住 所 高山市奥飛騨温泉郷神坂555
電 話 0578−9−2801
交通機関 長野自動車道松本ICから国道158・471・県道475号線で約65km
東海北陸自動車道飛騨清見ICから国道158・471・県道475号線で約60km
JR松本駅(松本電鉄バス)→平湯(濃飛バス)→新穂高温泉
JR高山駅(濃飛バス)→新穂高温泉
施 設(日帰り用) 休憩所・売店・駐車場(30台)、食事付き入浴可(広間・予約必要) 駐車場(約30台)
宿 泊 14室(BT又はT付きは無し、一部洗面付き)
 平日   13、800円〜20,100円
 休前日  14、850円〜21、150円
チェックイン 午後3時 チェックアウト 午前10時
料金は変更されるので、下記ホームページ参照のこと。
泉 質 単純泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 8時〜20時(日帰り) 宿泊者24時間可  
定休日 年中無休
入浴料金 800円(タオル付) 貸切露天風呂+大露天風呂1500円
宿泊客はすべて無料
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂混浴1、女性用露天風呂1、貸切露天風呂3
浴室備品 (立ち寄り)内湯にはシャンプー、ボデイソープ、、ドライヤー露天風呂に洗い場はない。
観光スポット 新穂高ロープウエー、上高地、乗鞍高原、乗鞍スカイライン、平湯大滝、フィッシング
お土産・食事 飛騨牛、岩魚、あまご、鮎(土産は下記観光協会HPから)
近くの温泉 平湯温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、福地温泉白骨温泉、さわんど温泉、中の湯温泉、坂巻温泉、上高地温泉など多数
高山市HP
観光協会HP
佳留萱山荘HP
http://www.city.takayama.lg.jp/
http://www.okuhida.or.jp/
http://www.karukaya.co.jp/
雑記帳 数々の温泉雑誌・図書があるが、上述した「日本の秘湯を守る会」監修の図書「日本の秘湯」は私が購入(2000年6月)したもので第12版を数える隠れたベストセラーである。全国、約130の秘湯が掲載されており、大きな旅館でなく、秘湯ムードたっぷりの中小旅館が紹介されている。
お買い求めの情報は下記からアクセス。
http://www.spa.or.jp/hito/info.htm
普通、露天風呂は低いアングルから撮影して風呂を大きく見せるが、「大露天風呂(混浴)」にはそんなテクニックが必要なく、見上げるような巨岩に囲まれた露天風呂は文句なしに大きい。
いくら離れても、風呂全体を撮影することは不可能だ。
しかしただ広いだけでなく大小の岩で随所に凹凸が設けられ、自分の城を確保できる。

視界いっぱいに奥飛騨の山々が広がり、すぐ横を蒲田川の急流が瀬音を立てて流れる。
渓谷の冷涼な空気も快い。
これほど壮大で爽快な露天風呂は、日本中探しても無いのではないか。

風呂は大部分が腰まで来る深さで、癖の無い単純泉はサラサラとして快い。
色は深いところでは緑色、浅い所ではブルーに見える。
湯の温度は温めで、幾らでも浸かっていられるが、冬季は少し寒いかもしれない。

混浴だが、女性はこの大きさとタオル巻きが許されているので入浴しやすいだろう。
合併前の旧上宝村には平湯・新平湯、栃尾・福地・新穂高温泉の温泉地があり、これを総称して奥飛騨温泉郷と言う。日本でも有数の湯量を誇り、日本一の露天風呂王国でもある。

この奥飛騨温泉郷の最も奥深く、槍ヶ岳・穂高連峰を源とする蒲田川の渓流に沿った温泉地が新穂高温泉である。
源泉が異なった温泉が数多く湧出し、それゆえ、ホテル・旅館はもちろんのこと、民宿・ペンションに至るまで露天風呂を有する。

また、それらの露天風呂からは、穂高岳・槍ヶ岳等の秀麗な峰々を仰ぎ見ることができる。

当温泉地からは、モンブランに続く世界第二位の新穂高ロープウェイが出ており、気軽に穂高連峰を盟主とする雄大な北アルプスを眺望できる。
当地には共同浴場が三つあるが、温泉雑誌・図書で必ず紹介される「新穂高の湯(混浴)」が最も知られている。
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
新穂高温泉・水明館佳留萱山荘 (岐阜県)
温泉名 : 新穂高温泉
所在地 : 高山市奥飛騨温泉郷
 施設名 : 水明館佳留萱山荘 (最終入浴日:2006。5.27)
水明館佳留萱山荘(すいめいかんかるかやさんそう)は東海一は勿論のこと、日本でも有数の巨大露天風呂(掛け流し)を持つ旅館だ。
新穂高温泉を流れる鎌田川の急流。
奥飛騨温泉郷のシンボルである公共浴場・新穂高の湯(混浴)
温泉巡りを始めて間もなく、まだ現役の2001年6月、温泉仲間のARご夫妻と共にここに宿泊した。

この旅館を選定した理由は、東海地区最大の露天風呂とリーズナブルな宿泊料、それに、「日本秘湯を守る会」の会員旅館であったことである。

以来、2003年8月、2006年5月と立ち寄ったが、その度に風呂が増え、現在はただでさえ大きな露天風呂と湯が繋がって、さらに滝湯・岩窟風呂が新設され、貸切露天風呂も3ヶ所に増えた(他に、館内には宿泊者専用の男女別内湯がある)。

一方、木造2階建ての古びた旅館は昔と変わらず、ロビーは狭く雑然としており、トイレもバスも無い部屋が14室あるのみだ。(一部は洗面所すら無い)

昨今、秘湯の宿が和風モダンな高級旅館に変身する中、宿を放っておいて、専ら露天風呂に対してのみ投資している経営姿勢がユニークだ。
もっとも、これはここを所有している下呂温泉の大型旅館・水明館の経営事情によるものかもしれない。
その代わりに日帰り入浴は積極的に受け入れており、最近は敷地内に休憩所も設けられた。


食事は夕食・朝食とも広間で取り、夕食の飛騨牛の朴葉焼・鮎/岩魚等の渓流魚・山菜を中心にした料理で、宿泊料金の割にはなかなかのものだった。
(これは5年前だったが、現在もメイン料理はその頃と一緒だろう。)

露天風呂
地元の食材中心の夕食
夕食・朝食はここで
露天風呂はこの手前にまだ広がり、さらに新設された滝の湯・洞窟風呂に繋がる。単独の露天風呂としては東海一は勿論、日本全体でも3指に入る大きさで、その上とても深い(左側)。
唯一の欠点は、あまりに広すぎるのであちこち移動したくなり、落ち着いて入浴できなくなる恐れがることだ。
現に私もこれまで3回入浴したが、いつもあちこち歩き回り、落ち着かない入浴をしてしまった。

この他、木の柵で囲まれた女性専用露天風呂、3つの貸切露天風呂が点在している。
入浴料は800円だが、1500円支払えば貸切風呂も利用できる(30分)。
本館内には男女別の素朴な内湯もあるが、これは宿泊者専用だ。

立ち寄り湯の場合、いったん本館で料金を支払い、タオルを貰って徒歩3分ほどの露天風呂に向かう。
時間の制限は無いので、心行くまで入浴を楽しもう。
滝の湯から穂高連峰方面を望む
近くに寄るのが恐い不安定な巨岩
最近完成した滝の湯・岩窟風呂
貸切露天風呂は3つある
浅い所では湯が薄いブルーに見える
飛騨地方の中央に位置していた高山市だが、2005年2月1日、奥飛騨温泉が所在していた旧上宝村を含む近隣9町村と合併し、東京都に匹敵する日本一広い面積を有する新しい高山市が誕生した。

その広さは、東海北陸自動車道の飛騨清見ICから国道158号線で奥飛騨温泉郷に向かって東へ走ってみると分かる。
市中心部を抜けるのに若干時間がかかるが、後はほとんど信号がないにもかかわらず、1時間走っても奥飛騨温泉郷の最奥にある新穂高温泉には到着しないのだ。

市域の93%が森林で占められ、山・川・渓谷・峠などで地理的に分断され、標高差も2,000mを超えるなど、地形的に大きな変化に富んでいる。

北東部には槍ヶ岳・乗鞍岳・穂高連峰などの飛騨山脈(北アルプス)を擁し、標高の最高は奥穂高岳の3,190mだ。
改定版