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所在地 : 榛原郡川根本町
温泉名 : 寸又峡(すまたきょう)温泉
施設名 : 奥大井観光ホテル翠紅苑 (宿泊日:2006.6.30)
住 所 静岡県榛原郡川根本町寸又峡 
電 話 0547−59−3100 
交通機関 東名静岡ICから国道362号線・県道17号線で約60km
東名相良牧之原ICから国道473号線・362号線・県道17号線で約60km
大井川鉄道千頭駅からバスで40分、寸又峡温泉下車
施 設(日帰り) レストラン(昼食可)・ラウンジ・売店・駐車場(20台
宿 泊 42室 2名1室10,650円〜22,000円
季節・曜日・人数・部屋などによって変動するので、下記HP参照のこと
泉 質 単純硫黄泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 11時30分〜21時(週末入浴の場合は要確認) 
定休日 無休
入浴料金 大人 600円
入浴施設 内湯男女各1 露天風呂男女各1
浴室備品(日帰り) シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー、ロッカー
観光スポット 大井川鉄道SL列車(1日1往復)、夢の吊橋、尾崎坂展望台、キャンプ、トレッキング
お土産・食事 特産品は川根茶(茶園に立ち寄って買い求めるのが楽しい)
館内レストランで昼食、売店で土産物可
近くの温泉 接岨峡温泉・千頭温泉・白沢温泉
川根本町HP
観光協会HP
翠紅苑HP
http://www.town.kawanehon.shizuoka.jp/
http://www.okuooi.gr.jp/
http://www.suikoen.jp/#start
雑記帳 両親の介護・看護のための帰京、しばらく中央道利用が続いたので、久しぶりに名神・東名で東京に向うことにした。
一泊をどこの温泉にしようか地図とガイドブックを睨みながら探した。
最後に決めたのが、東名の相良牧之原ICから南アルプスに向って60kmも北上、最深部にある秘湯・寸又峡温泉だった。
川根本町は静岡県の中央部にあり、大井川の中・上流域に位置して、町域の94%が森林だ。
地勢は起伏に富んでおり、町域内の標高差は2,400m以上に及ぶ。
また、「鵜山の七曲がり」を始めとして山岳地帯の河川に多い「嵌入蛇行」の典型例が見られる。
町域は全国的に知られる「川根茶」の産地で、天皇杯や全国品評会で産地賞などを多く受賞しており、農業生産額では、ほとんどを茶が占めている。

農家1戸あたりの経営耕地面積は平均0.41haと、県平均の0.69haの60%に過ぎず、経営規模は小さいが、その分、自園自製の手摘み茶園が多いのが特徴だ。

町へのアクセスルートとしては国道362号、国道473号、県道島田金谷線と川根寸又峡線がある。

町内には、SL列車で知られる大井川鉄道が走っており、これを利用する観光に人気が集まる。
町域には接岨峡温泉・千頭温泉・白沢温泉そして寸又峡温泉の4つがある。
「21世紀に残したい日本の自然100選」「新日本観光百選」に選ばれた寸又峡。
年配の方なら、寸又峡といえば、猟銃立て籠もり事件を思い浮かべるだろう。この事件で寸又峡温泉は全国的に知られることになった。

東名高速道路相良牧之原ICから大井川に沿って走る国道473号線・362号線で北上すること50km、最後に県道17号線(川根寸又峡線)で10km、ようやく南アルプス最南端の峡谷にある寸又峡温泉に到着する(静岡ICから60km)。
途中,、右手に大井川を見ながら走る国道は2車線だが、最後の県道は1.5車線の所も多く、ガイドブックの「最後の秘境・奥大井」の表現に相応しいアクセス・ロケーションだ。

温泉街と言えるものはなく、県道の途切れる山懐の斜面に沿って、民宿を含めて10軒余りの旅館と1軒の公衆露天風呂が点在している。
湯は、温泉街の奥の谷間、地下60mから(ボーリング後)自噴する単純硫黄泉を引いている。
奥大井観光ホテル翠紅苑(すいこうえん)は、温泉街の一番手前にあり、寸又峡温泉で最も大きな旅館である。
部屋数は
42室(和室32・洋室10)、白壁の外観、和洋折衷のパティオを囲んで本館・宿泊棟が建つ。

温泉旅館のガイドブックに度々登場する翠紅苑だが、ロビー・ラウンジは、庄屋造りの和にアールヌーボーの雰囲気を取り入れ、全体を古代色でまとめ、「大正モダン」という表現とは少し異なる新感覚の設計だ。

宿泊棟は藍染館・竹翠館・紅葉館の3棟からなり、何れも平成に入って改装・建設されたので、廊下・階段・部屋どこも真新しく清掃も行き届いている。
割り当てられた部屋は、10畳の和室にBT・広縁がついていてゆったりと寛げる。
金曜・2人1室BT付 1人13,800円
食 事
風 呂
さすが茶どころ、出されたお茶は美味しかった。
斬新な設計のロビー すべて間接照明だ。
自在鉤があるラウンジ
黒塗りの木材に白壁の外観、水車が回っている。
寸又峡温泉入り口 奥に大きな駐車場。
かっての源泉(湯山温泉)は、発電導水管の施設により失われた。
24年後の昭和32年、ボーリングによって単純硫黄泉・泉温43.6.℃・640リットル/分の温泉を掘り当てた。

残念ながら循環だが、かなりヌメリ感があり、露天風呂では、日光のためだろうか僅かに白濁していた。
機能的、かなり大きい内風呂。
竹垣で囲まれた中型の露天風呂。
高級感のある脱衣室。
湯上り処
夕食は広間又はレストラン、朝食はレストランで頂く。部屋食を好まない私達には嬉しかった。

夕食が凄い!
ご飯を含めて全15品。
もうこれが最後の料理、と思うこと3度。ボリュームばかりでなく、一手間かけた料理も多く、宿泊料(13,800円)からして、とても割安に思えた。

パティオに面する上品なレストラン
朝食
最後の秘境と呼ばれる南アルプスの最南端・寸又峡に湯煙をあげる秘湯。マスコミ・ガイドブック等で度々紹介される和風モダンな温泉ホテルは、風呂は平凡だったが、料理は質量ともに満足できた。
寸又峡温泉・奥大井観光ホテル翠紅苑 (静岡県)
家内の実家が数10年購入している及川さんの茶園を訪問
山の斜面に茶畑が広がる。
 寸又峡温泉近くは隘路だ。
蛇行する渓流
寸又峡温泉開湯時の取り決めが今も生きている。
・立て看板禁止
・ネオン禁止
・芸者を置かない
寸又峡温泉直前の県道17号線。