けるので、登山のための格好のベースになっており、また大型旅館が多いので、団体が田沢湖や陸奥の小京都・角館を観光するために利用することも多い。
また、安い団体旅行で「乳頭温泉郷で入浴」と謳った企画も見かけるが、宿泊はここの大型旅館が多い。

温泉は乳頭温泉郷がある山中から引き湯をしている。

アルパこまくさは、北東北湯巡りをプラン中に、東の温泉に詳しいガンジィさんから教えて頂いた日帰り温泉施設で、手元のガイドブックには掲載されておらず、全くその存在を知らなかった。

ここは、田沢湖高原温泉郷の少し手前で右手に分岐する勾配のある坂道を少し進んだ先にあり、前を遮るものがないので眺望に優れ、前方には霞んではいたが田沢湖が見えた。

ここは公共の施設なのだろうか?
山小屋を大きくしたような建物の中には、玄関先には「自然ふれあい温泉館」の看板、館内には「秋田駒ケ岳火山防災ステーション」「秋田駒ケ岳情報センター」の展示があって、折から小学生の団体がバスに乗って見学にやって来ていた。

営業時間は午前9時から19時(受付終了は18時)、定休日は5月〜10月が第3木曜日、11月〜4月は毎週木曜日、料金は大人500円だ。
180度展望が開け、田沢湖も見渡せる露天風呂。
露天風呂の全貌。内風呂と合わせ男女日替わりになるのだろう。入り口に「今日は男:石風呂 女檜風呂」の看板が下がっていた。
温泉は泉温59℃ほどの単純硫黄泉で、季節によって加水・加温して掛け流し。薄く青みがかって半透明、小さな白い湯の華が舞っていた。
山小屋を大きくしたような建物。
かなり開けた高原台地にあり、駐車場も広かった。
田沢湖高原温泉郷は、活火山である秋田駒ケ岳(1613m)の北西山麓にあり、大型旅館が多い。
アルパこまくさは温泉街から少し離れた眺望抜群の場所にあり、単純硫黄泉掛け流しの露天風呂からは眼下に田沢湖が見下ろせる。
(注)アルパこまくさのパンフレットにもホームページにも、温泉名は明記されておらず、果たして田沢湖高原温泉郷の中に含まれるのか定かではない。