住 所 足柄下郡箱根町強羅1300
電 話 0460−2−43311
交通機関 東名高速道路御殿場ICから国道138号線で小田原方面へ約18km
箱根登山鉄道強羅駅下車、ケーブルカーで早雲山駅下車すぐ
施 設 宿泊者のみ利用可。宴会場・バー・ラウンジ・売店、駐車場(30台)
宿 泊 30室 標準料金18,000円〜 但し季節によって企画コースがあるので下記HP参照
泉 質 硫酸塩泉 泉温61.4℃ 湯量161リットル/分
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 宿泊者24時間 日帰り入浴は受け付けていない。
定休日 無休
入浴料金 日帰り入浴は受け付けていない。
入浴施設 内湯男女各1 露天風呂男女各1
浴室備品 (宿泊者)シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー等
観光スポット 芦ノ湖、駒ケ岳、各所での富士山観望、大涌谷仙石原、箱根関所跡、多数の美術館・テーマ館
お土産・食事 土産は館内で購入可能。特産品は箱根寄木細工・各種ミュージアムのグッズ小田原蒲鉾等
レストラン・食事処は温泉街に多数。
近くの温泉 湯本・塔之沢・宮ノ下・小湧谷など箱根17湯七沢温泉、広沢寺温泉、飯山温泉、鶴巻温泉、中川温泉
箱根町HP
早雲閣HP
http://www.town.hakone.kanagawa.jp/
http://www.hakone-online.com/sounkaku/
雑記帳 箱根の楽しみは数多くある美術館巡りである。
「箱根彫刻の森美術館」「箱根美術館」「「箱根芦ノ湖美術館」「成川美術館」「ポーラ美術館」「リ・カーブ箱根美術館」「箱根ラリック美術館」など多数。
中でも芦ノ湖を真下に臨む素晴らしい眺望を持つ成川美術館は平山郁夫をはじめとする現代日本画家の作品を多数展示しており、箱根に行かれた際は是非お立ち寄りを。

また、仙石原にある「ポーラ美術館」は、ガラスを多用したモダンな建物で、ルノワール・ドガ・セザンヌ他の印象派のコレクションが充実している。
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
所在地 : 足柄下郡箱根町
温泉名 : 強羅(ごうら)温泉
江戸時代までは、湯本・塔之沢・宮ノ下・堂ケ島・底倉・木賀・芦之湯の温泉、いわゆる「箱根七湯」と呼ばれる温泉地があった。

その後、鉄道・道路などの整備により数が増え、明治から昭和にかけて「大平台」「小涌谷」「強羅」「宮城野」「二ノ平」「仙石原」「姥子」「湯ノ花沢」「蛸川」「芦の湖」が加わり「箱根十七湯」と呼ばれた。
最近ではさらに「早雲山」「大涌谷」「湖尻」を入れて二十湯とも呼ばれている。

温泉地によって、周囲の自然・風景、温泉街の規模・雰囲気、宿泊料金・温泉の泉質などが異なり、バラエティに富んだ選択を出来るのが箱根温泉郷の特色だ。。

強羅温泉は早雲山(1244m)の東斜面に位置する風光明媚な温泉地である。

明治の中頃、荒地だったこの地に温泉が開かれ、日本初のフランス式庭園(強羅公園)が開園し
、箱根登山鉄道が走り始めると政財界人や文人の別荘が建てられ、高級別荘地として発展していった。

その後、それらの別荘が買い取られ旅館に変身していった。
日本有数の高級旅館「強羅花壇」や旧三菱財閥・岩崎家の別荘を譲り受けた「強羅環翠楼」がその例である。


一方、強羅は箱根登山鉄道の終着駅で箱根観光の拠点である。さらに早雲山に向かうケーブルカーの始発駅で、そこからはロープウエイで大涌谷・桃源台・湖尻と接続している。
,施設名 : 頓狂楼 早雲閣 (宿泊日:2006.2.27)
東海道の要所にあり、関所が設けられた箱根は、一方では江戸時代から温泉地として栄えた。
険しい峠道が続く山深い土地柄なので、大きな温泉地は育たず、それが逆に幸いして、箱根山全山に個性的な温泉地や旅館が生まれた。

現在の箱根は富士箱根伊豆国立公園の中にあり、箱根山のいたる所で泉質の異なった温泉が湧き、数え切れないほどの旅館
・ホテル・ペンション・公共施設・レストラン・カフェ等が観光客・入浴客を迎え入れている。

また、富士山を借景として、芦ノ湖・大湧谷・湿生花園・ススキ野・トレッキングコースなどの自然、それに数多くの美術館やテーマ館が箱根の魅力をさらに高めている。
国内外から箱根にやって来る観光客は年間2000万人、宿泊客だけでも500万人に上る。
京都と並んで我が国最大の観光地であり、「町」という単位で見れば、比較するところがないダントツの日本一である。


箱根には彫刻の森美術館、成川美術館をはじめ多数の美術館があり、これらを巡るのも楽しみの一つだ。写真は仙石原にあるポーラ美術館のお洒落なカフェ。
強羅温泉からケーブルカー・ロープウェイを利用して強烈な硫黄の臭いが漂う大涌谷に到着する。3000年前に爆発した火口であり、そのときの土砂で芦ノ湖が出来上がった。
昔から大地獄と呼ばれていたが、明治天皇ご来訪の際、地獄に来れれるのは不敬である、ということで大涌谷に名前が変わった。
噴煙と硫黄の臭いで地獄を思わせる閻魔台には、玉子茶屋があり、温泉で茹でた名物の黒玉子を販売している。
宿泊した旅館から車で15分の大涌谷。温泉で卵を茹でている。
東京の実家から東名と厚木・小田原道路を利用して1時間半ほどで行けるので、これまでに何回となく箱根を訪れていた。

しかしながら、逆に近すぎて宿泊の対象とならず、富士山が見られる山中湖などまで足を伸ばして日帰り旅行をしていた。

今回、宿泊するに際しては、旅館選定にいつもの基準をベースに探した。
即ち、部屋数30室以下、料金15,000円以下、源泉掛け流し、ウオッシュレット付トイレ(家内希望)の4条件である。

苦労したのは宿泊料金と掛け流し。
宿泊料金が高い箱根で、そこそこの旅館に泊まるとしたら2万円が必要。
それに広い箱根だが、加温・加水無しの100%源泉掛け流しの旅館は少ない。


そんな条件でようやく見つけたのが、強羅温泉の一番高いところにあり、大涌谷へのロープウエイの始発駅すぐ横の早雲閣だった。
早雲山の中腹にある頓狂楼 早雲閣」の通常慮金は18,000円〜だが、期間限定・平日利用の企画品で15,000円(税別)を見つけた。
風呂は内湯・露天風呂とも日本温泉協会認定の掛け流しだ。
平日2人1室(BT)利用 一人15,750円(税込み)
早雲山中腹、ロープウエイ始発地点に建つ早雲閣。
日本温泉協会の掛け流し認定証。これを掲げているのは温泉旅館の1%に過ぎない。
標高800mにあり、旅館から大涌谷の噴煙が見える。
大正14年開業。建物は大正14年築で平成14年改装。鉄筋一部木造の3階建てで純和風。部屋数は20室と小規模。
案内された部屋は12畳のゆったりした和室(BT付き)。4畳程度の広縁からは、大文字焼きが行われる明星ヶ岳が望める。
屋根のついた露天風呂。
一度に5〜6人が入れる程度で大きくはないが、ご覧の様に掛け流し。前方に自然木の柱で支えられた東屋がある。
滞在中に4回入浴したが、他の人とはほとんどぶつからず、湯船を独占した。
女性用は男性用の3倍程度大きいようである。
20人程度が入れる大きな内湯は、かなり古びているが、かえって趣がある。ここも掛け流しで自家源泉の温泉の泉質はやや赤みがかった硫酸塩泉。(濁り湯の会会員旅館)
入浴しながら肌をこすると、キュッキュッとなるような感触だ。
湧出温度は61.4℃、湯量は161リットル/分。
他に2本の源泉を持つが、現在の1本で余裕があるので利用していないそうだ。
夕食・朝食とも部屋食。お料理を出してくれた仲居さんは、これまで宿泊した旅館の中では最長老、推定75歳〜80歳、思い食器に入れられた料理を運び、サーブしてくれるのが申し訳なかった。
開発された箱根山なので、山草や川魚などの食材はない。したがって夕食はごく標準的な会席料理。とは言え、不満が残るようなコースではなかった。
強羅温泉・頓狂楼 早雲閣  (神奈川県)
箱根温泉郷と言えども、加温・加水無し、源泉100%掛け流しの旅館は少ない。そんな貴重な旅館・早雲閣に宿泊した。