住 所 長野県諏訪市湖岸通3−2−14
電 話 0266−52−0480
交通機関 中央自動車道諏訪ICから国道20号線で4km
JR中央本線上諏訪駅からすぐ。
施 設(日帰り用) ロビー、売店、 駐車場(50台)
宿 泊 62室(料金は、各種プランがあるので参照)
泉 質 ナトリウム・カルシウム炭酸水素塩泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 13時〜16時
定休日 無休
入浴料金 大人 1,500円
入浴施設 内湯男女各1 露天風呂男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 諏訪湖、霧が峰高原、白樺湖、蓼科高原、諏訪大社
お土産・食事 ソバ、蜂蜜、寒天、味噌、川魚、野沢菜など、ほとんどが諏訪湖SAや温泉街で買える。
近くの温泉 下諏訪温泉、毒沢鉱泉、蓼科高原温泉郷、奥蓼科温泉郷
諏訪市HP
諏訪市観光協会HP
諏訪湖温泉旅館
鷺乃湯HP
http://www.city.suwa.nagano.jp/
http://www.suwakanko.jp/
http://www.suwako-onsen.com//

http://www.saginoyu.com/
雑記帳
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
 上諏訪温泉 鷺乃湯 (長野県)
所在地 : 諏訪市
諏訪市は人口が約53,500人、諏訪湖や霧ケ峰高原等の自然、さらに精密工業が盛んなこともあって「東洋のスイス」と呼称されていた。
しかしながら昭和50年代から長野県全体に対する諏訪の製造品出荷額や従業者数の構成比率が凋落傾向にあり、現在、精密工業都市からハイテク産業都市を標榜し、懸命の立て直しを行っている。


諏訪湖は、周囲15.9km、面積12.9平方kmの県内最大の湖。冬になると湖が結氷して亀裂が入る御神渡(おみわたり)とよばれる現象が見られていたが、近年、温暖化が続き、ほとんど起きない。
しかし、仲居さんから、今年(2006年冬)は珍しく寒さが厳しく、御神渡があったと聞いた

温泉名 : 上諏訪温泉
上諏訪温泉は、諏訪大社と下社の間、国道20号縁から一本内側に入った諏訪湖東岸に大小の旅館・ホテルが建ち並ぶ。
上諏訪駅から湖畔一帯にかけて、いたるところで温泉が湧き出ている。源泉数は12ヶ所、湧出量は一日当たり15、000キロリットル、平均温度が65℃の高温泉である。

宿泊施設は約70軒、その内、旅館・ホテルは20軒程度である。
日帰り施設としては、日本で最初のスパ施設・片倉館、諏訪湖間欠センター、市営浴場の精進湯、諏訪湖サービスエリア(上り・下り)のハイウェイ温泉諏訪湖がある。

温泉街は、霧ヶ峰・蓼科・美ヶ原・白樺湖など日本を代表する高原リゾートに近いので、観光・行楽拠点としても利用されている。
施設名 : 鷺乃湯 (宿泊日:2006.3.17)
一部
原田泰治美術館
上諏訪温泉の中で、老舗旅館といえば、1848年、甲州街道沿いで問屋の「布屋半助」として創業し、後に旅館に転業した「ぬのはん」。
それに創業1905年、大正まで敷地内から湧き出ていた温泉が硫黄泉で、浴槽に付着した湯の華が白かったことから名称された「鷺乃湯」がある。

実家の東京への550km(中央道利用)の中継地点として、上諏訪温泉を選び、ホームページで安い企画をPRしていた鷺乃湯に予約を入れた。

久しぶりに設備が充実し、部屋数が60を越える大型旅館の宿泊となった。豪華な館内、行き届いたサービス、幾つもの風呂を味わえて、料金からして十分満足できる一泊となった。
宿泊の翌日、ここを訪れた。
諏訪市出身の画家・原田泰治の、素朴で郷愁に溢れた作品を鑑賞出来る。
平日1室2人利用・1人12,000円(税込)
 館 内
建物は諏訪湖に面し、堂々の構え。本館の背後に7〜8階の新館が聳える。
ロビーは広く、絨毯にも汚れが無い。
フロントの接遇も悪くない。
本館から宿泊棟への長い廊下。広い中庭に孔雀が放たれていた。
途中に足湯・浴室への入口がある。
エレベーター前の空間も広く、開放感たっぷりだ。
浴室への入口。ずいぶんと贅沢なスペースが取られている。部屋に案内される途中、これらの場所を通り過ぎて、宿泊料12,000円でいいのか、と思ってしまった。
諏訪湖から見る「鷺乃湯」は、もう一つの老舗「ぬのはん」の隣にあって広い敷地に、本館と背後の宿泊棟が威風堂々、周囲を睥睨しているように見える。(遡ると2つの旅館オーナー同士が姻戚関係にあったようだ。)
前を通る湖岸通りは、市内の幹線道路の一つなのだろうか、交通量が非常に多い。

鷺乃湯の客室数は、すべてBT付で62室。洋式のシングルが9室あるが、これはビジネス客用だろう。

案内された部屋は10畳の品格ある和室に絨毯がしかれた広い広縁。
窓からは本館越しに諏訪湖、それに千人風呂で知られた日帰り施設・片倉館の洋風の塔が見えた。

宿泊料金は、休前日で15,000円前後からだが、平日利用だと1万円強のプランもある。宿泊人数・利用曜日・季節によって変動するのでr鷺乃湯HPを参照ください。
風 呂
男女別に内湯と露天風呂(樽風呂付)がセットになった2つの浴室がある。
大小の違いがあるが、両方の内湯は桧だろうか、湯船の縁にはそれが使われて、内側はタイル張りだ。
白壁の塀に囲まれた露天風呂が良い。ちょうど能舞台のような木造の床に、底も木製の露天風呂が切られている。上には頑丈な柱と梁で支えられた立派な屋根が付き、一段と風情を増している、
ガイドブックでは、一部(又は準)掛け流しとなっているが、どうやら、内湯と露天風呂は循環のようで、それぞれの露天の横に付いている大きな樽風呂が加水・加温無しの完全掛け流しらしい。
この風呂の湯は、やや温めでまろやかな感触だった。

温泉は、100mの浅い場所から汲み上げている2つの源泉の混合泉で、泉質はナトリウム・カルシウム炭酸水素塩泉、色が少し茶色がかってる。
脱衣所
化粧台
料 理
寒天ゼリー
アスパラ等の煮物
カレイ等の天麩羅
ウナギの蒸篭蒸し
リンゴのグラタン
鴨鍋
山芋・湯葉のあんかけ
岩魚・鯉などのお造り
夕食は部屋食・朝食は広間で取る。凝った器に乗せられて料理は、宿泊料金からして期待以上のものだった。
きれいな食器に盛られた朝食
鷺乃湯前の諏訪湖
諏訪湖畔に建つ鷺乃湯