所在地 : 足柄郡箱根町小涌谷(あしがらぐん はこねまち こわきだに)

東海道の要所にあり、関所が設けられた箱根は、江戸時代から温泉地として栄えてきた。
険しい峠道が続く山深い土地柄なので、大きな温泉地は育たず、早川沿いに湯本、塔之沢、堂ヶ島、宮ノ下、底倉、木賀に芦の湯を加えた箱根七湯が生まれ、様々な人々が湯治にやって来た。

現在の箱根は富士箱根伊豆国立公園の中にあり、箱根山のいたる所で泉質の異なった温泉が湧き、数え切れないほどの旅館
・ホテル・日帰り温泉施設・ペンション・土産物屋・レストラン・食事処等が観光客・入浴客を迎え入れている。

また、富士山を背景に、芦ノ湖・大湧谷・湿生花園・ススキ野・トレッキングコースなどの自然、それに数多くの美術館やテーマ館が箱根の魅力をさらに高めている。

国内外から箱根にやって来る観光客は年間2000万人弱、宿泊客だけでも500万人に上る。
京都と並んで我が国最大の観光地であり、「町」という単位で見れば、比較するところがないダントツの日本一である。


データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にHPなどでご確認ください。)
住 所 神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1297
電 話 0460−82−4111
交通機関 西湘バイパス箱根口ICから国道1号を芦ノ湖方面へ約12km
箱根登山鉄道箱根湯本駅から箱根町行バスで約20分
日帰り入浴時間 9時〜18時
入浴料金 大人1,650円(フェースタオル、バスタオル貸与)
宿 泊 224室(洋室215 和室9)
料金は、時期・曜日・プランなどにより大きく変動するので、ホテル小涌園HPを参照。
泉 質 ナトリウムー塩化物温泉(循環ろ過)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴施設 内湯男女各1 露天風呂男女各1
観光スポット 芦ノ湖、箱根神社、箱根関所、箱根駅伝ミュージアム、成川美術館、旧街道杉並木、畑宿(箱根寄木細工)、恩賜箱根公園、観光船、大涌谷、仙石原、駒ケ岳、多数の美術館、テーマ館各所での富士山観望、富士五湖、
お土産・食事 沿線に多数。土産の筆頭は箱根寄木細工
近くの温泉 湯本、塔之沢、宮ノ下、強羅仙石原温泉芦の湯芦ノ湖など箱根20湯七沢温泉、広沢寺温泉、飯山温泉、鶴巻温泉、中川温泉
箱根町HP
観光協会HP
旅館組合HP
ホテル小涌園HP
http://www.town.hakone.kanagawa.jp/
http://www.hakone.or.jp/
http://www.hakone-ryokan.or.jp/
http://www.hakoneho-kowakien.com/
雑記帳 箱根の楽しみは数多くある美術館巡りである。
「箱根彫刻の森美術館」「箱根美術館」「「箱根芦ノ湖美術館」「成川美術館」「ポーラ美術館」「リ・カーブ箱根美術館」「箱根ラリック美術館」等だ。
中でも芦ノ湖を真下に臨む素晴らしい眺望を持つ成川美術館は平山郁夫をはじめとする現代日本画家の作品を多数展示しており、箱根に行かれた際は是非お立ち寄りください。

また、仙石原にある「ポーラ美術館」は、ガラスを多用したモダンな建物で、ルノワール・ドガ・セザンヌ他の印象派のコレクションが充実している。
温泉名 : 小涌谷(こわきだに)温泉 

日帰り入浴は、9時〜18時、大人1650円と高いがバスタオル・フェイスタオルが無料で貸し出される。
蒸気で造った温泉で、かつ循環ろ過加水加温であり、温泉重視の方は、わざわざこの料金を払って入浴する必要はないだろう。
別棟の日帰り温泉施設・ユネッサンは別料金で、詳細はこちら

露天風呂付大浴場 せせらぎの湯

小涌谷が賑わいを見せるのは、戦後になってからだ。昭和34年(1959年)に建てられた箱根ホテル小涌園は、箱根における大型ホテル第1号とも言える宿で、小涌谷温泉を大きく発展させた。
部屋数は224室で、洋室が215室、和室は僅か9室のみである。標準料金は20,000円からだが、時期・宿泊人数・曜日・プラン等により大きく変動し、バイキングで12,000円前後のプランもある。

部屋数の多さから、ハイシーズンでも予約を取れる可能性が高いが、一方で団体の宿泊も多い。
今回、孫達を連れての夏休み冒頭土曜日の急な予約だったが、案の定、部屋が空いていた。
但し、料金は、平日泊に慣れている身には、ぎゃ〜と声をあげるレベルだったが、孫達をユネッサンで遊ばせたかったので、これには目を瞑った。

テラスの目の前に広がるのは、三井総本家の別荘庭園として大正3年(1914年)に造られた庭園だ。

じゃらんのクチコミ評価は、総合をはじめ部屋・温泉・食事などの各項目とも3.6前後でそれほど高くない。

孫二人と一緒

小涌谷温泉 箱根ホテル小涌園 (神奈川県)

夏休み初日の土曜日、在京の孫2人との小旅行を急遽決めたが、ハイシーズンの為宿探しが難航。ようやく温泉テーマパークのユネッサンで遊べる小涌谷温泉箱根ホテル小涌園で予約を取れた。ここは箱根で最初の大型ホテルで、正月に開催される箱根駅伝でお馴染みの宿だが、スタッフの応対やサービス面で不満が残り、パブリックスペースや客室の老朽化も否めなかった。

夕食は和洋中のビュッフェスタイル。例によって盛り方がひどい。アルコール類はもちろん、ソフトドリンクも別料金だ。

内湯は、20人が一度に入れる大きさで、客室数に応じた規模の風呂だ。
内湯はタイル張りで風情に欠けるきらいがあるが、大きな開口部から見る緑豊かな木々が
これを補ってくれる。

お土産に持ってきたLEGOを組み立てる。
こちらはツインにエクストラベッド。年齢も書いたが、孫達の室内着は置いて無かった。

ロビーでのフラダンスショーを見る孫達。長女は部長昇格試験準備のため、旦那と子供(孫)二人との旅。

昭和34年築と古いこともあって、天井が低く、部屋数の割にはパブリックスペースが狭い。

367号室、スタンダードツイン(30u)絨毯が汚れ、トイレ狭くて入り難く、防音も不十分。窓からの眺めは緑豊か。

和食の品数多いが、洋食の方がややか? それでも、夕食より、満足度が高かった。

箱根特産の寄木細工は木材の色彩と木目を活かしながら寄せあわせ、精緻な幾何学文様を作りだした木工芸品。ピンからキリまであるので、箱根土産としてお薦め。

箱根観光スポットの一つ、箱根ロープウエイで行く標高1044mの高所にあって、噴煙舞う大湧谷。自噴する温泉で茹でる黒玉子が名物だ。

神山と浅間山の谷間に位置する小涌谷温泉。明治10年代後半に温泉場として開発され始め、明治16年にはた三河屋旅館が開業した。
現在の源泉数は22本で、総湯量が2000リットル近くと豊富、各宿も自家源泉を有している。

● 夕食・・・館内には、4ケ所の食事処がある。当日はブッフェ グランヴェールで、和洋中のバイキング。

風 呂

ステーキも。

ヨーグルト

デザート

●朝食

施設名 : 箱根ホテル小涌園(こわきえん) 

江戸時代、箱根には上記の通り「箱根七湯」と呼ばれる温泉があった。
その後、鉄道・道路などの整備により数が増え、明治から昭和にかけて「大平台」「小涌谷」「強羅」「宮城野」「二ノ平」「仙石原」「姥子」「湯ノ花沢」「蛸川」「芦の湖」が加わり「箱根十七湯」と呼ばれた。
最近では、さらに「早雲山」「大涌谷」「湖尻」を入れて箱根二十湯とも呼ばれている。

温泉地によって、周囲の自然・風景、温泉街の規模・雰囲気、宿泊料金・温泉の泉質などが異なり、バラエティに富んだ温泉・宿選びを出来るのが箱根温泉郷の特色だ。
箱根旅館組合のホームページによれば、加盟旅館だけで103軒に達している。

小涌谷温泉は、標高610m、西湖バイパス箱根口ICから国道1号線を芦ノ湖方面へ約12km走った先にある。年始に開催される箱根駅伝のルート上にあって、ホテル小涌園前は小旗を振る見物客で溢れかえるお馴染みのスポットだ。

小涌谷はかって、噴煙が舞い上がる地であったため、小地獄と呼ばれていたが、明治天皇が行幸の折、地獄は不吉との理由で小涌谷と改名された。

ホテル小涌園

元箱根の成川美術館から見る芦ノ湖・富士山・海賊船の3点セット。

露天風呂も20人規模。あまり高価とは思えない自然石で縁どっている。木々の緑は、内風呂よりぐっと迫ってくる。温泉は、自然湧水を混合した水を、地底から吹きあがる蒸気に通して温泉を造成したも。泉質はナトリウムー塩化物温泉、これを加水加温循環ろ過している。

ホテル小涌園に付属する大型日帰り温泉施設、箱根小涌園ユネッサン。「水着で遊べるアミューズメント ユネッサン(写真)」と「和風情緒溢れる露天風呂 森の湯」がある。

家内の母親・妹と宿泊した躑躅で有名な「芦ノ湖温泉 山のホテル」と付属するサロン・ド・テ・ロ ザージュのスイーツ

小田急線のシンボル、ロマンスカーが湯本駅に到着。

料 理