住 所 山梨市三冨川浦1140
電 話 0553−393−2111
交通機関 中央自動車道勝沼ICから国道140号線他で約20km
JR中央本線塩山駅からタクシーで約20分
施 設(日帰り用) 湯上り処、売店、駐車場80台
泉 質 アルカリ性単純温泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 宿泊者は24時間
立ち寄り湯は11時〜18時 予約不要
定休日 無休
入浴料金 大人1、500円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1 混浴露天風呂1(夜明けから朝8時までは女性タイム)
浴室備品(日帰り客) シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー (値段からしてタオルが付くかもしれないが未確認)
観光スポット ・地元:笛吹川フルーツセンター、苺・桃・ブドウ狩り、桃開花鑑賞、西沢渓谷・ハイキング
・近郊:昇仙峡・富士五湖・清里
お土産・食事 食事は甲府盆地各所に多数、土産は館内で可。ブドウ・桃がお薦め。
近くの温泉 石和温泉・湯村温泉・嵯峨塩温泉・裂石温泉・塩山温泉・笛吹川温泉・一宮温泉・岩下温泉・御坂温泉・ももの里温泉・山宮温泉など多数(日帰り施設多し)
山梨市HP
山県館HP
http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/
http://www.eps2.comlink.ne.jp/~yamagata/
雑記帳 一宮は日本一の桃の生産地・勝沼は日本一のブドウの生産地。気候によって出荷時期が少し前後するので、インターネットで事前に情報を入手、又は知り合いの直売所(国道20号線バイパス沿線)を一軒作って、タイミングよく、桃・ブドウ狩り、あるいは土産として買い求めたい。値段はそう割安にはなっているようには思えないが、スーパーなどで見かけない大粒・大きな房のブドウや鮮度のいい大きな桃を買い求めることができる。
施設名 :山県館  (宿泊日:2005.7.17 )
温泉名 : 川浦温泉
所在地 : 山梨市
関東に住む人でも県庁所在地の甲府市は知っていても、県名と同じ名前の山梨市の存在を知らぬ人がけっこう多い。
2005年3月、近隣の町村と合併して市域を広げた山梨市は、JR中央線・中央自道車道・国道20号線を通じて首都圏から100kmの地域圏にある。

市域の標高差が300m〜2000m、面積の80%を森林が占め、北部の甲斐甲武ヶ岳に代表される秩父山系や西沢渓谷などは、秩父多摩甲斐国立公園の区域内にある。

山梨県と言えば、ブドウや桃などの産地であるが、同市にもワインメーカーが数多くあり、
市営の笛吹川フルーツ公園では一年を通じて、さまざまの果実が生産されている。

東京の実家往復の際には中央道を利用するが、果物の季節には、国道勝沼ICまたは一宮長御坂ICから国道20号線に降りて、沿線上のブドウ(勝沼)や桃(一宮)を買うのを楽しみにしている。
川浦温泉・山県館 (山梨県)
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
2006年7月7月17日、いつものJAふえふき・富士見の直販所に寄って、贈り物と自宅用に大量に注文。写真では分からないが巨大な桃だ。
山梨県といえば団体・歓楽型の石和温泉しか知らなかったが、県下を周り始めて、けっこう見逃せない温泉があちらこちらに点在しているのが分かってきた。

西山温泉・奈良田温泉・下部温泉・増冨ラジウム温泉・・・そして川浦温泉。

お国柄、山梨県のいたるところに信玄公縁の温泉があるが、ここ川浦温泉もその一つだ。
武田家の菩提寺・恵林寺には、信玄が武田24将の1人、山県三郎昌景に川浦温泉の開発を命ずる指図書が残っている。


中央自動車道勝沼ICから約20kmあまり、武州往還(国道140号線)を秩父に向かって走り、次第に山影が濃くなってきた国道沿い、安政3年開業の一軒宿・山形館が笛吹川谷を見下ろす地に建っている。
眼下に笛吹川を見下ろす川浦温泉
国道140号線沿い、品格ある外観
日曜日 2人1室(BT付) 1人18,000円〔税込)
モダンなラウンジ
笛吹川の渓流を見下ろせる10畳の立派な和室に広縁、その向こうにベランダ。
湯上り処
東京の両親の介護・看病による睡眠不足だったので、奈良へ戻るための中継地として、今回は、100km強の近場、甲府周辺の温泉宿を探した。
当初は、「日本秘湯を守る会」のスタンプ集め(10ヶ所泊で1泊無料招待)の目的もあって、「嵯峨塩温泉・嵯峨塩館」を予定していた。しかし、梅雨前線の停滞による豪雨が予想されたので、大菩薩岳の標高1,300mにあり、林道を通らなければならないここは断念。
代わりに、少々料金が高いが、源泉掛け流しが売り物の「川浦温泉山県館」を予約した。
  
当日、予報通りの大雨となったが、宿がよく整備された国道140号線(秩父往還)沿いなので、なんの問題もなく到着した。
(前後して、サイト仲間の「温泉たまこさん」が、大阪からこの近辺に来られていた。山形館立ち寄りを予定していたが、折からの悪天候、かなりの秘境にあると推測して断念されていた。残念でしたね「温たま」さん!
館 内
風 呂
風呂は文句なくいい。
ここの売り物は「信玄公岩風呂」。
混浴だが、夜明けから朝8時までは女性タイムとなっている。


斜面の下の方にあるが、専用エレベーターで降りるので足腰の弱い人(私も家内も)にはとても嬉しい。

そこからほんの少し、屋根付吹き抜けの風情ある廊下を下る。

9本の太い柱で支えられた屋根の下には、温度が異なる大小3つの露天風呂がある。
風呂は鋭角な岩石で仕切られ、荒々しくて信玄のイメージを思わせる。

風呂の縁は凹凸があって、自分の縄張り作って、他人の目を気にせずゆっくりと入浴できる。

眼下には笛吹川の渓流が蛇行しながら流れている。

37室(内BT付30室 T付7室)
信玄公岩風呂には3つの風呂、鋭角な岩石が荒々しい。
脱衣室側から見た信玄公露天風呂。太い柱9本で支えられた屋根があるので、豪雨の中快適に入浴できた。
大きい方の内湯。縁から湯が贅沢に流れ出ていた。ここには2つの中小の露天風呂が付属している
中くらいの大きさの内湯。小さな露天風呂がついている。
中型の露天風呂。ここも屋根がある。
右上の内湯に付属する露天風呂
風呂は、別に貸切風呂が2つあるが、1時間3000円は少々高い。

温泉は源泉を2つ持ち、一方は316リットル/分(41,2℃、pH9.5)、もう一方は990リットル/分(43.2℃、pH9.6)と、豊富な湧出量だ。

泉質は何れもアルカリ性単純温泉で、サラサラした優しい温泉だ。
風呂は午後9時に男女交代となるので、すべての風呂を楽しめる。
料 理
桜肉のたたき
量の多いしゃぶしゃぶ
先付けにアワビ!
ヤマメ
本場の桃
造り・3種盛り
高級食材をかなり使用した立派な夕食だった。夕食は部屋食。朝食は広間だが、文字通りのガランとした味気ない部屋。料金を考えるともう少しマシな処で頂きたかった。
国道140号線沿い、笛吹川を見下ろす山間にあり、すべての風呂が源泉掛け流しの温泉旅館。