諏訪市は長野県南信地方の市で、標高760mの高地にあり、人口が約5万人余。諏訪湖や霧ケ峰高原等の自然、さらに精密工業が盛んだったこともこあって、かっては「東洋のスイス」と持てはやされていた。
諏訪湖は、周囲15.9km、県内最大の湖で、冬になると湖が結氷して亀裂が入る御神渡(おみわたり)と呼ばれる現象が見られるのが有名だ。
諏訪大社は諏訪市の上社本宮など4つの社(やしろ)から成り、全国に10,000の分社を有しており、7年毎に行われる豪壮な御柱祭(おんばしらまつり)がよく知られている。
御柱祭は諏訪大社に伝わる神事で、祭りの勇壮さは他に類がなく、日本を代表する奇祭だ。
長さ20メートル、太さ3メートル、重さ10トン以上もの大木を、氏子総勢で引き出し、4つの宮の社の四隅に各1本ずつ計16本建てるという一連の祭りは、諏訪人の血を熱くする。
施設名 : 精進湯(しょうじんゆ) (入浴日:2012.8.14)
閉 館
すべてタイル張りで清潔感が漂う。透明な単純泉は鮮度がよく42℃の適温だった。
日没時の諏訪湖
諏訪湖畔に高層旅館が立ち並ぶ上諏訪温泉には、別府温泉に次ぐという80数カ所の共同浴場があるが、大部分が地元専用(通称、じもせん)だ。
その中で、一般客も入浴出来る数少ない市営の共同浴場・精進湯で入浴した。
住 所 | 諏訪市諏訪1丁目5−16 |
電 話 | 0266−58−1894 |
交通機関 | 中央自動車道諏訪ICから国道20号線で約7km JR中央線上諏訪駅から徒歩10分 |
施 設(日帰り用) | 特になし。駐車場は目の前の大きなコインパーキングを利用。 |
宿 泊 | 不可 |
泉 質 | 単純温泉(循環はしていないが塩素系薬剤を使用) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間・料金 | 午前7時〜午前10時 午後2時〜午後8時 大人250円 子供(小学生)110円 |
定休日 | 毎週月曜日 |
入浴施設 | 内湯男女各1 |
浴室備品 | シャンプー類無、ロッカー |
観光スポット | 諏訪湖、諏訪大社、霧が峰高原、白樺湖、蓼科高原、美ヶ原 |
お土産・食事 | 駅前、温泉街に多数 |
近くの温泉 | 下諏訪温泉、蓼科温泉、蓼科高原温泉郷、奥蓼科温泉郷 |
諏訪市観光協会HP 旅館組合HP |
http://www.suwakanko.jp/ http://www.suwako-onsen.com/ |
大きなコインパーキングの真ん前、3階建ての建物の1階にある。
5,6人が一度に入れる大きさ。
カギ付き脱衣箱なので安心。
日本最初の日帰り温泉施設と言っても良い片倉館。
諏訪温泉には別府に次ぐ80数カ所の共同浴場があるが、大部分が「じもせん(地元専用)」で、外来者は入浴できない。
その中にあって、精進湯は、数少ない誰でも入浴できる市営の営共同浴場である。
この施設はまぐぞーさんのサイトで知った。
JR諏訪駅から国道20号線を350mほど南下し、信号機のある諏訪1・2丁目交差点を左折してすぐ、広いコインパーキングに面して立つ鉄筋3階建てのビルの1階にある。
右側にはラーメン屋があって昼食時だと便利だ。
館内は典型的な共同浴場の庶民的な雰囲気。
浴室は床も壁も浴槽もタイル張り、いたってシンプルな造りだが清潔感がある。
浴槽は2m50x2mほど、透明な単純温泉が底に垂らされたパイプを通じて注がれるが、別の蛇口をひねっても温泉が出る。
掛け流しだが、市営であり入浴客も多いのだろう、塩素系薬剤を使用しているとの表示があった。
浴槽内に設置されたデジタル温度計は42℃を示していた。
上諏訪温泉は、JR中央本線上諏訪駅にほど近く、諏訪湖に面する湖岸通りとその東側の道路辺りに大型旅館・老舗旅館が集中している。
諏訪湖の湖畔にあるので、山国信州にあって山峡、渓谷、山里に湯煙りを上げる他の温泉と比べて開放的で明るい雰囲気がある。
源泉数は400とも500ヶ所とも言われており、総湧出量は1分あたり10,000リットルを超えるようだ。
このため、20軒ほどの旅館・ホテル以外にも一般家庭・官公署・会社・学校などにも配湯されている。
意外と知られていないのが共同浴場の多さで、市の水道温泉課が管理している場所だけで80ヶ所を超え、この数は別府温泉に次ぐ数だ。
ただ地元の人しか入れない浴場がほとんどで、地域住民以外が入れるのは、よく知られた片倉館、分かりやすい所にある共同浴場・精進湯、マニアに知られた大和温泉など10ヶ所足らずである。